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低予算でラーメン開業支援、業界で話題に 「失敗しない経営」で“大繁盛”(SankeiBiz)
http://www.asyura2.com/15/hasan97/msg/392.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 06 日 09:42:05: igsppGRN/E9PQ
 

                    「らーめん たつ亭」=川崎市川崎区


低予算でラーメン開業支援、業界で話題に 「失敗しない経営」で“大繁盛”
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150605-00000000-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/6/6 08:15


 日本の国民食、ラーメン。全国には3万以上の店舗があるとされ、その規模は同じ国民食である牛丼のご三家、「すき家」「吉野家」「松屋」の合計店舗数(約4100)をはるかに上回る。ラーメン市場への新規参入は後を絶たず、年間の出店数は3000に上るとみられている。そして毎年、同じぐらいの店が“退場”を余儀なくされている。こうした中、にわかに注目を集めているのが、「10年続く店舗を目指そう」を合言葉に開業支援を行うメントレプレナージャパン(本部・東京都豊島区)の矢田裕基社長(44)。わずか2年間で26店舗の出店支援の実績があるラーメン業界の“風雲児”だ。

 埼玉県新座市のラーメン店「麺屋喜乃助」店主の毛海(けがい)宗孝さん(42)は最初、FC(フランチャイズ)チェーンののれん分け制度に加盟したが、3000万円も費用がかかるうえ、いつ独立できるか分からずに脱会。続いて製麺所が主催するラーメン学校を卒業したが、開業に不安を抱いていた。

 「もう無理なのでは」と諦めかけたとき、インターネットでラーメン店開業支援のホームページ「新のれん分けプロジェクト」を見つけ、矢田さんに会った。具体的な出店・経営戦略を聞き、「このやり方なら間違いない」と確信し、プロジェクトに加盟。2014年10月にオープンした。5カ月が経過した頃から急激に来客数が増え、リピーターも付くようになった。

 ◆駆け込み寺的存在

 これまでにホームページや口コミでの評判を聞きつけた約120人からラーメン店を経営したいと相談を持ちかけられ、43人が矢田さんのプロジェクトに参加している。参加者の約7割が未経験者で、他の開業支援事業者への不満から訪ねてくる人も多く、さながら“駆け込み寺”のような存在になりつつある。

 1年間で開業できるラーメン店は、大手のFCで10カ所程度、他の開業支援会社が関与したケースで数店舗といい、個人で開業支援を行っている矢田さんの実績は突出している。

 矢田さんのプロジェクトの特長は、新規出店費用の少なさ。通常、1000万〜2000万円程度の初期費用が必要だが、矢田さんのプロジェクト費用は、のれん代とオープンサポート費などで235万円に抑えた。開店後は、麺とスープ、タレを3年間購入することが条件で、ロイヤルティーはかからない。店舗名や味、メニューの指定といったしばりもなく、オーナー独自の店づくりができる。

 こうした支援ビジネスの原点は、かつて矢田さんが経営した第1号店舗で、近くのジムに所属するプロボクサーの常連客から「引退して故郷でラーメン店を開きたい。ぜひ教えてほしい」と懇願されたことにある。

 プロボクサーが工面できたのは、親類から借金した300万円のみ。初期費用としては少なすぎたが、矢田さんは「やるしかない」と腹をくくった。ボクサーは福島県郡山市に出店したが、味とボリュームで人気を集め、今では2号店を出すほど繁盛している。

 この成功をきっかけに、知人らに依頼され、数店の出店を手伝った。13年には、出店ノウハウを体系化して伝授するラーメン店開業支援「新のれん分けプロジェクト」をスタートさせた。

 矢田さんが掲げる店舗経営のコンセプトは「失敗しない経営」だ。病気や事故などの想定外のアクシデントに見舞われ、売り上げが通常の3分の1に下がったとしても、赤字にならないような店づくりを目指す。

 ◆あえて三等地探し

 出店場所では、駅前などの家賃が高い場所ではなく、メーンストリートから外れた“三等地”を探す。経費を抑えるため、居抜き物件を狙うことも考える。矢田さんは(1)地元の人が行き来する生活道路に面している(2)駐車場が確保されている(3)目につきやすい−の3つを条件に挙げ、「地方でも失敗しない」と断言する。

 この戦略は、矢田さんが2号店を出店した際の経験に基づく。群馬県高崎市の幹線道路沿いの店は小さくて目につかず、周囲の大型店ばかりに客を取られ、わずか2年で累積赤字が2000万円に達し、撤退を強いられた。

 店舗存続の最大の決め手となるのは味だ。矢田さんは9年前、都内の大学近くに初の直営店を開設。豚骨をベースに野菜で甘みを加えたしょうゆ味のスープで、麺や野菜を無料で大盛りにした。平日は学生を中心に、行列が途切れない人気店となった。

 プロジェクトでは、独自開発のスープを工場から直送。スープの味を安定させるため、店主以外のスタッフにも任せられるようにした。

 新規出店から3年の間に廃業する割合は8割とされる。それだけに、矢田さんは開業までだけでなく、その後も3年間支援する。店舗訪問や電話、メールによる相談に応じるほか、メールマガジンで新規メニューのレシピ、多店舗展開のノウハウなども公表している。

 矢田さんは、プロジェクトを通じて「ラーメン業界を盛り上げたい」「開業の手伝いは自分の使命だ」という思いが強くなったという。支援したオーナーには国内だけでなく、海外にも積極的な出店をして世界にラーメンの魅力を発信してもらいたいと考えている。

 目標として掲げる10年は「10年続いた店の中で潰れる店は10%しかない」とのデータに基づいている。プロジェクトがスタートしてまだ2年。節目となる3年に達していないだけに、請負人としての真価を問われるのはこれからだ。(佐竹一秀)

 

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コメント
 
1. 2015年6月06日 12:12:21 : cqEg4RIJwo
昔は何年も修行してから、許されて開業したもんだ。
最近は脱サラして、ネットでレシピを検索したくらいで開業する人が多いらしい。
だから「味」は当たり外れがある(はずれが殆どだが)。
特に首都圏はその傾向が強い。要するに不味い店に良く当たる。行列している店でもアテにはならない。
開業の敷居が低いのは結構だが、もう少し勉強して欲しい。プロなのだから。

2. 2015年6月06日 13:58:26 : EYBhUGvm8M
とにかく何でもいいから
脱サラしたいという層が増えたね

息の短い職業だと、いずれ何かで生計立てないと
やってけない羽目になるからね


3. 2015年6月07日 21:06:49 : vGP8oYMdks
何でラーメン屋なんだ、もっと斬新な発想が無いのか。

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