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故・竹下元首相(右)と「歴代首相の株価騰落率」(C)日刊ゲンダイ
株価27年ぶり11連騰 “竹下超え”まで聞こえてきた異常な熱狂
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160284
2015年5月30日 日刊ゲンダイ
兜町は27年ぶりの日経平均10連騰に沸いた。株価は今月14〜28日に1000円近く上昇。さすがに過熱感を指摘する声は出ているが、一方で「官製相場を演出する安倍首相はもっと上を狙っている」という市場関係者も少なくない。
「安倍首相は中曽根内閣(1982年11月〜87年11月)の株価を意識しているでしょう。中曽根時代は7898円に始まり、2万2795円まで上昇して終わった。連騰記録は10日でした。安倍内閣は連騰記録では並んだので、次は中曽根首相退任時の2万2795円が目標になる」(株式アナリストの櫻井英明氏)
中曽根の在任期間中、株価は188.6%上昇した。前任の鈴木善幸内閣(80年7月〜82年11月)から現内閣までで最高の伸び率だ。それに続くのが12年12月からの安倍第2次内閣で、きのう(28日)の終値ベースで100.9%。
「市場の懸念は1ドル=125円を超えるような円安が進み、米国が為替水準の是正に動くことぐらいです。今の勢いがあれば、日経平均は“中曽根超え”どころか、“竹下超え”もあり得るでしょう」(市場関係者)
竹下内閣は87年11月〜89年6月。株価上昇率は47.7%ながら、退任時の日経平均は3万3667円だった。異様な熱狂に包まれる兜町は、早くも3万円超えを意識し始めたのだ。
「さすがに年内は無理でしょうが、東京オリンピックが開催される20年までの達成は可能だとみています。中曽根内閣の2万2795円を超えた途端に、次のターゲットは3万3667円となる」(株式評論家の倉多慎之助氏)
市場では、年内の2万3000円を射程圏内とみる関係者が大勢いる。「円高方向に振れたら日銀の追加金融緩和が期待できる」「GPIFやゆうちょ銀行、かんぽ生命の大量買いが控えている」など、官製相場ならではの危ない株高期待だ。
「こうなると3万円の声が聞こえても不思議はありません。ただし、危険な兆候には見ないフリを決め込んでいる。バフェットの法則(時価総額がGDPを上回る)や、みずほFG株の出来高が5億株超えなど、暴落サインは出現しているのです」(証券アナリスト)
官製相場がつくり出す株高バブル――これを忘れると痛い目に遭いかねない。
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