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内定取消に上重問題で迷走 日テレは「馬ッ鹿じゃないの!」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150616-00000007-pseven-ent
2015年7月号
とかく生きづらい世の中であり、ヘンテコな世の中である。コラムニスト・亀和田武氏は視聴率好調な「民放の雄」に苦言を呈した。
* * *
日本テレビ、大丈夫かよ。他人事だが、心配になる。
内定女子アナがホステスのバイトをしていたと知って、採用を取り消した一件には唖然となった。いま、そんな前歴を理由に内定を取り消せば、世間の批判を受けるという常識がわかってない。
1月期に『○○妻』というドラマを日テレは放映していた。人気キャスター役の東山紀之が、局から発言にあれこれ注文つけられ「オマエら、二言目にはコンプライアンスと数字(視聴率)だもんな」と嘆くシーンが毎回ある。
コンプライアンス(法令遵守)は、テレビ局など企業にとって自己保身の意だ。スポンサーやBPO、監督官庁の逆鱗に触れないこと。それが彼らの法令遵守なのだ。
だから看板アナ、上重聡がスポンサーから1億7千万円を無利息貸付され買った高級マンションの件に関しては、何ら問題なしと突っぱねた。放送局の社員がスポンサーから過剰な供応を受けることが、重大なコンプライアンス違反と認識していないのだ。さらに一連の上重疑惑を報道した週刊文春に「事実ではない悪質な内容」を書いたと訴訟準備をチラつかせるとは。
馬ッ鹿じゃないの! いま日テレ放映中の『ドS刑事』の決め台詞をぶつけたい。ここで疑問。日テレにも局内にコンプライアンスを担当する部署があり、弁護士の意見を聞きながら、女子アナ内定取り消し、上重アナ疑惑に対応していたはずだ。
なのに、この醜態。コンプライアンス担当者と弁護士のレベルに問題があったとしか思えない。ワイドショーに、弁護士が大量に出演するようになったのは20年以上前だ。法律の専門家からコメントをもらうという本来の仕事に加え、各番組とも“この事件報道は、人権侵害って訴えられませんかね?”など放送内容の相談相手として重用した。
ところが、この弁護士たちが(全部でないが)頼りにならない。ワイドショーの芸能コーナーで嬉々としてコメントする弁護士が何人もいる。ある日。人気グラドルについて訊かれた弁護士が「私は、巨乳ちゃん、好きですよ」とコメントした。
巨乳ちゃんとは。馬ッ鹿じゃないの! すぐに視聴者からは抗議が殺到した。このレベルの弁護士に、訴えられるかどうか確認しているんだから、そりゃ問題おきますよ。
堺雅人が演じた『リーガルハイ』では、やり手弁護士が詭弁を弄して、絶対に?黒?の事件も無罪にしていく。実際に連戦連勝のカリスマ弁護士も登場した。あのへんで、誰もが勘違いしたんだな。弁がたてば、裁判は勝つと。
原点に返りましょうよ。いまは“すぐ訴えられる社会”なんです。だったらコンプライアンスを徹底するしかないの。今回の採用内定アナの一件や、取材や放映の基準に関しても、いまの社会常識をクリアしているか、相手を不快にさせてないか。それをベースに考えるしかないんだよ。
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