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外人の彼に、誰よりも稼いでいたという自信・・・新築マンションに心の拠り所を求めてしまった
【貧困女子】元外資系OL、マンションを“うっかり購入”で借金3千万円
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150606-00010000-suitsw-life
Suits-woman.jp 6月6日(土)10時30分配信
頭金ゼロでマンションを購入したら、どんな悲劇が待っているのか…
本誌『SuitsWOMAN』春号でも大反響の「貧困女子」。これは、メディアで報道される家族関係や健康問題に端を発した貧困ではありません。彼女たちはあるきっかけまでは、仕事をし、普通に生活をしていたのに、ちょっとしたきっかけから、明日食べるものも困るような貧困生活を送ることになってしまった、というレポート。ここでは、本誌では語れなかった、彼女たちの生活と人生について詳しく紹介していきます。
元外資系証券会社社員だった38歳の今田愛子さん(仮名)は、中央区内の新築マンションを購入したことが貧困転落のきっかけだったと語ります。現在彼女は、埼玉県所沢市の実家暮らし、IT関連会社の派遣社員として丸の内まで通っています。
「派遣社員で社員交通費が出ないのに、“丸の内で働く”というブランドが捨てられなくて。毎日往復1000円かけて通っています。手取りは20万円程度で、そのうち15万円が住宅ローン返済に飛びます。まだローン残高は3000万円以上あり、生活はカツカツ。昼食はメイソンジャーに残り物を入れ、それらしく見せたお弁当です。かつては3000円のランチを食べ、1杯2000円のワインをバンバン飲んでいたのに。通勤に丸ビルを通るのですが、かつては何でも買えたのに、今は何も買えません。マンションを買ったことが、こんな生活になるきっかけでした」
今田さんはかつて、外資系証券会社の社員だった。
「都内の中堅大学の英文科を卒業後、外資系投資会社の派遣社員としてキャリアをスタート。その後、25歳のときに、外資系証券会社の正社員に採用されました。仕事は総務や人事などのバックオフィス業務で、当時の年収は400万円。同級生の誰よりも稼いでいましたね。32歳のときに、リーマンショックになり勤務していた会社が日本撤退。朝、会社に行ったらカードキーが使えなくなっていて、外資系の冷酷さを知りました。幸い、その後すぐに別の会社を受けたら採用されましたが、そのとき将来に猛烈な不安を覚え、東京都中央区内の新築のマンション4120万円を購入したのです。41平米と中途半端な広さで、全13階中の7階でしたが、財閥系商社が運営、使いやすい間取り、今が底値……なんて言葉で飛びつくように契約印を押していました」
マンション購入時32歳の今田さんの年収は550万円。稼いでいたけれど、ハワイやパリなど定期的に行く海外旅行、女友達との食べ歩きグルメ、ネイルなどの美容代で給料が消えており、頭金はゼロだった。
「頭金がなくても、当時の家賃とほぼ変わらない月15万円で返済ができる、と言われて安心したんですよ。それに、当時、アメリカ人トレーダーの彼とつきあっていたのですが別れたばっかりで不安になっていたことも大きいです。赤坂のマンションに住み、年収5千万円、プレゼントにフランク ミュラーの『カーベックス』(約200万円)を買ってくれる男は、彼だけでしたね。そんな心の空洞を抱えたら、一生ひとりで生きるのだから家を買えば安心できると、そっちに走ってしまいますよ」
しかし、家を買うということは、諸経費もかかるということ。これを持ち前の楽天性から、“なんとかなる”とスルーしてしまった。誰にも相談せず、持ち家を所有しているという見栄から、購入に向かって暴走してしまった。
「頭金がないということは、貯金がないということなんですよ。比較的高給を得ていたのに、貯金がないということは、貯金する才能や資質がないんです。私は好きなモノを買って楽しく生きて、それを人からうらやましがられるのが好きだったんですね。今、こうしてアラフォーになって実家暮らししている現実を受け入れたから、それがわかります」
