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米国債:上昇、FOMCは利上げを急がずと議事録が示唆
2015/05/21 05:32 JST
(ブルームバーグ):20日の米国債は上昇。午後に公表された連邦公開市場委員会(FOMC、4月28−29日開催)の議事録で、低金利が長期化する可能性が示唆された。
米国債は3日ぶりに上昇。FOMC議事録からは当局者らが次の6月会合で利上げに踏み切る公算は小さいとみていたことが示された。一方、1−3月(第1四半期)の景気減速が長期間続く可能性は低いとも判断していた。
マニュライフ・アセット・マネジメントのシニアトレーダー、マイケル・ロリジオ氏(ボストン在勤)は、「事実上のゼロ金利を直ちに解除しようと急いではいない」と述べ、「引き締めが必要だと判断するには、まず経済データの改善が必要だろう」と続けた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後1時24分現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の2.26%。同年債価格(表面利率2%、償還期限2025 年2月)は14/32上げて98 31/32。
原題:Treasuries Rally as Minutes Show Fed in No Rush to Raise Rates(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Susanne Walker swalker33@bloomberg.net;ニューヨーク Alexandra Scaggs ascaggs@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net Paul Cox
更新日時: 2015/05/21 05:32 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NOO0Q2SYF01Z01.html
米国株:ほぼ変わらず、議事録は早期利上げを示唆せず
2015/05/21 05:22 JST
(ブルームバーグ):20日の米株式 相場はほぼ変わらず。S&P500種株価指数は小幅ながら2日連続で下げた。航空株の下げが響いた。4月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では当局者が利上げを急いでいないことが明らかになった。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比0.1%安い2125.80で終了した。一時は取引時間中の最高値を付ける場面もあった。ダウ工業株30種平均は26.99ドル(0.2%)安の18285.40ドルで終えた。
U.S.バンク・ウェルス・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、エリック・ウィーガンド氏は「FOMCは経済データ次第という姿勢を続けているが、利上げを年内のより遅い時期に後退させている。6月の可能性はなくなった」と指摘した。
原題:U.S. Stocks Little Changed Amid Airline Selloff, Fed Patience(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Callie Bost cbost2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Cecile Vannucci cvannucci1@bloomberg.net John Shipman, Trista Kelley
更新日時: 2015/05/21 05:22 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NOO06CSYF01Z01.html
12月米利上げ確率59%、議事要旨受け短期金利先物市場
2015年 05月 21日 03:30 JST
[20日 ロイター] - 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を受け、20日午後の取引で、米短期金利先物が緩やかに上昇した。
市場では、議事要旨公表前から12月の利上げを予想する声が出ていた。公表後も、こうした見方は変わらなかった。
CMEフェドウォッチによると、連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げを開始すると市場が予想する確率は59%。
FOMC議事録:6月利上げ可能性低い、下振れリスク増大の声
2015/05/21 05:42 JST
(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)が20日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、4月28−29日開催)の議事録では、当局者らが次の6月会合での利上げの公算は小さいとみていたことが示された。一方、1−3月(第1四半期)の景気減速が長期間続く可能性は低いとも判断していた。
議事録では、参加者の多くは「6月に得られるデータが、フェデラルファンド(FF)金利の目標レンジ引き上げの条件を満たす十分な裏付けを与える可能性は低いと考えた」と記された。
一方で「数人」のメンバーは、6月利上げに向けて経済情勢の準備は整うとの認識を示した。当局者らは、6月の引き締め開始の選択肢を排除はしなかった。
議事録ではまた、経済について4月の声明と同様、第1四半期の減速の後に「緩やかなペース」での拡大に戻ると予想した。
このほか景気減速に関して、一時的な要因がどの程度影響したかをめぐる議論の一部詳細が明らかになった。こうした要因としては、厳しい冬の天候や西海岸の港湾での労使紛争、過去数年間に見られる弱い経済データの「パターン」などが挙げられた。
個人消費の勢いに疑問符
ただ当局者らは、米国民がガソリンの値下がりで余裕が生まれた分を消費に回していないことに意外感を示し、「参加者が当初判断していたよりも、個人消費の潜在的な勢いが欠けている可能性を浮き彫りにしている」と表明。数人の参加者は経済成長の下振れリスクが3月会合時よりも高まったと指摘した。
議事録には、ドル上昇による輸出への影響は「当初の予想より大きく、より長期間続く」可能性があるとも記された。
また議事録によれば会合では、利上げの可能性が高い時期についての当局者の認識を国民に「明示する」というアイデアも議論されたが、最終的に却下された。
