http://www.asyura2.com/15/hasan97/msg/109.html
Tweet |
米国株:ナスダックが過去最高値を更新−テクノロジー株上昇
2015/05/28 06:43 JST
(ブルームバーグ):27日の米株式市場では、ナスダック総合指数が終値ベースで過去最高値を更新した。テクノロジー株の回復が背景にある。投資家はギリシャ協議の進展状況も注視している。
半導体株が高い。アップルは1.9%上昇。前日は2%超下げていた。マイクロソフトもこの日買われた。ティファニーは11%高と急伸。決算で利益が市場予想を上回った。航空株は6営業日ぶりに反発した。一方でマイケル・コース・ホールディングスは大幅安。利益見通しが市場予想に届かなかった。
ナスダック総合指数 は前日比1.5%高の5106.59。4月24日に記録したこれまでの終値ベースでの最高値を上回った。この日は半導体株が2カ月で最大の上げとなったほか、アップルも買い進まれた。S&P500種 株価指数は0.9%高の2123.48。前日は1%下げていた。ダウ工業株30種平均はこの日121.45ドル(0.7%)高の18162.99ドル。
ロバート・W・ベアードの機関投資家担当株式セールス・トレーダー兼マネジングディレクターのマイケル・アントネッリ氏は「個別企業ベースの動きもいくつか見られたが、大きなテーマは前日の動きに、きょうのギリシャ情勢のニュースが組み合わさった状況だ」と指摘。「うんざりさせられるが、今の材料はギリシャと米金融当局だ。現在市場が意識しているのはこの2つだ」と続けた。
S&P500種の業種別10指数では9指数が上昇。情報技術株指数が1.8%高と最大の上げ。前日は1.4%下げていた。
半導体株が高い
S&P500種の半導体株は2カ月で最大の上げ。ブロードコムは急伸して14年ぶり高値を付けた。アバゴ・テクノロジーによる買収で合意に近づいているとの報道を受けた。インテルは1.8%高。エヌビディアやマイクロン・テクノロジーも買い進まれた。
事情に詳しいギリシャの政府当局者は、債務危機解決に向け同国と債権者側が実務者レベルでの合意文書の作成を開始すると明らかにした。これに反応し、株式相場は一時上げを拡大する場面があった。当局者は、債権者間に意見の相違があるのが問題とも指摘した。
ただその後、欧州委員会でユーロ問題を担当するドムブロフスキス副委員長は「まだその段階ではない」と述べ、ギリシャ側の発表を否定した。
S&P500種は前日下落。予想を上回る経済指標や金融当局者の発言を受けて、年内利上げの観測が強まった。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は前日16%上昇していた。
狭いレンジ
ウェルズ・キャピタル・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、ジム・ポールセン氏は「市場では上昇にしろ下落にしろ、その基調が続かないというテーマが断続的に見られる」とし、「極めて狭いレンジ内での動きだ。レンジをわずかに抜けて新たな高値を付けたこともあるが、上昇を維持できてはいない」と述べた。
S&P500種ではヘルスケアや金融の指数も高い。またナスダック・バイオテクノロジー指数は1.7%高。ギリアド・サイエンシズやバイオジェン、バーテックス・ファーマシューティカルズが高い。
原題:Nasdaq Tops All-Time High Amid Tech Rebound, Optimism on Greece(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Jennifer Kaplan jkaplan84@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Cecile Vannucci cvannucci1@bloomberg.net John Shipman
更新日時: 2015/05/28 06:43 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP0Z27SYF01V01.html
日本株は10連騰へ、ギリシャ進展期待と円安−輸出中心買い
2015/05/28 08:03 JST
(ブルームバーグ):28日の東京株式相場は10日続伸する見通し。ギリシャ情勢の進展期待を背景に欧米株高、為替市場ではドル高・円安が進み、リスク選好の買いが日本株にも広がる。円安による業績期待で輸送用機器や電機、機械など輸出関連株、原油市況の続落を受けた燃油高懸念の後退で空運、海運株なども上昇しそうだ。
いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、ギリシャ関連の報道で「リスクオンになっている。米国の景況感は利上げしたい方向。6月は無理でも、9月あたりから利上げの方向という認識で円安・ドル高になっている」と指摘。1−3月期同様、日欧への資金流入の流れが当面続くとみている。
米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物 (円建て)の27日清算値は2万635円と、大阪取引所の通常取引終値(2万480円)に比べ155円高。TOPIXが10連騰となれば昨年6月以来、日経平均株価は1988年2月以来となる。
ギリシャ政府の当局者は救済融資について、国際債権団の代表らと実務者レベルの合意案起草に着手したと発言。これを受けてユーロはそれまでの対ドルでの下げを埋めた。ギリシャ当局者の電子メールによると、合意案は小幅なプライマリーバランス黒字、売上税の抜本的見直しや年金制度の改革などを想定している。ギリシャと債権者との合意が近いとの観測が広がり、ユーロ離脱への不安が和らいだ。
ギリシャ情勢の進展期待などから、27日の米主要株価3指数はそろって反発。S&P500種株価指数 の終値は0.9%高の2123.48、ダウ工業株30種平均が0.7%高の18162.99ドル、ナスダック総合指数は1.5%高の5106.59で、ナスダックは終値での最高値を更新した。
米企業決算も一部好調で、高級宝飾品小売り大手のティファニーの2−4月(第1四半期)利益は一部項目を除くベースで1株当たり81セントと市場予想の69セントを上回った。
けさのドル・円相場は1ドル=123円70銭台と前日の日本株終値時点の122円90銭に比べ円安方向で推移。前日の海外時間では一時1ドル=124円7銭と2007年7月以来の高値を付けた。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 竹生悠子 ytakeo2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net 院去信太郎
更新日時: 2015/05/28 08:03 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP15SC6JIJUO01.html