ちなみに諸経費はどうしたのですか? だいたい物件の一割程度のお金が必要ですよね。
「両親ともにお金がないので、母の妹から300万円借りました。各種書類の印紙代、登記費用、事務手数料、火災保険、税金、引っ越し代、家具代……年間200万円ボーナスが出ていたので、200万円は返済しましたが、あと100万円は残っています。まさか、家を買うのにこんなにお金がかかるなんて、まったく思っていませんでした。ツメの甘さを両親に怒られましたが、そんな親も事業に失敗して、自己破産経験者ですからね。ホント、親子でバカだと思います。お金の教育って大切」
毎月住宅ローンの返済、修繕積立費、管理費、固定資産税……毎月15万円では済まなかった。
「33歳〜37歳まで、このマンションに住んでいたのですが、最初は毎日ウハウハでした。友達を読んでパーティしたり、女子会をやったり。同世代の友達に、“すごいね〜”“うらやましい!”そう言われることが快感で。でもローン返済が想像以上に大変でした。給料は手取りで38万円くらいだったのですが、住宅ローンの返済15万円に加えて、修繕積立費などで18万円くらい出て行って、手元に20万円しか残らず。もともと飲み歩くのが好きで、派手な生活をしていたので、その習慣はやめられませんよ。
それに、ブランドやセレクトショップに担当の店員さんもいましたから。定期的にお店に行って、何か買っていましたし。ほかにもランチ、タクシー代などであっという間になくなり、足りなくなるとカードで精算。それでもボーナス払いをするなどで乗り切っていました。それにつけても、この住宅ローン返済があと35年間続き、修繕積立費用の負担がガンガン上がっていくと思うと、絶望的な気持ちになっていました」
今田さんのマンションは結局どうなったのか・・・続編に続きます。
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【貧困女子】元外資系OL、新築マンションで借金3000万円〜その2〜
http://suits-woman.jp/kenjitsunews/15432/
2015/06/06
本誌『SuitsWOMAN』春号でも大反響の「貧困女子」。これは、メディアで報道される家族関係や健康問題に端を発した貧困ではありません。彼女たちはあるきっかけまでは、仕事をし、普通に生活をしていたのに、ちょっとしたきっかけから、明日食べるものも困るような貧困生活を送ることになってしまった、というレポート。ここでは、本誌では語れなかった、彼女たちの生活と人生について詳しく紹介していきます。
元外資系証券会社社員だった38歳の今田愛子さん(仮名)は、中央区内の新築マンションを購入したこととで人生が大きく狂う。埼玉県所沢市の実家暮らし、IT関連会社の派遣社員の貧困ストーリー、続編です。
家を買ってハッピーな生活は続かなかった。ローン返済、修繕積立費、管理費、固定資産税……毎月15万円では済まかったそう。
「33歳〜37歳まで、このマンションに住んでいたのですが、最初は毎日ウハウハでした。友達を読んでパーティしたり、女子会をやったり。同世代の友達に、“すごいね〜”“うらやましい!”そう言われることが快感で。でもローン返済が想像以上に大変でした。給料は手取りで38万円くらいだったのですが、住宅ローンの返済15万円に加えて、修繕積立費などで18万円くらい出て行って、手元に20万円しか残らず。もともと飲み歩くのが好きで、派手な生活をしていたので、その習慣はやめられないんですよね。
プラダなどのブランドショップ、エストネーションなどのセレクトショップには担当の店員さんもいました。定期的にお店に行って、進められるまま何か買う、という習慣がやめられなかった。今思うと、手元に20万円残れば普通は生活できますよね。でもエステ、ヨガ、リッチなランチ、タクシー代などであっという間になくなるんですよ、足りなくなるとカードで精算。それでもボーナス払いをするなどで乗り切っていました。それにつけても、この住宅ローン返済があと35年間続き、修繕積立費用の負担がガンガン上がっていくと思うと、絶望的な気持ちになっていました」
住宅ローンはどこで借りているのですか?
