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マネーの移動は（ほとんど）ただに―新興業者の台頭で
By CHRISTOPHER MIMS
原文（英語）
2015 年 6 月 8 日 11:35 JST
Daniel Hertzberg
昨年のある日、ウクライナ革命の真っ直中で、マーク・ハワード氏はテレビで興味深いものを見かけた。画面の背景に1人のデモ参加者が直ちに識別できるロゴの付いたプラカードを掲げていた。「B」の字に2本の垂直な棒が入ったロゴで、デジタル通貨ビットコインのシンボルマークだ。
ハワード氏は米国人のIT専門家で、自称ビットコインの熱烈なファンだ。同氏は、ポスターのQRコード（マトリックス型二次元コード）にはデモ参加者に所属するビットコイン財布のアドレスが含まれているに違いないと推測した。そして同氏は気まぐれに、画面のビデオをストップし、自分のスマートフォンのアプリにこのコードをスキャンし、10ドル（約1250円）相当のビットコインをウクライナに送金した。ウクライナの銀行は当時まひ状態だったが、その国のデモ参加者たちは闘争継続のため資金を必要としていた。
それは瞬時に送金され、取引総コストは0.02ドル（約2.5円）だった。
規制のないネット上の仮想通貨を使って外国の革命にクラウドファンディング方式で資金提供することが、21世紀のエッジケース（極端で稀なケース）の精髄のように響くとすれば、知っておく必要のあることがある。ハワード氏による即興の外国支援行為を可能にした根本的な技術は、多くの国の他の何百社もの企業によって使われている技術と同一ということだ。それは通貨の歴史でこれまで決して発生しなかった何ものかだ。すなわちそれは、どのような遠隔地でも、ほとんど瞬時に交換し、しかも手数料はゼロに近い取引だ。
われわれは、これが何を意味するか理解するスタート地点にいるにすぎない。現時点で無難な予想を立てるとすれば、それは、カネの交換が容易になればなるほど交換される量が多くなり、こうした技術を首尾良く統合する経済国にとって明白な意味があるということだろう。
例えばVenmoをとってみよう。Venmoはスマホ向け写真共有アプリSnapchatのマネー版と言うべきもので、20代の若者の間でとりわけ大学キャンパスで広く使われている決済アプリだ。ただし、30歳以上の人々が使う公算はほとんどないため、Venmoの社内では、この年齢を「Venmo line」と呼んでいる。Venmoのモバイルアプリを使えば、あらゆるものについて友人に支払うのが簡単になる。通常の決済対象は、家賃ないし、昨夜の飲み会の割り勘代支払いなどだ。2014年、Venmoは24億ドルを取引し、極めて急速に成長しているため、今年第1四半期だけでこの昨年分の半分の額を取引したほどだ。
Venmo の使用コストはゼロだ。Venmoの会社創立初期には、その事業プラン（あるいは事業プランの欠如と言った方がいい）は、同社を破たん近くに追いやった。だが、決済会社ブレイントリー（Braintreee）による買収（ブレイントリーは後日、巨大決済サービス企業ペイパルによって買収された）がVenmoを救った。Venmoが無料でやっていける理由は、その他の数多くの最新式の決済サービス会社（例えばライバルのスクエア・キャッシュ、グーグル・ペイ、そしてフェイスブック・メッセンジャーを使った支払いも）と同じように、そのネットワーク内の支払いが、銀行口座間を移動するドルではなく、どこかにあるデータベース内部で動き回るデータビット（1文字のデータを示すビット）にすぎない点だ。
言うまでもなく、こうした決済サービス会社はすべて何らかの形で儲けなければならない。そしてVenmoなどの会社にとって、それは少額の手数料を課す商業サービスと統合することを意味する。他の企業は、例えばフェイスブックのオファーのように、われわれを彼らのサイトやアプリにつなぎ止めることに関心がある大手企業の機能にすぎない。それはグーグルが生産性ソフトウェアサービスを無料で提供できるのと同一のやり方だ。
