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驚きの中国産食品 高級コメは「プラスチック製」です!! 最新リポート まだ、そんなことやってるの!?
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43734
2015年06月20日(土) 週刊現代 :現代ビジネス
中国の食品工場で働く男が本誌に言う。「日本人騙すの簡単。見た目を良くすればすぐ信じるでしょ。ホンモノかどうかは見た目じゃないヨ!」あんたにだけは言われたくないが、妙に納得してしまう。
■まるで化学薬品のような味
「これじゃビニール袋を食っているのと一緒じゃないか!」
インドネシア国内でいま、そんな怒りの声が上がっている。
ことの発端は5月18日、インドネシア西ジャワ州ブカシ市で飲食店を営むデウィ・セプティアニさんが、市場で買ったコメの「異常」を発見したことだ。
いつものように1kg8000ルピア(約70円)の「高級米」を購入して店に戻ったデウィさんは、さっそく料理の仕込みにかかった。
しかし、何かがおかしい。
通常、コメを炊けば水分を吸う。だがこのコメは炊いてもほとんど水が減らず、水浸しの状態。そして手触りはパラパラとしており、食べてみると食感は固く、まるで化学薬品のような味……。
このコメは普通ではない。そう直感したデウィさんはそれらの様子を写真に撮り、コメントを添えてソーシャルメディアに投稿。さらに地元の警察にも告発した。
デウィさんの投稿はまたたく間に国中に広がり、インドネシア最大のメディア「ジャカルタポスト」が記事を掲載。それが海外にも拡散して、大きな波紋を呼んだ。
さらにアメリカのメディアが、5月20日にジャカルタ警察が市内のコメ卸店を捜索、中国から密輸入された大量の偽装米を押収した、と報じた。
■しらばっくれる中国政府
そして21日。インドネシア国有の調査会社がこれらのコメを検査し、ポリ塩化ビニルなどの有害化学物質の含有を確認した。ポリ塩化ビニルは、水道のパイプやホース、ラップ、床のタイルなどに使用される物質。つまりはプラスチックだ。当然ながら食べて体内に入れると発がん性があり、最悪死に至る。
「インドネシア国内に流れていたこのプラスチック米は、ジャガイモとサツマイモを一度溶かし、それを固めるためにビニール袋を溶かして混ぜ、白米の粒に似せて作られたものでした。見た目はほとんど普通の精米と見分けがつかないほど、クオリティの高い偽装米だったようです。もっとも、炊いて食べれば一瞬でニセモノだとわかるのですが……」(全国紙ジャカルタ支局記者)
この騒動を受けて、インドネシア国民の怒りが爆発。同国のゴーベル商業大臣が、中国商務部の王受文副部長と5月24日に協議し、「コメの流通経路を即刻調査されたい」と要請するまでの事態に発展した。
対して中国政府は、すぐさま「インドネシアにコメは輸出していないので、我が国は無関係」との反論を表明した。
だが、これはもちろん中国がしらばっくれているだけだと語るのは、食品事情に詳しいジャーナリストの椎名玲氏だ。
「有害物質を混ぜた合成米は、10年ほど前から中国国内で出回っていました。ただ、今年4月に習近平主席が悪化し続ける食品事情を憂慮し、食品安全法を改正。北京や上海などの大都市を中心に取り締まりが厳しくなり、偽装米を国内に流せなくなった。
その結果、インドネシアやミャンマー、タイなど、食品の安全検査が比較的『緩い』国々へ流すようになったんです。中国政府がどんなに輸出を否定したとしても、コメが流れていることは周知の事実です」
■「下水油」はいまも流通
アジア各国で密輸入されているコメの多くは、「五常米」という中国随一のブランド米を謳っている。本来は中国の北東部・黒竜江省五常市で作られているコメで、「中国のコシヒカリ」と呼ばれるほど高級なものだ。
「この『五常米』は年間約105万t作られていますが、実際に市場に出回っているのは1000万tを超えているとされています。つまり、『五常米』として売られているコメの約9割はニセモノなんです」(中国問題に詳しいジャーナリストの福島香織氏)
「五常米」として売られている中には、インドネシアを騒がせたプラスチック米の他に、こんな偽装米もあるという。
「見た目がピカピカと輝いているものは、絶対に口にしてはいけません。ツヤがあって、いかにも高級ブランド米に見えるんですが、実際は古米に工業用ラードを混ぜ、そう見せかけているだけ。食べたあとはだいたい頭痛、下痢などの症状を起こします」(北京で働く大手商社社員)
驚くべき方法で加工され、アジア諸国に大量に流出している中国産の偽装米。だが、中国が世界にばら撒いている危険食品はコメだけにとどまらない。そしてその中には、日本でも出回っている可能性を否定できないものも多い。
前出の椎名氏が語る。
「今年2月、オーストラリアで中国から輸入した冷凍フルーツが原因とみられるA型肝炎感染が相次いで確認されました。感染源になったとみられるのは、中国の工場で袋詰めされたラズベリーやいちごなどです。工場の作業員が手を洗わずに作業していたことが原因とされています。
現在、生のフルーツが中国から日本に入ってくるケースはほとんどありませんが、ドライフルーツはかなり輸入されている。生産だけでなく、加工も中国で行われているとしたら、注意が必要だと思います」
また、'10年に中国国内で大問題になった食用油も、いまだに流通し続けているという。