米国債:5−30年債の利回り差が縮小、インフレ期待弱まる
2015/05/28 06:33 JST
記事をメールで送信 記事を印刷する
共有/ブックマーク ShareGoogleチェックTwitterシェア
(ブルームバーグ):27日の米国債市場では5年債と30年債の利回り差が4日連続で縮小。インフレ期待が弱まったことが背景にある。
今月は世界的な国債売りで長期債利回りが上昇し、利回り差はここ6カ月で最大になっていた。インフレ連動国債(TIPS)の動向は今後5年の消費者物価の見通しが7週間ぶりの水準に低下したことを示している。原油先物相場は3日続落し、今月に付けた年初来高値からの下落率は5%を超えた。
CIBCワ ールド・マーケッツのマネジングディレクター兼米国債トレーディング責任者、トーマス・トゥッチ氏(ニューヨーク在勤)は「TIPS市場は完全に混乱している」と指摘。インフレ高進を見込んでいた投資家は「原油が反転する今、出口を完全に失っている」と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、5年債と30年債の利回り差は134ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、8日以来で最小となった。5年債利回りは1bp上昇の1.53%。30年債利回りは3bp低下の2.87%。
キャンター・フィッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏(ニューヨーク在勤)は「利回り曲線は大きく縮小した。最近のフラット化の動きは社債発行が少ないことと月末特有の長期債買いが影響している」と述べた。
入札
5年債入札(発行額350億ドル)の最高落札利回り は1.560%。入札直前の市場予想は1.563%だった。
28日には290億ドル相当の7年債入札が予定されている。
ギリシャとその債権者は合意文書の起草に着手すると伝わったため、逃避需要が弱まり、米国債は下落する場面もあった。
ギリシャ当局者によると、合意には年金制度改革や長期的な債務問題の解決が含まれるが、意見の相違も残っている。
キャンターのレデラー氏は「ニュースのヘッドラインを見ながらの取引が続いている。ここ何年もそうしてきが、引き続きギリシャ情勢に注目する状態が続くだろう」と述べた。
原題:Treasury Yield Gap Narrows as Faster Inflation Positions Undone(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Daniel Kruger dkruger1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Paul Cox pcox16@bloomberg.net Kenneth Pringle
更新日時: 2015/05/28 06:33 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP0YADSYF01W01.html
NY外為:ユーロが総じて高い、ギリシャ協議の合意近いとの
2015/05/28 06:43 JST
(ブルームバーグ):27日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが総じて高い。ギリシャと債権者との合意が近いとの観測が広がり、ユーロ離脱への不安が和らいだ。
ギリシャ政府の当局者は救済融資について、国際債権団の代表らと実務者レベルの合意案起草に着手したと発言。これを受けてユーロはそれまでの対ドルでの下げを埋めた。ギリシャ当局者の電子メールによると、合意案は小幅なプライマリーバランス黒字、売上税の抜本的見直しや年金制度の改革などを想定している。
スタンダード・チャータード(ニューヨーク)のシニアストラテジスト、マイク・モラン氏は「合意案がまとまる可能性を伝えるいくつかのニュースを材料に、ユーロは支えられた格好だ」と指摘。「正式合意への一歩となろう。まだ初期的な段階に過ぎないが」と続けた。
ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで0.3%高い1ユーロ=1.0904ドル。一時0.5%安となっていた。ドルは対円で0.5%上昇し、1ドル=123円66銭。一時は124円07円まで上昇し、2007年7月以来の高値を付けた。
欧州連合(EU)の欧州委員会はギリシャに関してはまだ合意に至っていないと明らかにしたものの、合意にこぎ着けられるとの楽観がユーロの買い安心感につながった。ユーロは過去2週間で3カ月ぶり高値から5%下落。2002年以来の安値となる1ユーロ=1.0458ドルに接近し、ダウントレンドラインを引き直そうとするところだ。
ドル高に勢い、ユーロを圧迫
一連の良好な経済統計でドルが息を吹き返し、上昇に勢いがついたことも、ユーロに下押し圧力を加えた。4月の米経済統計では消費者物価から耐久財受注に至るまで、複数のデータが改善した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週、予想通りに景気が回復すれば年内利上げが「適切になるだろう」と述べている。
コモンウェルス銀行(CBA)のストラテジスト、ピーター・ドラギセヴィッチ氏(ロンドン在勤)は「対ドルでユーロを圧迫する材料がいろいろ組み合わさっている。こうした材料によるバイアスの影響はもっと広がるだろう」と予想。「当社は今年12月の米利上げを予想しているが、リスクは利上げ前倒しに傾いている。市場で利上げ前倒し観測が強まれば、ドルにはプラスだ」と述べた。
CMEグループのデータによれば、トレーダーらは9月利上げの確率を27%として織り込んでいる。21日時点の24%から確率は上昇した。年末までに金利が引き上げられる確率は56%から61%に上昇した。
米政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標は、2008年12月から事実上の0%で据え置かれている。
原題:Euro Strengthens as Greece Works to Draft Deal With Creditors(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Andrea Wong awong268@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net
更新日時: 2015/05/28 06:43 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP128ESYF01T01.html
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。