利便性以外に、Venmoやこうした他のサービスが現金よりも良いのは、現金を取引するのにカネがかかることだ。これは皆さんが小さな会社を経営していなければ、高く評価されないのがしばしばだが、現金を扱うだけで、おのおのの取引にわずかな比率のコストがかかる。そして消費者(利用者)にとってもコストがかかる。ある調査では、米国人はATM（自動預入支払機）手数料に加え、現金を得るためATMに行くのに毎月平均28分間費やしている。
既存の電子支払いネットワークもあまり良くない。ビザとマスターカードは複占（寡占の一つ）のおかげで、米国の商業者から十分な手数料を得ている。このため、ウォルマート・ストアーズはビザを相手取って50億ドル以上を求めて提訴しているほどだ。ウォルマートは、顧客がVISAカードを使う時にビザが不当に高い手数料を課していると主張している。
海外に送金したい場合、状況はさらに割高になる。米調査機関ピュー・リサーチ・センターによれば、2012年時点で米国人は海外に1230億ドル送金した。その大半はカネが生命線の肉親や親戚向けだった。ウェスタン・ユニオンやマネーグラム・インターナショナルなど伝統的なサービス会社は手数料を課すことができ、それは最大8％にも上る（彼らがオファーするそれほど有利でもない為替レートは除く）。しかし、それら手数料は、新興会社によるコスト削減のための斬新な手法によってかき乱されつつある。
例えばトランスファーワイズ（TransferWise）は、2つの異なる国にいて互いに片方の国に送金したいと希望している人々のプール（集団）をマッチさせている。それによって実際にカネを移動する必要を排除しているのだ。
またフィリピンのレビット（Rebit）という新興企業は、異なったアプローチをとっている。同社のジョン・バイロン最高経営責任者（CEO）によれば、これはドルをビットコインに交換した上で、このビットコインを送金してフィリピン・ペソを引き出す手法だ。極めて迅速に換金できるため、ビットコインに通常つきまとうボラティリティ（変動）でカネを失うのを避けられるという。同CEOは、総コストは、国によって左右されるが、わずか1％程度だと述べている。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CB4QFjAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10913733382003054274504581034621911154758&ei=RiN1VbSbPNPk8AWxy4GgCA&usg=AFQjCNFC6jE9LYUl5vFgbiK3BK51pdwHuw&sig2=-WgYaVdd3RD0wPvU9kWf6A&bvm=bv.95039771,d.dGc
ビットコインでの送金手数料を比較してみたら驚愕の事実がわかった！！
On 12月 30, 2013 0 Comment
比較をしようと思った背景
先日、フィリピンで観測史上例をみないほどの猛烈な台風がありました。
※台風30号（国際名：Haiyan ハイエン、フィリピン名：Yolanda ヨランダ）
その際に、フィリピンにいる友人に直接送金したのですが非常に多くの手数料をとられました。
友人を助けたいと思ったのに、あれほど手数料を取るのかと思ったほどです。
ビットコインは、どこの国でも送金することが出来る上に、
銀行や手形交換所を利用しないため、手数料が非常に安いというのが大きな特徴です。
そこで、どれほど手数料が違うのかを比較してみようと考えました。
比較する条件は下記の通りです。
【条件】
送金額：10万円
ビットコイン：1.33BTC
（1BTC=75,000円 12/29現在）
利用銀行：みずほ銀行
為替：1ドル100円
【比較する対象】
1.日本の銀行⇒日本の銀行
2.日本の銀行⇒海外の銀行
3.ビットコイン⇒ビットコイン
手数料比較してみた
フィリピンに送金した際、多くの手数料取られたのですが、
その手数料ってフィリピンに多くのお金を支払ったのか、または、日本の銀行に多くを支払ったのかが理解できて無い。
知識不足だなと感じました。。
そこで、まずはお金の流れを理解する必要がある。
フィリピンに多くのお金を取られているのならば、間接的ですが多くのフィリピン人の為になっている。
そうすれば、前向きに考えることが出来ると思いました。
いったい、手数料はどこに？
