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世界経済は何処へ 行方を決める2人の白髪女性
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150605-00005149-sbunshun-bus_all
週刊文春 6月5日(金)13時6分配信
株式市場の有名な格言「セル・イン・メイ(5月に売れ)」は見事に外れた。日経平均株価は5月15日から11営業日連続で上昇し、2万500円台まで上げて5月の取引を終えた。11日連騰は27年ぶりだ。
株価急騰をもたらしたのは、「6頭目のクジラ」と言われる外国人投資家の買いだ。
「海外勢は4月に約2兆円も買い越したが、うち欧州勢が約7600億円と突出していた。この地合いが5月にも引き継がれた」(市場関係者)
欧州ではECB(欧州中央銀行)の量的緩和でカネ余りとなった資金がこぞって日本株に向かっている。
その欧州市場で、発言力を増しているのが、IMF(国際通貨基金)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事(59)だ。ラガルド氏は、ギリシャ債務交渉の中心人物でもある。
「5月下旬には、ドイツ紙のインタビューで、ギリシャのユーロ離脱の可能性に言及したと報じられ、訂正を求める騒動も起きた」(経済部記者)
ラガルド氏はパリ生まれで、シンクロナイズドスイミングのナショナルチームに所属した経歴の持ち主。反トラスト、労働法を専門とする弁護士となり、母国フランスで農業・漁業相や経済・財政・産業相も務めた。
「国際会議での彼女のファッションは常に注目の的。シャネルの愛好家としても知られています」(同前)
もう1人、発言が注目されるのが、FRB(米連邦準備制度理事会)のジャネット・イエレン議長(68)だ。
米国の利上げ時期は世界経済の最大の焦点だが、5月6日に市場関係者を揺るがすメッセージを発した。
「(米国の)株式のバリュエーションはかなり高くなっている。潜在的なリスクが内包されていると考えることができる」
株高に対してバブル懸念を示したと受け止められ、株価は一時急落した。この時の発言は、IMF本部で行われた公開討論で、米国金融市場に関するラガルド氏の問いに、イエレン氏が答えたものだった。発言には慎重にも慎重を期すイエレン氏がここまで言及することは異例で、憶測を招いたのだ。
ギリシャ危機とアメリカの利上げ。世界経済は、白髪の女性2人が握っている。
<週刊文春2015年6月11日号『THIS WEEK 経済』より>
森岡 英樹(ジャーナリスト)
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