http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/439.html
Tweet |
この水準に逆戻りも?(C)日刊ゲンダイ
ギリシャ危機再燃…専門家が危惧する日本市場への深刻影響
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159712
2015年5月13日 日刊ゲンダイ
世界の金融市場を崩壊させかねないギリシャ危機が再燃している。危機は何度も叫ばれ、そのたびに無事通過してきたが、今回は侮れない。日本経済を直撃する恐れが高まっているのだ。
「5月入りしてから、株式市場は乱高下が続いています。日銀やGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がつくり出す官製相場はバブルと一緒。いったん、崩れ始めたら歯止めが利かなくなる。ギリシャ危機の最大の被害者は、不安定さが増している日本市場でしょう」(市場関係者)
ギリシャは12日、国際通貨基金(IMF)に7.5億ユーロを返済する期限を迎える。
「ここは乗り切れる見込みですが、その後が危ない。デフォルトが現実になる危険性があるのです」(金融関係者)
EUは11日にユーロ圏財務相会合を開き、凍結しているギリシャ向け支援、約72億ユーロ(9700億円)の再開を話し合ったが、結論は出なかった。支援再開を決める期限は6月末。ユーロ圏の要人は、「融資実施まで1カ月を要する。5月末には支援再開を決めないと間に合わない」としている。あと3週間弱だ。
「すでにギリシャではキャピタルフライト(資産逃避)が起き始めたといわれています。デフォルト時と似たような状況で、極めて危険な兆候といえます」(第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏)
ギリシャは7〜8月に計100億ユーロ(約1兆3500億円)の国債償還を控える。世界の金融界がデフォルトを念頭に置き、身構えて不思議のない巨額さだ。
「日本の株式市場は99%減資のシャープや、不正会計で赤字転落が予想される東芝など、下押し要因が目立ってきた。ギリシャ危機に直撃されたら、日経平均は1万8500円程度まで一気に下落するかもしれない。その後、株価を反転させるため日銀が追加緩和に動く可能性もある。瞬間的に株価は反発するでしょうが、かなり危ない状況を生む恐れがあります」(株式評論家の倉多慎之助氏)
現行の緩和策でさえ、年間80兆円の国債購入に対し海外からの批判が高まっているのに、さらなる緩和で財政ファイナンスと決めつけられかねない。そうなったら海外マネーは日本市場から撤退し、株価は暴落だ。
ギリシャ危機は、株高に支えられたアベノミクスにトドメを刺す。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。