「不動産会社が提携する銀行です。これも今思えば、バカでしたね。金利も高いし、減額相談しても、けんもほろろだし。信用金庫や国庫などから借りておけば、返済方法もいろいろ相談できたのに……と思います。やはり、人任せにして、よく考えずに決めたことがすべての敗因。外資系に勤めて、セレブ気取りでめんどくさいことを“これいいね”と即決してしまう私は、格好のカモだったと思います。今、慎重に生きること、人の意見を聞くことの大切さを痛感しています」
そこまでして手に入れたマンションを出て、なぜ今、実家に? そしてなぜ派遣社員に?
「去年、日本の業績低下のテコ入れのために本国からきた上司が来て、気に入らない社員をクビにしたのです。私は直接関わりはないのですが、私の上司がクビになったので、チームごと解散になりました。これは外資系としては異例なのですが、退職金が100万円出たので、クビになったけどホッとしましたね(笑)。
でも、37歳でこれから別の会社に転職して、またゼロから始めるのが辛くて。それこそ、派遣社員でのんびり仕事をしようかと思ったのですが、ネックになるのが住宅ローン。3か月間、同じ条件の転職先を探したのですが、バックオフィスの人材って必要ないことを痛感しました。好景気とはいえ、一般的な社員の給料全般がガクンと下がっているのが実情。営業系の仕事で年収500万円以上の10社面接を受けたところで、転職活動を打ち切り、実家に戻り、マンションを売ることにしました」
しかし、すぐに売れると思いきや、売れずに難航。
「ひとりで住むには広く、夫婦で住むには狭いという中途半端なスペースと、変わった間取りであることがいちばんのネックです。さらに墨田川が近いのに花火が見えず、船の音や高速道路の騒音がうるさいことも大きいみたいです。あとは、私は気がつかなかったのですが、窓の近くに大きな広告のネオンがあり、それがチカチカしてうるさいというのも物件価格が下がるポイントに。あとは微妙に天井が低いことですね。だから私も買った家に寄り付かず、飲み歩いていたのだと思います」
都心は不動産バブルとか言われていますが……。
「それは、ファミリー向け60u以上の広い物件のみだとおもいます。そのほかは、価値が下がっているのが実情。今、3000万円台前半で売りに出しているのですが、半年たってもまだ売れていません。買う時、不動産会社の担当者が“オリンピックが決まれば5000万円くらいで売れる物件です”って言っていたのに、一千万円下げても売れないってどういうこと? と恨む毎日。売れないのは、リフォームするお金がなく、私が住んでいたときのままだからでしょうね。一応、家具だけ持ち出して、母と私が必死で掃除した状態にしているのですが。やはり、生活感を残したまま出しているのがいけないと言われましたが、リフォームに200万円かかると言われて……。そんなお金はどこにもありません」
現在、自由に使えるお金は月5万円、今住んでいる実家も、固定資産税滞納の督促状が来ている。70代に差し掛かる両親は年金暮らしで病気がち……結婚する気力も起きないという。
「恋人はいるのですが、相手には妻子がいます。私は遊び相手なんですよね。今まで付き合った男性のことを考えると、やはり私は遊び要員です。自分で言うのもなんですが、そこそこ美人の部類に入ることもあり、モテないこともありませんが、結婚まではいかない。
それに今の結婚って、一発逆転ってありえないんですよ。かつては派遣社員と正社員の結婚というのもあったようですが、今は稼ぐ男性はキャリアの女性と結婚する。私のようなバックオフィス系の人は地元の同級生や、バツイチ男性を狙うしかないんですが、やはり誰からもうらやましいと思われる相手と結婚したいんですよね。といっても借金まみれの女と結婚する男性はいないと思いますが」
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