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ロボットコンテスト 韓国1位、日本は10位のトホホ〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150620-00000006-sasahi-sctch
週刊朝日 2015年6月26日号
ロボット大国を自称する日本が、米国で開かれたロボットのコンテストで韓国などの海外勢に惨敗した。
このコンテストは、米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が主催し、6月5、6日に米ロサンゼルス郊外で開かれた。
6カ国・地域から参加した24チーム中、5チーム参加した日本勢は、経済産業省系の産業技術総合研究所のチームが最高で10位と振るわなかった。
コンテストは、福島第一原発事故をきっかけに企画された。原発事故現場を想定して、1台のロボットががれきの上を歩いたり、自動車を運転したり、壁に穴をあけたりするといった八つのタスクを、各チームが1時間以内に行った。
日本勢は最も上位の産総研でも五つのタスクしかこなせず、短時間に八つのタスクを達成した韓国のチームに大差をつけられた。
優勝した韓国の人型ロボットは、ホンダの人型ロボット「アシモ」をライバルとして開発されたものだ。
人型ロボットは日本のお家芸とされ、「出場したら優勝すると上を説得して参加した」(産総研のロボット研究者)。にもかかわらず、後発の海外勢に惨敗したのはなぜか?
資金などで日本チームをサポートする経産省の担当者はこう説明する。
「10位以内に入っているチームのほとんどは予選からの参加です。日本勢は決勝戦からの参加なので、開発期間が3分の1以下になり、不利でした。開発費用も1チーム数千万円程度でした」
予選を通過した他国のチームは多くて数億円の支援をDARPAから受けたとか。
予選は2013年12月に開かれ、東大発ベンチャーのSCHAFT社が断トツの1位だったが、グーグルに買収されるなどしたため、今回は出場を辞退した。
日本勢の参加が決勝戦からになった理由を前出の経産省担当者はこう説明する。
「国防総省が主催するので、軍事に協力するとの懸念があり、そうではないと説明するのに時間がかかり、それまで国からサポートが得られなかった」
昨年来、政府は成長戦略としてロボット革命をうたう。20年東京五輪に合わせて国際的なロボットコンテストを開催する予定だが、ロボット革命の実現には程遠い。
(本誌取材班=一原知之、上田耕司、小泉耕平、長倉克枝、永野原梨香、牧野めぐみ、山岡三恵/今西憲之 菅野朋子)
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