1.日本の銀行⇒日本の銀行
みずほ銀行から他銀行に送金する場合は、送金手数料はみずほ銀行の利益になります。
2.日本の銀行⇒海外の銀行
海外送金に関わってくる手数料は主に、
・送金を行う銀行（日本）に払う手数料
・中継、または受取る銀行（海外）への手数料
の二種類があることがわかりました。
3.ビットコイン⇒ビットコイン
ビットコインも送金する際に、非常に少ないですが手数料を取られます。
では、一体、その手数料はどこに消えてしまうのでしょうか。
銀行の場合は、手数料は銀行のものになります。
しかし、ビットコインは中央政府が管理している訳でもなく、銀行でも無いので手数料は利益になるわけでは無いです。
ビットコインの手数料はどこに消えてしまうのかをリサーチした結果、再び新規ブロックに埋め込まれるそうです。
そうすることで、上手く循環する仕組みになっています。
手数料はいくら？
さて、実際10万円を送金するといくら手数料を取られるのでしょうか。調べてみました。
1.日本の銀行⇒日本の銀行
みずほ銀行から他銀行に送金すると、ATMを利用すると420円（12月29日現在）かかります。受け取る手数料はかからないと仮定すると、その差分が実際に手元に届く額になります。
2.日本の銀行⇒海外の銀行
先程も記述しましたが、海外の銀行に送金する際は、「日本の銀行と中継・受け取り銀行」の2重支払いになることがわかりました。そこで、日本と海外に支払う額をリサーチしてみることに。
・日本に支払う額
日本から海外に送金する際は、5,500円の送金手数料を支払う必要があります。
・海外に支払う額
海外の銀行に支払う額は、一般的に10〜30ドル程度かかるそうです。円で考えると、1,000円〜3,000円ほどです。
3.ビットコイン⇒ビットコイン
手数料がいくらになるのかが、わからなかったため調べてみました。調べた結果以下の様なことが記載されてます。
引用元を確認すると、ビットコインの量ではなく、データの量によって手数料が変わると書いてありました。
引用元：http://www.bitcoin.co.jp/faq/faq.html
そこで、1.33BTCを送金すると、どれほど手数料がかかるのかを、取引一覧から確認してみました。そうすると、手数料はなんと、0BTCでした。
こちらから、取引を確認することができます。
まとめ
最終的に手元に残った金額を記載したいと思います。
条件 送金額 手数料 残高 手数料率[%]
日本⇒日本 100,000 450円 99,580円 0.45%
日本⇒海外 100,000 6,500〜8,500 91,500円〜93,500円 6.5%〜8.5%
Bitcoin⇒Bitcoin 1.33BTC 0BTC 1.33BTC 0%
手数料についての比較記事でした。
この記事を書いていて、ビットコインが非常に便利だと実感することができました。
ビットコインが大きく活躍するのは、海外に行く時や海外サイトで買い物する時が一番活躍するのではないか。
蛇足：僕はこう思ったッス
2020年には日本ではオリンピックが開催される。その時までに決済システムを整えておく必要があるのではないかと思っている。システムを整えることにより、外貨が日本に来る仕組みが出来る。外貨を呼びこむためには、日本は間違いなく観光に力を入れていく方針だろう。実際に、2013年に和食がユネスコ文化遺産、富士山が世界文化遺産に登録された。従来では、日本で良い物を作り、海外で売るという仕組みだったが、これからの日本は、海外で良い物を作り、そのお金で他の国に投資していくというグローバルな流れになる。
外貨を呼びこむためには、観光で日本に来た際の不便を徹底的に改善していく必要があるだろう。ビットコインにはそういった問題を解決することが出来る可能性があるのではないのか。
参考記事：外国人旅行者の日本の受入環境に対する不便・不満(国土交通省 観光庁 2011年)
http://www.mlit.go.jp/common/000205584.pdf
http://bitcoin-matome.info/consideration/bank-fee/
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