http://www.asyura2.com/15/hasan97/msg/468.html
Tweet |
成長重視で財政健全化、甘利再生相「歳出カットで税収増も」
2015年 06月 8日 16:33 JST
[東京 8日 ロイター] - 甘利明経済再生相は8日、政府が6月末までに取りまとめる財政健全化計画について、2020年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化は、成長重視で達成するとの姿勢を強調した。高い成長率が続いた場合でも、同年度のPB赤字は9.4兆円残るとされるが、甘利再生相は「税収がより伸びればその幅は小さくなる」と指摘した。
財政再建に向けた議論は、政府の経済財政諮問会議(議長、安倍晋三首相)を中心に行われており、9.4兆円の赤字をどう解消していくかが焦点となっている。甘利氏は「必ずしも全部を歳出カットでやるわけではない。歳出カットの仕方によっては、そこから税収が生まれてくることも言える」と述べた。
また、環太平洋連携協定(TPP)については、日米間の大きな山は越えたとし、「何としてもまとめる」と意欲を示した。妥結に向けたカギは、米国の大統領貿易促進権限(TPA)法案が可決されるかどうかだとした。
(梅川崇)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OO0KE20150608
改善しつつある成長トレンドどう続けていくか課題=GDPで甘利氏
2015年 06月 8日 14:08 JST
[東京 8日 ロイター] - 甘利明経済再生相は8日、都内で講演し、朝方発表された1─3月期実質国内総生産(GDP)2次速報値に関連し「改善しつつある成長のトレンドを、どう続けていくかが課題」との認識を示した。
GDPは前期比プラス1.0%(1次速報値プラス0.6%)、年率換算ではプラス3.9%(1次速報値プラス2.4%)と1次速報から大幅修正。甘利再生相は、名目GDPの伸びについては、原油安の影響を除いても5%程度はあると指摘した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OO0BB20150608
焦点:新時代の設備投資GDP押し上げ、ネット通販やIoT躍進
2015年 06月 8日 16:06 JST
[東京 8日 ロイター] - 2015年1─3月期の国内総生産(GDP)の2次速報値が前期比年率3.9%と1次速報から大幅に上方修正となった原動力は、民間設備投資だった。中でもインターネット通販の急速な拡大に伴う流通革命や工場ロボット化などのIoT(インターネット・オブ・シングス)関連投資が急展開。新時代の設備投資が日本でも「開花」する予兆を感じさせている。
<リーマンショック後初の年率70兆円ぺースの設備投資>
1─3月期の設備投資は、前期比・年率でプラス11%の伸び。名目金額では年率換算で70兆円強となり、昨年同期の消費増税前の駆け込み需要発生時期を除くと、リーマンショック以来、初めて70兆円を超えた。
安倍晋三政権は成長戦略として2015年度の設備投資額目標額を70兆円と掲げており、この水準が持続すれば、実現の可能性が高まる。
<ネット関連で目立つ物流投資>
設備投資の中味は、1─3月期法人企業統計をみると、新たな時代の到来を感じさせる新しい経済活動に裏打ちされた内容が目につく。
最も特徴的なのは、インターネットを利用した通販の急拡大に伴うロジスティック関連投資の急増だ。ネット通販企業だけでなく、小売業も新たな投資に動き出している。
ニトリホールディングス(9843.T)では、ネット販売拡大への対応や多様化する商品の種類に対応した物流効率化を目指し、今年下期に兵庫県神戸市に新物流センターを着工、続いて埼玉県幸手市に同社最大規模の新物流センターを建設する予定だ。
ファーストリテイリング(9843.T)は都心での物流展開をにらみ、大和ハウス工業(1925.T)と組んで有明地区に大型物流センターを建設する予定。オンライン販売やモバイルでの販売も取り込み、顧客ひとりひとりの需要に即したサービスを視野に入れる。
さらにリアルタイムで店舗と倉庫をつなぎ、最短配送を可能とする。まさしくIoT時代にふさわしい展開を目指している。
<動き出したIoT投資>
