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東京・台場のセリア「ヴィーナスフォート店」(撮影:尾形文繁)
「100円ショップで粗利40%超」のスゴイ銘柄
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150515-00069776-shikiho-bus_all
会社四季報オンライン 5月15日(金)18時16分配信
日経平均が2万円を試そうかというある日、フラリと書店に入りました。女性誌を見ようと表紙を眺めていると、そこには「ユニクロ、ZARA、無印良品でオシャレに!!」などという文字が躍っています。株価が上がろうが、ベアのニュースがあろうが、このデフレからの流れは変わらないようです。確かに安くてオシャレであるのに越したことはありません。
それは生活雑貨にも当てはまるようで、収納用品などを100円ショップで調達して、これまた100円グッズでオシャレにリメイクするのが主流のようです。この手の本には片付けを得意とする人たちのブログが書籍化されたものも多く、平積みにされていました。
高額消費は積極的にしなくとも、安くて良いものは購入する意欲がある。しかも、それでオシャレに生活ができて満足感が得られるのなら、あえて高いものを買う必要はない。ましてや、収納雑貨などは基本的には人目に触れないもの。自分の好みに合わせてアレンジできるし、サイズが合わなかったとしても100円なら痛手も少ない……。とにかく、買いやすいわけです。
100円ショップといえば「ザ・ダイソー」で有名な大創産業が業界1位ですが、非上場。ついで2位がセリア <2782> 、3位のキャンドゥ <2698> 、4位のワッツ <2735> と続いています。特に、2位のセリアがスゴイらしいのです。
100円ショップはこれまで、駅ビルの中で雑然と商品が陳列されているというイメージが強かった感がありますが、セリアは最近、丸井など従来よりもハイエンド商品をそろえた場所に出店していて、店舗の外観もキレイでオシャレに変化しています。
そして、何よりもスゴイのが営業利益率の高さです。2014年3月期は約9.3%(右グラフ)。直近年度のセブン-イレブン・ジャパンの営業利益率(チェーン全店の売上高に対する営業利益率を同じ基準で算出)が5.6%だったことを踏まえると、その高さが際立っているのがわかります。
「100円の商品を売って、この利益率です。粗利は40%を超えているし、これはスゴイですよ!」と語るのは、ドイツ証券の風早隆弘シニアアナリスト。100円ショップはデフレだから上手くいった印象が強いのですが、風早さんによると、「インフレの中で再評価される銘柄ではないか」。デフレからインフレへ移行することでモノの価値が上がると、おカネ持ちにもそうでない人にも近年のブログの普及もあって「賢く消費しよう」との行動パターンが増えるとみられるためです。
■ 食品はやらず売価100円にこだわる
多くの100円ショップが食品を強化したり、キャンドゥが高価格の商品を展開したりといったニュースも記憶に新しいところですが、ここでもセリアが一歩先を行くそうです。「ヒトの流れを確保しやすい食品はやらず、あくまで100円という売価にこだわることでイノベーションが生まれるのです。セリアはこの姿勢を崩さずやってきて、他社に先駆けてPOSシステムを導入したことなどで効率的に売るというオペレーション能力もあります。現在1000店舗あまりの出店ですが、その2倍、3倍に拡大してもおかしくない力はあると思います」(風早さん)。
インバウンド消費でも恩恵を享受しそうです。中国には「15元ショップ」という100円ショップと似たコンセプトのお店があります。だいたい1元=19円くらい。これならモノの良い日本で買ったほうがおトクなうえ、円安のメリットまで受けることができます。
こんな期待が持てる100円ショップの株価は、セリアもキャンドゥもワッツも1年前の水準とほぼ変わりなし。風早さんは、「投資対象として長い目でみればいい銘柄かもしれない」と話していました。安く賢く買えるのは今のうち? ! でも、100円ショップのように気軽に買えないのが株なのよね(笑)
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
小川 まどか
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