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鈴木修スズキ会長(左)は御年85歳(C)日刊ゲンダイ
スズキ会長は「90歳まで続投」 高齢経営者が大健闘のヒミツ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159753
2015年5月14日 日刊ゲンダイ
「私が一番先にやめればいいが、そうもいかない」――スズキの鈴木修会長兼社長(85)が今月11日の会見でこう言った。今後5年間で経営陣の若返りを進める方針を示した上で、事実上「90歳まで続投」を宣言したわけだ。90歳で東証1部上場のトップを務める例は珍しいが、12日はカシオ計算機が樫尾和雄社長(86)が代表権のある会長になる人事を発表した。
調べてみると、日本の企業は高齢経営者が現役バリバリで活躍し続け、経営もうまくいっているケースが多い。「生き残りをかけて戦っていく」。鈴木修会長がこう言って社員にハッパをかけるスズキは今期最高益になる見通し。セブン&アイも82歳になった鈴木敏文氏が現在もグループ全体の「総帥」として指揮を執り続けている。71歳の似鳥昭雄が社長のニトリは29期連続増収増益で増配する見通しだ。
経済ジャーナリストの井上学氏がこう言う。
「高齢経営者の強みは豊富な人脈があること、それと業界のディープ情報から社員のプライベートまで隅々まで知り尽くしていることです。圧倒的な情報優位性により極めて的確な経営判断をすることができるのです。しかも社内で尊敬を集めているケースが多いため、厳しい指示を飛ばしても“ブラック”などと言われず組織の団結力が崩れにくいのも特徴といえます」
もっとも、高齢経営者はカリスマ経営者であることがほとんどのため、退任してしまうと会社そのものが強力な推進力を失うことになってしまう。
「カリスマ経営者が成長を牽引した企業は、経営者に頼る傾向が強い。優秀な経営者ほど自分の退任後を見越して権限移譲を図ろうとしますが、高齢経営者が君臨する企業は後釜選びがうまくいかないケースもあります。スズキも、次期社長と目されていた娘婿が52歳の若さで急逝してしまったため、鈴木氏が社長に復帰しています」(井上学氏)
別表に高齢経営者が君臨する業績好調の企業をまとめたが、果たして10年後、どうなっていることか。
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