製造業では、生産自動化関連投資が電機を中心に押し上げている。たとえば、三菱電機(6503.T)が構築する「eファクトリー」というプラットフォームに参加する企業では、設計・開発から生産・保守にわたって全体のコストを削減し、生産工程を最適化できる。
すでに100社以上が参加、「製造ラインを中心にした取り組みをやってきたが、ここ2、3年は設計に拡大し、後半工程の予防保全の領域にも範囲を広げている」(FAシステム事業本部の山本雅之・副事業本部長・5月1日のロイターインタビューから)という。
製造業の間では、こうした共通のプラットフォームを活用して工場内や納入先、調達先企業とのデータ共有化による最適生産・在庫管理投資が広がりを見せ始めている。
<円安起点の国内回帰、設備投資に波及>
他方、このところ進行している円安は、製造業の国内生産回帰に伴う投資拡大をもたらしている。輸送用機械では、新型車を対象とした海外生産工場の既存生産ラインの限界的拡大部分を国内生産強化で対応しようとしている。
トヨタ(7203.T)、ホンダ(7267.T)などによる世界戦略車種の輸出再開計画が報道されているほか、日産自動車(7201.T)なども柔軟な生産体制を図るもようだ。
このほか、円安効果はインバウンド観光客増大への対応でも設備投資を本格させ、ホテル改修投資やテーマパークの拡大投資などにつながっている。
政策当局では、こうした動きについて「円安に伴う国内生産強化は、かなり広がりを見せている。しかも既存の生産設備の更新にとどまらず、新商品対応の投資が中心だ」と、期待を寄せている。
<国内の設備投資と綱引きの外需>
民間エコノミストからは、昨年から3四半期連続で設備投資が増加してきたことを踏まえ「想定以上に設備投資が底堅った印象」(バークレイズ証券)との声がある。
また、「民間企業設備投資が3四半期連続で改善しており、かつそのペースが加速した姿が確認できるなど、鈍いとされてきた消費税増税後の民間最終需要への評価についても、上方修正をすべきであろう」(農林中金総合研究所)と、景気に対して前向きな見方も出てきた。
ただ、設備投資が持続的に高い伸びとなるかどうかは、内外の需要動向に左右される面がある。短期的には、4─6月期は機械受注統計の見通しからもみて、いったん踊り場が予想されている。
さらに「中国経済の停滞など海外需要が最大のリスク」(政策当局)となっている中、企業収益や輸出向け需要の変調も懸念材料から外せない。
足元で見通せるのは、好調さを見せてきた内需と、米中など世界経済に不透明感が残る外需の「綱引き」だ。どちらの力が勝るのか、今の段階では予断を許さない。
ようやく回復してきた個人消費や住宅投資といった内需が、どこまで新たな投資を誘発できるのか。IoTを意識した新時代の投資がどこまで伸びるのか。間もなく発表される安倍政権の2015年度版成長戦略による後押しも期待される。
(中川泉 取材協力:村井令二 編集:田巻一彦)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OO0HD20150608
現状判断DIは前月比‐0.3ポイント=5月景気ウオッチャー調査
2015年 06月 8日 14:21 JST
[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した5月の景気ウオッチャー調査では、景気の現状判断DIが53.3で、前月比0.3ポイント低下し、6カ月ぶりの低下となった。横ばいを示す50の水準は4カ月連続で上回った。企業動向関連が低下、雇用関連と家計動向関連は上昇した。
2─3カ月先を見る先行き判断DIは54.5で、前月比0.3ポイント上昇。6カ月連続の上昇となった。50の水準を4カ月連続で上回った。
内閣府は、景気ウオッチャー調査の判断の表現を「緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、物価上昇への懸念等がみられるものの、夏のボーナスおよび賃上げ、外国人観光需要への期待等がみられる」で据え置いた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OO0BT20150608
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。