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ブータンの「幸福度調査」に日本人専門家が協力 「本当の満足度」測れるか
2015.5.30 コメント( 0 )
「幸せですか?」という質問に、「幸せ」「どちらかと言えば幸せ」と答える人が国民の97%にのぼるブータン王国。中国とインドの間に位置し、世界で唯一、経済成長よりも幸福度を優先する国策で「幸せの国」と呼ばれている。
いま、5年に1度の幸福度調査がブータン全土で行われ、日本の専門家も協力している。2015年5月26日放送の「未来世紀ジパング」は、ブータンを現地取材し、その実態を紹介し幸福について考えた。
幸福度は高くないが「十分ですよ」と答える高齢者も
調査は調査員が出向き、直接聞き取り調査を行う。標高3000メートルの山岳地帯でも同じだ。27世帯が暮らす典型的な農村の主婦ツェリンさん(38歳)も、一家を代表して調査を受けていた。
質問は「病気になったらお見舞いに来てくれる人は何人いますか?」「教育を受けたことはありますか?」など多岐にわたり、実に148項目。社会性や治安、環境への関心などを推し測り、足りない部分を強化していくのが狙いだという。
以前は3択だった「幸せですか?」の質問も、今回から「0から10の10点満点で、あなたの幸福度はいくつですか?」という形式になり、さらに「理想の幸福度」を10段階で答えてもらう。「自分の幸福度」と「理想の幸福度」を訊くことで、本当の満足度が測れるのだ。
ツェリンさんは、自分の幸福度は「5」、理想は「9」と答え、満足度の低さがうかがえる。ある高齢の女性は、自分の幸福度を「5」、理想も「5」。「10点満点の幸せなんてありえません。5で十分ですよ」と答え、一見低い数値でも十分満足していることが分かった。
火事で全財産を失い、息子は無職。母の幸福度は…
この新しい質問は、幸福度研究の第一人者で筑波大学の准教授・高橋義明さんの提案だ。ブータン政府の要請を受け、高橋さんを団長とした専門家チームが日本から派遣されている。高橋准教授は調査についてこう語る。
「10が良い、と幸福度をとらえてきたが、多角的にみられるようになった。その意味で今回の調査は面白い結果になる」
市内に住む主婦のチョデンさん(56歳)は昨年火事に遭い自宅が全焼し、賃貸マンションに暮らす。同居する息子のグォンさん(30歳)は高校を卒業してから12年間ずっと無職。
「親が死んだら、誰が僕の面倒をみてくれるのか。心配です」
母親であるチョデンさんは、諦めたように「仕方ありません。息子は一生このままでしょう」と語る。10人の大家族だったが、いまではそれぞれで暮らし、一家の家計を支えるのはインドに出稼ぎに行っている夫だ。
波乱万丈のチョデンさんに自分の幸福度をきくと、「10です。幸せです」「理想も10です」とのこと。悟ったような表情でこう語る。
「人生で起こるすべては運命で決まっているんです。思い悩んでも仕方ありません。私は本当に、とても幸せなんですよ」
「幸せの国なんて、口だけですよ」と不満漏らす19歳も
ブータンはチベット仏教国。来世のために現世がある「輪廻転生」思想で、短期的な利益はあまり追求しないという。番組ナビゲーターで日本経済新聞社編集委員の後藤康浩氏によると、経済的利益よりも「地域・コミュニティとの関係」を最重視しているそうだ。
その一方で番組では、急速に経済成長するブータンが観光に力を入れる様子や、農村から首都に出てきた若者は警備員しか職がないという現実も映し出していた。
同僚3人と狭いワンルームで暮らす女性(19歳)は、「私にとって一番大切なのはお金です。お金がないから苦しいんです。幸せの国なんて、口だけですよ」と不満を漏らした。ジャーナリスト竹田圭吾氏のコメントも厳しい。
「集団で幸せ度を測ったり、こうあるのが幸せ、とするのは抵抗がある。100人が100通りの幸せを追求できるのが幸せな国ではないのかと思う」
