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JAXAは月面探査の計画も(C)日刊ゲンダイ
軍事と絡む国策で5兆円規模に 怪しいけど儲かる「宇宙銘柄」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160498
2015年6月6日 日刊ゲンダイ
兜町で密かに囁かれ始めた投資テーマがある。
「宇宙です。4日の日経新聞は1面で『種子島にロケット新基地』と打った。この記事のなかに、政府は宇宙関連機器の事業規模を現在の3000億円から合計5兆円に拡大するとあったのです。これには驚きました。今後、宇宙関連が大きなテーマになるのは間違いないでしょう」(株式評論家の杉村富生氏)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は現在、三菱重工やIHIなどと新型ロケット「H3(仮称)」を開発中だ。4日、両社の株価は高値圏で推移したが、市場は「漏れた年金問題」に目が向き、セキュリティー関連株に買いが集中した。
「だからこそ宇宙銘柄は狙い目です。5兆円が投入されるとなれば、宇宙ビジネスに絡む企業の業績アップが期待できます。いまが仕込むチャンスでしょう」(杉村富生氏)
市場がもてはやす宇宙関連株は、小惑星探査機「はやぶさ」に携わったNEC(エンジン)や三菱電機(アンテナ)、富士通(位置計測)、明星電気(エックス線分光装置)、住友重機(サンプル採取)、日本航空電子(加速度計)など。米ボーイング社の「787」に部品などを納入する川崎重工(胴体部)や島津製作所(水平安定板関連)、ナブテスコ(配電装置)も宇宙銘柄の一角だ。
「宇宙ビジネスは防衛関連株と重なります。たとえば『787』の主翼関連を手掛ける新明和工業は、救難飛行艇を防衛省に納入しています。政府が宇宙産業に力を注ぐのは軍事と無縁ではないと思う」(株式評論家の倉多慎之助氏)
政府は今年1月に「宇宙基本計画」(全26ページ)をまとめている。そこには、「宇宙機器産業の事業規模として10年間で官民合わせて累計5兆円を目指す」とあった。
この計画には安倍の隠れた意図と野望、大企業がかくも政権にスリ寄る裏側がハッキリ見える。計画の前文には、「我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増し、我が国の安全保障上の宇宙の重要性が著しく増大している」と書かれている。安倍の大好きな安全保障だ。さらに「外交・安全保障政策及び自衛隊の部隊の運用に対しこれまで以上に直接的に活用可能なものとして整備」なんて文言があり、その上、「宇宙協力を通じた日米同盟等の強化」まであった。
「安全保障のオンパレードなので、こっそりと計画を進めているのではないか。だから市場関係者も注目していなかったのですが、安倍政権にとって宇宙は防衛と密接に絡む国策です」(市場関係者)
相場格言には「国策に売りなし」がある。
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