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日本株は11日続伸、海外勢買い期待や為替安定−素材関連高い
2015/05/29 15:51 JST
(ブルームバーグ):29日の東京株式相場は11営業日続伸。国内景気、企業業績の改善などを背景に海外投資家の日本株買いが続くとみられた上、為替の安定も好感された。非鉄金属や鉄鋼など素材株、情報・通信株が高く、機械など輸出関連株の一部も終盤に持ち直した。
TOPIX の終値は前日比0.89ポイント(0.1%)高の1673.65、日経平均株価 は11円69銭(0.1%)高の2万563円15銭。11連騰はTOPIXで2009年8月、日経平均で1988年2月に記録した13連騰以来の連続上昇記録で、ともに連日の年初来高値更新となった。
みずほ信託銀行の浅岡均シニアストラテジストは、「需給が底堅いという見方が続いていた中、ドル高・円安の進展は国内企業業績の改善につながるため、さらに需給を後押ししている」と指摘。来週末に発表される「米国雇用統計まで、このトレンドは続くだろう」と話した。
きょうの日本株は、前日に日経平均が27年ぶりに10連騰し、上昇ピッチの速さや欧米株安、ギリシャ情勢の不透明感を嫌気した売りで反落して始まったが、早々にプラス圏に浮上。その後は週末要因も重なり、方向感に乏しい展開が続いたが、結局TOPIX、日経平均とも小幅ながら上昇して終えた。
海外勢による日本株買い継続の動きが需給面で安心感につながった上、国内経済統計の改善傾向も相場全般を支えている。東京証券取引所が28日に公表した5月3週(18−22日)の投資部門別売買動向では、海外投資家 は3週連続の買い越しで、買越額は4376億円と4月4週の7080億円以来の多さだった。
香港ミラボー・アジアのトレーディング担当ディレクター、 アンドルー・クラーク氏は「中国と比較し、長期的な見方から日本を選んでいる投資家もいる」と言う。前日の中国上海総合指数は6.5%安と急落するなど、波乱含みとなっている。
取引開始前に発表された日本の4月の鉱工業生産指数は、前月比1%上昇と3カ月ぶりにプラス転換。有効求人倍率は1.17と、3月の1.15から改善した。4月の全国消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.3%上昇と、3月の2.2%上昇から伸びが鈍化したが、市場予想の0.2%上昇を上回った。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、「消費増税分が剥げ落ちた形になり、水準としてはほぼ予想通り。トータルしてみると悪くない」と指摘した。
売買代金は3月来の高水準
29日のドル・円相場は、1ドル=123円60−90銭台で推移。前日の海外市場では一時1ドル=124円46銭までドル高・円安方向に振れた。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が開かれたドイツのドレスデンで28日、麻生太郎財務相は「足元の円安方向にこの数日間を見れば、荒い動きがある。市場の動きを今後とも注意深く見ていきたい」と発言。これに対し、甘利明経済再生相はけさの閣議後会見で、過度な円安というところまでいってないと述べた。
東証1部33業種は非鉄金属、鉄鋼、鉱業、空運、通信、水産・農林、ゴム製品、機械など19業種が上昇。非鉄では、クレディ・スイス証券が目標株価を上げた東邦チタニウムなどチタン関連の上げが目立った。保険や医薬品、証券・商品先物取引、陸運、不動産など14業種は下落。東証1部の売買高は32億9190万株、売買代金 は3兆6663億円と3月13日以来の高水準。値上がり銘柄数970、値下がり774。
売買代金上位では、中国でネット通販を今夏にも始めると日本経済新聞が報じたヤフーが急伸。東芝やNTT、ディー・エヌ・エー、クボタ、JFEホールディングス、自社株買いを行うナブテスコも高い。エーザイや日本空港ビルデング、日本電産、損保ジャパン日本興亜ホールディングス、セコムは安い。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net 院去信太郎
更新日時: 2015/05/29 15:51 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP30F76JTSEF01.html
スイス経済、1−3月は予想外のマイナス成長−フラン高響く
2015/05/29 15:18 JST
(ブルームバーグ):スイス経済は1−3月(第1四半期)に、予想外のマイナス成長となった。スイス・フラン高が輸出の逆風となり金融危機以来で最大の縮小となった。
スイス経済省経済管轄局が29日発表した第1四半期国内総生産(GDP )は前期比0.2%減。前四半期は同0.5%増に下方修正された。第1四半期は2009年1−3月以来で最大のマイナス。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では横ばいが予想されていた。
1月の上限撤廃を受けてフランは1−3月にユーロに対し15%上昇し、輸出企業に打撃を与えた。
原題:Swiss Economy Unexpectedly Shrinks as Franc Stymies Exports(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:チューリッヒ Catherine Bosley cbosley1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Fergal O’Brien fobrien@bloomberg.net Zoe Schneeweiss
更新日時: 2015/05/29 15:18
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP3KYW6S972801.html
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