幸不幸は、心の持ち方次第で大きく変わるのも事実だ。しかし人には個々の欲があり、それは思想やコミュニティだけでは抑えきれるものではないと感じた。(ライター:okei)
あわせてよみたい:京大卒のニートブロガーが「持たない幸福論」を披露
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お金は生きていくには必要だけど「一定以上いらないな」 ニートブロガーpha氏が「持たない幸福論」を披露
2015.5.22 コメント( 2 )
キャリコネ編集部
ニート 人生 年収
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京大卒ニートブロガーとして知られるphaさんが5月22日、「お金がないと幸せになれないのか」とブログで疑問を投げかけ、ネット上で議論が起きている。
phaさんは前日放送のバラエティ番組「僕らが考える夜」(フジテレビ系)にゲスト出演。「お金がなくても幸せって本当?」というテーマで、AKBメンバーが「結婚相手は年収1000万円以上」などと語る中、phaさんは「お金より時間の方が大事」「毎日好きなだけ寝てたい」といつも通りのスタンスを見せていた。
いい服もいい家も「他人にすごいと思われたい」という見栄
お金は生きていくには必要なものではあるけれど...
お金は生きていくには必要なものではあるけれど…
番組放送を受けてphaさんはブログを綴り、「お金は生きていくには必要なものではあるけれど、でもそんなに一定以上いらないな(だからあまり働きたくない)と思うのも事実なんですよね」と改めて自説を述べる。
以前、サラリーマンをしていたときは手取りが十数万円あったが、元々お金をあまり使わないので余っていた。そもそも「お金を使って贅沢するとかも、結構飽きるものだと思うんですよね」とも語る。
いい物を食べたり、いい服を着るにしても、手に入れた瞬間は楽しいけれどもすぐに虚しくなってしまう。一方、家でインターネットを見ても虚しくなるので、「どっちにしろ飽きるしむなしくなるんなら、わざわざ働いて稼いだりするの面倒じゃね?」と指摘。
しかも、いい服やいい家は自分が本心から好きなのではなく、「他人にすごいと思われたい」という見栄の部分が多いとする。他人の目を気にしないようになれば、お金を使う機会も減るということだ。
実は人はそこまでお金を必要としているわけではなく、無理して働く必要もないという内容の記事に、現在はてなブックマークが500件以上ついている。コメント欄には「お金を集めすぎるとお金の世話して生きていかないといけなくなっちゃうからね」と同意する声もあったが、疑問を呈するものも多い。
「『金で幸せは買えないが、金で避けられる不幸は山のようにある』という言葉がだな」
「せめて明日の心配しなくて済む程度のお金は必要かな」
「ニートの人はハローワークで職業訓練を探そう」と呼びかけ
もちろんphaさんもお金がまったく要らないとは言っていない。病気や事故などに突然見舞われたときには、お金のありがたみを痛感することもあるだろう。ただ、無駄な出費に追われている人が多いと分かっていても、phaさんほど欲を捨てることも容易ではない。
番組によると、phaさんは現在ブログの広告と書籍で月に4〜5万円の収入があり、それで生活している。お金を使わずにいかに楽しく過ごすかが活動の一つのテーマになっており、5月下旬にも新刊『持たない幸福論』(幻冬舎)が出る予定だ。
一方でphaさんは「まったく働かないこと」を推奨しているわけではない。番組でも「ニートの人も『働かなくていいや』と思っている人はそんなに多くない。働けるなら働きたいと思っている人の方が多い」と語っていた。
ブログではニートを減らす方法として、「職業訓練を増やすこと」を提案。スキルがあれば、働きたいと思った時に仕事が見つけやすくなると指摘する。phaさんの周囲にはプログラミングを勉強して就職した人がたくさんいるという。
