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(回答先: 米年金最大手カルパース、運用委託会社を半減へ 他ファンドも追随 英HSBC、約5万人削減 投資銀行業務を縮小へ 投稿者 rei 日時 2015 年 6 月 09 日 18:59:33)
どこにも逃げ場がない-債券と株の分散投資が意味失う不気味さ
2015/06/09 10:56 JST
(ブルームバーグ):ポートフォリオにおける株式と債券のバランスの良い保有を投資家が心掛けてきたとしても、今は自分たちが考えるほど資産価格の変動から守られないかもしれない。
理由はこうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)が2006年以来の利上げを検討する中で、債券相場のボラティリティーが世界的に拡大しつつあり、市場が動揺した最近の局面では、伝統的に安全な投資先と考えられてきた債券も株価と歩調を合わせて相場が変動した。
ニコラオス・パニギリツオグル氏を中心とするJPモルガン・チェース のアナリストによれば、4月末以降に債券市場が動揺した局面では、世界の債券と株式のリターンの相関が約30%に急上昇した。これはFRBが債券購入の縮小に動くとの思惑から債券相場が急落した2013年5月の「テーパータントラム」以来で最も高い水準だ。
国債保有は株式投資のリスクヘッジ手段と考えられることが多いが、リターンの相関が高まったということは、両方の資産クラスで損失が出たことを意味している。分散投資で確実なリターンを得ることを目指す投資家にとって、こうした状況は厳しい。
ならば予想を上回る価格の著しい変動に投資家はどう対応するだろうか。
JPモルガンのアナリストは5日のリポートで、「リテール投資家が13年のテーパータントラムのように債券ファンドの解約に動き、現在の債券売りを増幅させるリスクは存在するか。われわれの見解では答えはイエスだ。リテール投資家はマイナスの債券リターンに反応する傾向が強い」と指摘した。
先進国のソブリン債 は4月末以降3.7%、 MSCI世界指数 は0.8%それぞれ下落した。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのオプション・ボラティリティ・エスティメートMOVE指数によると、米国債のインプライド・ ボラティリティが年初来で前年同期比41%上昇したのに対し、株式 のボラティリティを反映する指数はほとんど上昇していない。
原題:There’s No Place to Hide as Bonds Move in Tandem With Equities(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Lisa Abramowicz labramowicz@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Caroline Salas Gage csalas1@bloomberg.net Kenneth Pringle
更新日時: 2015/06/09 10:56 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPNKOE6JIJUT01.html
ゴールドマンが警告した「退屈」−海外はエキサイティング
2015/06/09 12:10 JST
(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックスのストラテジスト、デービッド・コスティン氏は米株式市場のリターンをめぐり2015年は退屈な1年になると警告した。
「われわれのセンチメント指数は今週42で、これで9週連続で30と60の間だ」と指摘。同指数の目盛りはゼロから100。「安定した中立的な数字は、低調なトレーディング量や米個人投資家協会(AAII)の投資家センチメント調査、顧客との会話などが伝えるシグナルを確認するものだ。全てが今の株取引環境が『退屈』であることを示唆している」とコメントした。同氏はS&P500種株価指数 の年末予想を2100としており、年内は退屈な時が続くと示唆。悪いことに株式以外の資産や海外市場はエキサイティングだ。
債券市場は退屈ではない。債券バブルを恐れないチキンレースが続いているという見方もある。旧約聖書の出エジプト記に出てくる災いに備えているかのようだ。
中国株は退屈ではない。上海総合指数のここ1年間で150%上昇したという現実を前に、ファンドマネジャーらはベンチマークを下回る運用成績となれば説明を迫られる。
欧州は退屈ではない。ドイツの代表的な株価指数DAXは調整局面入りした。クレディ・スイスによれば、「高水準のマクロリスク」が欧州市場のボラティリティ(変動性)に織り込まれており、ユーロストックス500指数の1カ月物インプライドコリレーションは80%と、2011年のソブリン債危機以来の高水準だという。なんと興奮すべき状況か。
米国株が傑出してセンセーショナルだった時代は終わったのだろうか。あるいは時期外れの大当たり映画のクライマックスのように他の市場の興奮が米国株に追い付くのだろうか。全く何もかも考えるのさえ退屈だ。
関連ニュースと情報:「3800億ドルの男」は債券バブルを恐れない、チキンゲームは続くトップストーリー:TOP JK<GO>海外トップニュースの日本語画面:TOP JI<GO>
