http://www.asyura2.com/15/hasan97/msg/884.html
Tweet |
841億ユーロをどうするのか?
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4893952.html
2015年06月21日 NEVADAブログ
ECB内でいまだに議論が続いていると言われているのが、ギリシャの銀行に対する緊急支援です。
毎週その枠につき議論がされており現在は841億ユーロにまで拡大しているとされており、この融資の担保にはギリシャ国債も含まれています。
今回IMFに対する返済が出来なかったとしましても、ECBに対する次回の返済(国債償還)は7・8月に68億ユーロとなっており、時間差が生じており、ECBとしましても自分(ECB)のところへの返済(償還)がされるかどうかを見極めたいとの意見もあるようです。
ただ、仮にギリシャ政府がIMFへの返済を停止した場合、今でも激増している預金流出が更に増えると見られており、一日あたり10億ユーロを超える引き出しが発生した場合でも緊急支援を続けていくのかという問題があるのです。
また暴落しつつあるギリシャ国債を担保に緊急支援を行っている訳であり、仮にギリシャが国債までデフォルトすればECBは莫大な損を被りますが、上記の時間差が長ければ長い程、損は膨らみます。
また、ギリシャ政府と取引のある民間業者の殆どはここ数ケ月間ギリシャ政府からお金が支払われていないとしており、政府との取引を控える動きをしています。
あとギリシャ国民も企業も納税を遅らせていると言われており、預金を解約し手元にユーロ紙幣やドル紙幣を確保しているようであり、ギリシャ政府が破綻した場合に利益を得るような形にしていると言われており、強かなギリシャ人らしい対応と言えます。
*ドラクマに戻った際に為替レートは当然ドル高・ユーロ高となりますから、今のうちにドル紙幣・ユーロ紙幣を蓄えておくのは最良の投資と見なしているのです。
ギリシャ国民に翻弄されるIMF,ECBですが、果たして勝者はいるでしょうか?
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。