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「株は安く買って高く売る」は、実は非人間的な行為だった
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2015-05-17 ダークネスDUA
株は元本を保証しない。つまり、下手に買うと元本が割れる。相場が暴落すると元本が割れる。企業に責任がなくても景気が悪くなると元本が割れる。運が悪ければ、どんなに素晴らしい企業を買っても元本が割れる。
株を絶対に買わないというのは、この元本割れに耐えられないからであり、貯金が利息0.02%でも耐えられるのは元本が割れない安心感があるからである。
株はいつでも元本が割れる可能性があることは誰でも知っている。だから、株式を買うとき、誰もが元本割れしたくないがために、タイミングを図ろうと考える。
つまり、安い時に買おうと考える。しかし、このタイミングを図るというのが、簡単なことのように見えて意外と難しい。
株の値動きはまったく自分の思惑を外れて上がり、下がる。増収増益であっても株価が下がることもあれば、減収減益でも株価が上がることもある。
あまりに不条理な動きをするので、株で大損して破滅していく人も多い。そういったニュースがあると、ますます株に遠ざかる人が増える。
■「株は安いところで買って、高いところで売る」
株価の動きの節操のなさは、呆れるほどである。最近ではFRB議長が「株価は高すぎる」と言っただけでNY株式市場が下落したことがあったが、そんな現象は日常だ。
景気が悪くなりそうだと噂が出れば、まだ景気が悪くなっていないにも関わらず、株価の方が先に下落することもある。実際にそうなる前に、株価が先行して暴落するのである。
そこで、投資家はみんな株がまだ暴落していないうちに売り逃げたいと考える。暴落したら、今度は安いところを拾って値上げしたところを売りたいと考える。
いわゆる「株は安いところで買って、高いところで売る」という法則である。株をやっていない人間にとって、そんな簡単なことがなぜ分からないのかと不思議に思うはずだ。
しかし、株で8割の人が失敗すると言われている通り、「安いところで買って、高いところで売る」はそれほど簡単ではない。なぜなら、安いところで買うことも、高いところで売ることも、人間の心理に反しているからである。
なぜ安いところで買えないのか。
たとえば、リーマン・ショックの数ヶ月、世界中のほとんどの株式は優良企業でも半値以下に下がった。しかし、ほとんどの人は、そのときに優良企業の株を買うことができなかった。
その理由は簡単だ。「もっと下がるかもしれない」「底が見えない暴落だ」「誰もが買うなと言っている」「この暴落は景気悪化を招き、さらに株価は暴落する」と、ありとあらゆる悪条件が噴出していたからである。
安いところでは、誰もが株を買うなと戒め、あらゆる分析がマイナスを指し示している。新聞もテレビも、評論家も、みんな状況が悪いことを朝から晩まで叫んでいる。そんな中で、あなたは株を買えるだろうか?
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