プログラミングは向き不向きがあるとしても、大工でも料理でも手に職があれば、社会の中での動きやすさがあがるとし、「ということでニートの人はハローワークで職業訓練を探そう」と呼びかけている。
あわせてよみたい:ニートと社畜がバトル「絶対に働かないぞ!」
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「僕は絶対に働かんぞ!!絶対にだ!!」 ニートと社畜が戦うマンガ「高機動無職ニーテンベルグ」が面白い
2015.4.28 コメント( 1 )
キャリコネ編集部
ニート 社畜 高機動無職ニーテンベルグ
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異色のロボットアクション漫画が登場した。4月25日に第1巻が発売された青木ハヤト作「高機動無職ニーテンベルグ」は、月刊少年エース(KADOKAWA)で連載中。舞台は労働に支配されている世界、主人公の不働 遊は高校を中退して現在無職だ。
母親に遠回しに仕事を勧められても「僕は絶対に働かんぞ!! 絶対にだ!!」と言い張る彼の元に、「強制就職軍(デスマーチぐん)」が人型兵器WM(ワークマン)を連れて現れる。遊を一人前の社畜にするために、「無職罪」で逮捕しにきたのだ。
敵軍の将「二日寝てないくらいが一番体調がいいのさ」
ロボットは本格的だ
ロボットは本格的だ
連行される車の中で遊は、謎の少女ネル・ネラレルに出会う。実は彼女は強制就職軍に敵対する「無職同盟(リガ・ジョブレス)」を率いており、遊も仲間として加わることになる。
遊は黒いWM「ニーテンベルグ」に乗り込み、強制就職軍と戦いを繰り広げることに。ニーテンベルグは特別な能力を持ったN.E.E.T(Next Evolution Exceed Type)にしか乗りこなせない。
物語の中でN.E.E.Tなのは、遊とネルの2人だけ。自分のことを平凡な存在だと思っていた主人公が隠された能力に目覚め、仲間と共に戦うという王道のストーリーだが、主人公やヒロイン、その他登場人物の名前や台詞が笑いを誘う。
敵軍のトップエリートの名は「ワーカー・ホリック」。他人の三倍のノルマをこなす仕事ぶりで、その社畜精神から若手社員の信頼も厚い。出撃の際に部下から、「四十八時間連続任務の直後に出撃なんてムチャです。せめて仮眠を」と促されても、
「なぁに、二日寝てないくらいが一番体調がいいのさ」
とサラリとかわす。交戦中も遊に向けて、「ツメが甘いな。学生気分が抜けていない」「無職にしては良いプレゼンテーションだ。採用試験の際は私が直々に圧迫面接をしてやろう」「そんな弱腰では外回り営業は務まらん!!」「契約は取れんぞ!!」など、社畜の鏡のようなセリフを連発している。
「働かない」信念を守るためならハードな訓練も辞さない
無職同盟の彼らは、決して引きこもっているわけでもない。戦艦・リバティースが非戦闘地域の琵琶レイクに着港した際は、ハードな筋トレや特訓を行っている。
つまり「僕は働かない」という信念を守るために、過酷な戦闘を行っているのだ。読んでいるこちらが、「それなら働いた方が楽なんじゃ…?」と思ってしまうような内容だ。帯にはこんなセリフの応酬もある。
「た…たかが働く事がそんなに嫌かぁ…っ!?」
「戦うさ!! 働くくらいなら!!」
1巻目の内容は、遊が無職同盟の一員となった後は、強制就職軍との戦いが中心のため、世界がどれほど社畜に支配されているのかが言及されていない。無職同盟がそうまでして働きたくない理由とは、何なのだろうか。
最後のページは、ワーカー・ホリックが有給休暇を使って無職同盟の捕虜になる場面で終わっており、N.E.E.Tと強制就職軍の関係も匂わせている。今後どのように話が進むのか注目したい。
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