派遣法改正と同じ？ 「残業代ゼロ」制度は間違いなく拡大する！
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150603-00048671-playboyz-soci
週プレNEWS 6月3日(水)6時0分配信

今年４月、「年収１０７５万円以上のスペシャリストには残業代を払わなくてよい」という法案が閣議決定された。

なんだか普通のサラリーマンには無縁の話に思えるけど…実はそうじゃない！　政財界は「残業代ゼロ」制度にあてはまる職種も、そして収入帯も大幅に広げようとしている！

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どんなに長時間働いても残業代が出なくなる？　通称“残業代ゼロ”制度を盛り込んだ「労働基準法改正案」が４月３日に閣議決定された。改正法が成立すれば、来年４月から施行となる。

この法案の柱のひとつが「高度プロフェッショナル制度」の創設。これは高度な専門的知識が必要な業務に就いている年収１０７５万円以上の労働者に限り、残業代も休日の割増賃金も支払わなくてもよいとする制度だ。

この制度について政府は「働いた時間ではなく成果で賃金を支払うことによって、個人が働く時間と休日を自由に決めることができる」と強調する。では、具体的にどのような人がその対象となるのか？　厚労省が作成した骨子案にはこう記されている。

「金融商品の開発業務、金融商品のディーリング業務、アナリストの業務、コンサルタントの業務、研究開発業務等の職務に就いている人」

とはいえ、そんな専門職に就く予定もないし、そもそも年収１千万なんて一生ムリ！　自分とは無縁な話だーーそう思っているサラリーマンは少なくないだろう。だが、京都第一法律事務所の渡辺輝人（てるひと）弁護士は言う。

「法律ができてしまえば、なし崩し的に年収要件が引き下げられ、対象者は拡大されます。その根拠のひとつが『派遣法』改正の歴史です」

どういうことか？

「派遣法が１９８５年に制定された際、派遣が可能なのは１３業務に限定すると定められました。ところが、９６年には２６業務に限定が緩和。９９年には“派遣ＯＫ”ではなく“派遣ＮＧ”の業務を挙げることにより、逆に“ＮＧ以外の業務は派遣ＯＫ”というところまで広がってしまいました。

現在は期間制限（３年）を撤廃して、派遣社員を正社員よりも安い賃金で半永久的に働かせられる法案が国会で審議されているところです。このように労働者に関する法律は、雇用側のメリットを優先する流れで緩和が続いています。ですから、残業代ゼロ法案も派遣法と同じ道をたどることになるでしょう」

実際、塩崎恭久（しおざき・やすひさ）厚生労働大臣は今年４月に有力経営者たちとの会合の席でこんな発言をしている。

「高度プロフェッショナル制度はまぁ、１千万円以上もらっている人って、実は働いている人の４％くらいしかいないんですね。（中略）ものすごく小さいところでスタートするんですけど、まぁ、我々としては小さく産んで大きく育てるという…」

これは拡大させる気満々じゃないか！　発売中の『週刊プレイボーイ』２４号では、さらに「裁量労働制」の適用拡大という“隠し球”の可能性も検証しているのでお読みいただきたい！

（取材・文／興山英雄）

コメント
1. 2015年6月03日 10:01:35 : 2DNR4Amrxs 「年収１０７５万円以上のスペシャリストには残業代を払わなくてよい」というのが主訴なのだというならば、企業経営者としてみれば、この対象の労働者に対する残業手当相当分を、特に年収1075万円を下回る労働者への基本賃金に廻すようにすれば良いだけのことですよね。 また年収1075万円以上の他の労働者にしてみれば、自らが自主的に残業を断り、残業手当は必要ありませんので、どうぞ他の労働者の皆様の基本賃金に回して下さい、ということで、会社側としては、誇りを持って、幾らでも涙を流しながらも、「残業手当を減らし、労働時間を減らして頂きまして誠に有難うございます。今後とも引き続き、労働時間を減らして頂きます様、どうぞよろしくお願い申し上げます」ということで応えて行くだけで構わないのだし、会社全体としては、何ら利益を損なうことではないばかりでなく、労働者全体にとっても、全体的に基本賃金が増えることで、長時間労働の抑制により、メンタル不調から自殺者の激減に繋がり、売上が落ち込むことになろうとも、社会全体の安定化に繋がり、人口減少の歯止めに繋がり、持続可能なプラス成長を維持することに繋がるのならば、日本の将来に取っては、もう此れ程良いことはないし、韓国や北朝鮮に経済成長率では、幾らでも追い抜かれるいことになろうとも構わないし、東アジアのハブ機能なんか、日本に必要ないし、むしろ日本なんか、幾らでも無視され、取り残されることになろうとも、自らが誇りを持って、名誉ある孤立化をして、ひっそりとした弱小島国となって行く道を選択することで、共に幸せに暮らすことが出来ることだけを、誇りとして、そっと静かに見せつけて行くことで、幾らでも驚かせてやるくらいの方が、日本の将来にとっては、返って此れ程喜ばしいことはないし、悔し涙を流したければ、どうぞご勝手に、ということで幾らでも勝手に悔し涙を流し続けながら、何処か人目の付かないところで、そっと静かに幸せに暮らして行くことが出来るように、天皇陛下と共に、そっと静かに暖かく見守り、寄り添っていくことを誇りとすることで、幾らでも、涙を流しながらも深く感謝をして応えて頂くだけで十分ですから、ということで、自らは、もう誇りを持って身を縮め、誇りを持って肩身の狭い思いをして、誇りを持って悪いことは全て無視をしてやり、良いことだけは、自慢なんかせずに、ただ目立たぬように、見返りなんか求めないことこそが、人間として当然のことであり、人間ならば、一人ひとりとして、人格も違うし、性格も違うし、これが国境を乗り越えれば、文化も宗教も全て違うのは当たり前のことであり、このように異なる文化を幾らでも受け入れることが出来て当然のことであり、日本でも世界でも通用しないものは、日本人として、自らが、そっと静かにれきしの闇の中に葬り捨ててしまえば良いのだし、日本にはない良いものがあればいくらでも受け容れる見返りとして、世界にはない日本の良いものならば、そっと静かに示して行くことで、日本の常識が世界の常識になり、幾らでも日本文化を相対化させることで、良いものに改善して行くことで、日本社会全体が、ひっそりと没落させてしまうことこそが、究極の日本文明の大勝利に繋がる喜びとして、分かち合うことが出来るようになることを目標に置くようにすれば良いだけのことではないでしょうか。
2. 2015年6月03日 16:56:54 : nJF6kGWndY >政財界は「残業代ゼロ」制度にあてはまる職種も、そして収入帯も大幅に広げようとしている バカだね そんな確実に選挙に負けるような政策ができるわけないだろ まあ、現実には、既に、官僚や研究者、教員など、多くの職種では、低賃金でも、サービス残業を余儀なくされているから、いずれにせよ、無意味ではある

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