原題:Goldman Sachs Confirms: This Really Is One Boring Stock Market(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Michael P. Regan mregan12@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Jeff Sutherland jsutherlan13@bloomberg.net
更新日時: 2015/06/09 12:10 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPNMLG6KLVR401.html
伊藤教授:GPIFの運用比率、来年半ばにも新目標値に到達へ
2015/06/09 12:51 JST
(ブルームバーグ):年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF )改革を主導した米コロンビア大学大学院の伊藤隆敏教授は、GPIFが昨秋に決めた新たな運用比率について「かなりの部分が実現できた」と評価し、来年半ばにも目標値に到達するとみている。
伊藤教授は5日のインタビューで、GPIFは「国債の満期償還で得た現金を再投資せず、株式を買っている」との見方を示した上で、「株高 による評価額の上昇もある。だいたい今のペースで行けば良い。あと1−2年でベンチマークの中心値に行くだろう」と述べた。
GPIFは厚生年金と国民年金の運用資産137兆円を抱える世界最大規模の公的年金運用機関。昨年10月末の運用比率見直しでは、将来の物価や金利の上昇などを視野に国内債券の目標値を60%から35%に下げる一方、内外の株式はそれぞれ12%から25%に、外国債券は11%から15%に引き上げた。昨年末の実勢は国内債が43.13%と比較可能な2008年度以降で最低となった半面、国内株が19.80%、外国債券が13.14%、外国株が19.64%といずれも最高だった。
伊藤教授は、新たな運用では、目標値から広めに設定した「乖離(かいり)許容幅」の範囲内で、「機動的に上げ下げできるはずだ」と指摘。目標値に固定するのではなく、経済・金融情勢に応じて「ちゃんと考えて許容幅を使うのがマネジメントの責任ではないか」と述べ、本来は合議制の理事会による監督下で、執行部がこうした実務を担うのが望ましいと語った。
目標値に対して新たに設定された乖離許容幅は、国内債が従来の上下8%から同10%に、国内株が同6%から同9%に、外国株が同5%から8%にと、外国債券を除く全ての運用資産で拡大されている。15−19年度の中期計画では、投機的でなく確度が高い見通しに限るとしながらも、許容幅の中で「機動的な運用ができる」としている。
伊藤教授は公的・準公的資金の運用・リスク管理を見直す安倍晋三内閣の有識者会議で座長を務め、将来の金利上昇で評価損の恐れがある国内債への偏重見直しやリスク資産の拡大による収益向上を13年11月に提言。意思決定や業務遂行を理事長の独任制から理事会での合議制に変えるガバナンス(組織統治)改革も求めた。昨年末にかけてはGPIFの組織改革を検討する厚労省年金部会の作業部会で座長代理を務め、意見を取りまとめた。
GPIFの森新一郎企画課長は8日、ブルームバーグに対し、新たな資産構成への移行など具体的な投資行動についてはコメントを控えると述べた。
ガバナンス改革に不透明感
GPIFの組織改革の要となる合議制機関の導入をめぐっては、1月の年金部会で労使双方の委員から問題点を指摘した意見書が共同で提出されるなど結論に至っておらず、先行きに不透明感が出ている。
伊藤教授は、独任制から合議制への組織改革には「法改正が必要なので、早急に法案を作って国会を通す必要がある」と指摘。会期末が視野に入る今国会への提出は難しそうなので「秋の臨時国会で早く冒頭に出すくらいの準備をしてほしい」と語った。
一方、GPIFの三谷隆博理事長は1月、英運用会社幹部の水野弘道氏を常勤理事と新設の最高投資責任者(CIO)に任命。厚労省出身の大江雅弘氏が先月、総務・企画担当理事に就いた。三谷理事長は3月末で任期満了となったが、後継者が見つからず再任された。
今回のインタビューで、伊藤教授は、運用見直しと組織改革は「両方進めないといけない」と指摘。「CIOを新設して理事を2人に増やしたのはプラスだが、理事会の設置や監督と執行の分離など重要な点がまだ抜け落ちている」と指摘。「なるべく早くガバナンス改革もしてほしい」と述べた。
関連ニュースと情報:伊藤教授:すでに歴史的超円安、急落続かず−円買い介入なら驚きGPIFと3共済:資産構成の目標値共有、運用一元化の10月からGPIF:国内債削減が目標までの4割、日本株積み増しは3割進捗
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 野沢茂樹 snozawa1@bloomberg.net;東京 Tom Redmond tredmond3@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 崎浜秀磨, 青木勝, 山中英典
更新日時: 2015/06/09 12:51 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPNEAN6K50Y501.html
- なぜ欧州の投資家もFRBを注視すべきなのか 欧米債券市場、売りは落ち着いたか 不本意なパートタイム労働者、当面高止まり rei 2015/6/09 19:33:53
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