原題:Many Fed Officials Said June Liftoff Unlikely, Minutes Show (2)(抜粋) Fed Minutes: Many Saw June Mtg as Likely Too Soon for Rate Move (抜粋)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0O52E720150520
ドル上昇、ECBのQE前倒し思惑続く=NY市場
2015年 05月 21日 06:41 JST
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 20日のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロに対して約3週間ぶりの、また円に対しては約2カ月ぶりの高値を付けた。前日に欧州中央銀行(ECB)が、量的緩和策(QE)を前倒しする方針を示唆したことによるドル上昇の流れが続いた。
4月28─29日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、大半のメンバーが米経済は第1・四半期の落ち込みから回復するとの見通しを示したことが明らかになり、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げの思惑がドルを支えた。
ユーロ/ドルEUR=は1.1062ドルに下落後、終盤は0.25%安の1.1122ドルで取引されている。
クレディ・アグリコル(ニューヨーク)の通貨ストラテジスト、マーク・マコーミック氏は「欧州中銀(ECB)は先手を打った」と指摘。特にユーロ/ドルが1.15ドルに近づくにつれ、ECBのQE前倒し方針表明は、市場がユーロ高の根固めに焦点を当てるのに役立ったとも述べた。
ドル/円は終盤の取引で0.34%高の121.49円。
FOMC議事要旨を受け、あるストラテジストは、議事要旨よりも重要なのは、最近の米地区連銀による調査・研究で、米経済の低調な第1・四半期成長はアノマリーだと示唆していることだと説明する。
ドル/円 終値 121.30/32
始値 120.82/83
前営業日終値 120.67/70
ユーロ/ドル 終値 1.1097/99
始値 1.1134/35
前営業日終値 1.1148/51
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0O52PN20150520
NY外為:ドル堅調、FOMC議事録は利上げ観測に影響せず
2015/05/21 06:50 JST
(ブルームバーグ):20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇。4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受け、欧州よりも先に米当局が政策引き締めに動くとの見方が強まった。
ドルはユーロに対し3週間ぶりの高値圏で推移。議事録によれば当局者らは、経済が1−3月(第1四半期)の減速後に回復すると予想した。一方で、6月利上げの可能性は低いとの認識も示した。
USバンク・ウェルス・マネジメント(ミネアポリス)の債券調査責任者、ジェニファー・ヴェイル氏は「金融当局間の政策方針のかい離というテーマは、これから夏の間に次第に音量を増すドラムのような存在になる」と指摘。向こう数週間にドルは「やや強含む」と予想した。
ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対ユーロで0.5%高の1ユーロ=1.1094ドル。対円では0.6%上げて1ドル=121円35銭。一時121円48銭と、2カ月ぶり高値を付けた。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数 は0.1%上昇の1171.98。
ドルは今週、主要通貨全てに対して上昇している。予想を下回る経済指標が続いたことでドルは過去2カ月にわたって下落基調が続き、4カ月ぶり安値付近まで下げていた。
FOMC議事録
フランクリン・テンプルトン・インベストメンツで債券担当の最高投資責任者(CIO)を務めるクリス・モランフィ氏は「今回の議事録は、6月利上げの可能性が極めて低いという市場の見方を確認する内容だ。ただ、より幅広く兆候を見てみると、年内どこかの時点での利上げがなお示唆される」と述べた。
FOMC議事録によれば、最近の景気減速の理由の一つにドル高を挙げるメンバーもいた。ドル高が収まれば、投資や純輸出への影響は「薄れる可能性が高い」と記された。
シリコン・バレー・バンク(加州サンタクララ)の上級為替トレーダー、ミン・トラン氏は電話取材に対し、「6月に利上げに踏み切るには、この通りデータが足りないというのが基本的なメッセージだ」と指摘。「ドルにとってさらに重要なのは、当局者が第1四半期の景気低迷を一過性のものと強く信じていることだ」と続けた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は22日に講演する。市場関係者にとっては、金融政策の見通しを判断する新たな機会となる。
欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事は18日、ECBは年央に見込まれる流動性低下の前に債券購入ペースを加速させる方針だと発言。またECB政策委員会メンバーのノワイエ・フランス中銀総裁は19日に、ECBは必要に応じてQEを拡大させる用意があると述べた。
クレディ・アグリコル(ニューヨーク)の為替ストラテジスト、マーク・マコーミック氏は「かい離のテーマは消えていない」と述べた。
原題:Dollar Gains Versus Euro as Fed Bolsters Bets on Rate Divergence(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Andrea Wong awong268@bloomberg.net;ニューヨーク Rachel Evans revans43@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net Michael Aneiro
更新日時: 2015/05/21 06:50 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NONY95SYF01W01.html
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