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一枚岩ではないらしい(左から西田相談役、田中久雄社長、佐々木副会長)(C)日刊ゲンダイ
オリンパスを彷彿…不適切会計「東芝」株価どこまで下がる?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159797
2015年5月15日 日刊ゲンダイ
不適切会計が浮上した東芝に対する市場の不信感は高まるばかりだ。
「外国人社長の突然の辞任をきっかけに、過去の粉飾決算が明るみに出たオリンパスを彷彿とさせます。東芝株も同じような道をたどる危険性があります」(市場関係者)
オリンパスは事件発覚後に株価が暴落した。事件前の高値に比べ約85%も下落している(2835円→424円)。
東芝は5月上旬に予定していた決算発表を6月以降に延期し、15年3月期予想を白紙とした。さらに期末配当を4円から無配へと変更した。これを受け、11日の株価はストップ安となる403.3円まで下落。翌日も一時375.2円の安値をつけ、年初来高値(535円)から約30%の下落率となった。
「アナリストの信頼を失う不正会計は市場が最も嫌います。東芝は過去の決算数字にさかのぼって修正する可能性がある。そうなると株価300円割れも覚悟すべきでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
不正会計があったとされるのは社会インフラ関連の社内カンパニー3社と、その関連子会社。東芝は13日夜、12年3月期─14年3月期の営業利益について500億円強の下方修正が必要と公表したが、さらに修正額が膨らむ可能性は否定できない。
「東芝のインフラ関連というと原発ビジネスを連想します。06年に原発大手の米ウェスティングハウスを買収し、新興国への原発売り込みを成功させた。原発は佐々木則夫副会長(65)が強い分野です。ただ佐々木副会長と、東芝のドン・西田厚聰相談役(71)は犬猿の仲といわれます。この2人の対立関係が、不正会計の根っこにあるとしたらコトは深刻です」(経済ジャーナリスト)
経営の主導権を巡る社内抗争が、決算数字の捏造につながった――市場がそう判断したら、東芝の株価は地を這うことになりかねない。
「ライバルの日立や三菱電機は過去最高益に沸いています。財界人を多く輩出している東芝だけが業績低迷ではカッコ悪い。そんな見えも不正会計処理の一因だったかもしれません」(倉多慎之助氏)
東芝株は400円前後での取引が続いているが、市場の審判次第ではオリンパス同様、高値から85%下落もあり得る。そうなると、恐怖の100円割れで、それは東芝が設置した第三者委員会の調査が明らかになり、ウミを出し切るまで下がり続けることになる。
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