「『地溝油』と呼ばれるものです。これは、工場などの排水溝や下水溝に溜まったクリーム状の油を濾過し、精製した安物の食用油のこと。『下水油』とも言われています。
日本では健康食品としてえごま油が人気ですが、実はこれも中国産のものが多い。中国産のえごまは農薬漬けだったり、化学肥料づけだったり、どういう状態で育てられたものかわかりません。『健康』と謳っていても、決して信用はできないんです」(前出の椎名氏)
■中国国内で流行している偽装食品
とはいえ、4月の食品安全法の改正以来、中国では当局に摘発件数のノルマが課され、連日のように厳しい取り締まりがなされている。特に世界的に問題視されている食用油の偽装は、発覚すれば最高で死刑になるほどの重罪となる。
だがそこは中国スタンダード、抜け道はいくらでもある。いま、偽装食品のトレンドとして中国国内で流行しているのが、食品添加物だ。
食品ジャーナリストの郡司和夫氏が言う。
「いまや食品添加物の世界シェアは、ほぼ中国が占めています。食品添加物の安全性はその純度が基準となりますが、中国で作られたものは品質が悪く、かなりの不純物が入っている。当然、日本などの先進国では、輸入する際に厳しい安全性の検査がなされていますが、それでもチェックから漏れて流通してしまっているものも多い。
事実、中国産の添加物が原因とされる事件はすでに世界各国で起きている。酸化防止に使われるアスコルビン酸という成分と、安息香酸ナトリウムという保存料。この二つが合わさると、発がん性物質であるベンゼンが発生してしまう。これらが入った清涼飲料水が欧米で売られており、大問題になりました」
にもかかわらず、中国産の添加物が他の食品に比べ話題にのぼらないのはなぜか。郡司氏が続ける。
「食品添加物には、原産地を表記する義務がないからです。そのため、危険物質が発生しても、中国が原因とは百パーセントは言い切れない。この状況を放置していれば、私は第二の森永ヒ素ミルク事件に発展する危険性もあると思っています」
■ハチミツはすべて偽物だと思え
中国で流行している最新の偽装食品がもう一つ。ハチミツだ。
前出の福島氏が言う。
「『ハチミツはすべて偽物だと思え』、これが中国人の常識です。というのも、いま中国では環境汚染の影響か、ミツバチの数が急激に減少しているんです。そこで、水飴を加工したり、イモを原料に加えたりして、中国ではニセモノのハチミツが大量に作られている。その証拠に、最近はハチミツの品種が増えています。ニセモノのほうが、いろいろな種類を作りやすいからです」
現在、日本に流通しているハチミツの約80%が中国産。それだけに中国では、「日本人はニセハチミツを喜んでいる」などと言われている。
コメ、フルーツ、食用油、食品添加物、ハチミツ……。名実ともにアジア一の大国となるため、先進化を図りたい中国にとって、「食の安全」は最優先課題のはず。しかしいまなお、これらの驚くべき中国産食品が作られ続けているのはなぜか。
消費者問題の専門家・垣田達哉氏が語る。
「あまりにも貧富の格差が激しいからです。生きるのに必死な貧しい人たちは、安いものを『一流品』であると偽って、高く売るしかないのです。
実は中国政府は、法改正をする前、'13年にも偽装食品の取り締まりを強化したことがあった。しかし結局のところ、何も改善されませんでした」
中国では、食品工場といっても、そのほとんどが10人に満たない人数で作業を行う小規模なものばかり。それらの零細工場が広大な中国全土に無限にあるため、いくら政府が摘発してもモグラ叩きのように次が出てくるので、キリがないのだ。
「それに、役人に工場経営者たちが賄賂をわたし、摘発を逃れるケースも多々あります。貧しい国民と、中国政府の杜撰な管理体制。これが根本から解決されない限り、危険な食品はなくなりません」(前出の垣田氏)
■成長剤でトマトが爆発
市場では「牛肉」と偽って、ネズミや犬の肉を混ぜるのは珍しくない。発病リスクの高い、病死豚の肉を入れることまである。量を水増しするために、肉や魚に水を注射するのも日常茶飯事だ。
家畜に食べさせる餌ですら問題視されている。病死させないため、餌に抗生物質が異常なほど投与されており、酪農家の間では「餌に止まったハエが死んだ」といった会話が笑い話としてなされるという。
それだけではない。ただの川の水をペットボトルに入れ、「ミネラルウォーター」として売っていたり、ホルマリン漬けにして膨張させたエビがレストランで出ることもよくある。
さらに、着色や染色も常識。焼き肉屋に行けば、異様に真っ赤な牛肉が並び、野菜を頼めば目に痛いほどの蛍光色をしたピーマンやにんじんが出てくる。
'11年ごろから成長剤の使いすぎによるスイカの爆発が頻発して話題を呼んだが、今年はトマトまで爆発した。
「日本人からすると、最近、中国産食品の危険性が叫ばれなくなったような気がしているかもしれませんが、そんなことは全くない。中国ではいまも、連日のように偽装食品が発覚し、違反者たちが次々と摘発されています。しかしもはや、騒ぐ中国人はいない。なぜなら彼らにとって、ニセモノが当たり前だからです」(前出の福島氏)
中国政府は「取り締まりを強化している」と言い続けるだろうが、信じてはいけない。偽装食品は、今日も海を越えて日本に流入しているのだ。
「週刊現代」2015年6月20日号より
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