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11日、中国内モンゴル自治区で、5年間も給与未払いとなっている炭鉱労働者たちが地元政府前に集まり、地面にひざまずいて給与の支払いを求める騒ぎがあった。資料写真。
「5年の給与未払い、もう耐えられない」炭鉱労働者らが土下座で嘆願―本日の中国TOPニュース
http://www.recordchina.co.jp/a108656.html
2015年5月12日(火) 21時57分
2015年5月11日、中国内モンゴル自治区最西部のアルシャー盟で、5年間も給与未払いとなっている炭鉱労働者たちが地元政府前に集まり、地面にひざまずいて給与の支払いを求める騒ぎがあった。12日付で中国のニュースサイト・観察者が伝えた。
「政府は搾取を止め、我々の血と汗の結晶を返還せよ」「当初の責任者を出せ」。地元・内モンゴル自治区のほか、陝西省、甘粛省から来た10数人の労働者代表らがこのような横断幕を掲げ、地面に伏して窮状を訴えた。
2010年、アルシャー盟政府はある炭鉱の防火工事を行うにあたり、事業の委託先を募集した。結果、これを受託した企業がさらに「孫請けの孫請け」へこの事業を丸投げした。最終的に事業を請け負ったのは陝西省の4人の人物。この時点で責任の所在がメチャクチャになってしまいそうだが、契約内容では、委託元から事業資金の提供が滞った場合でも、工事の過程で採掘した石炭を自由に販売して工事資金に充ててもよいと謳われていたため、4人はリスク無しと判断した。そして作業人員300人、トラック56台、掘削機16台などを投入して工事はスタートする。が、ほどなくして政府側の権限者が交替。朝令暮改で契約内容を変更し、工事中に採掘した石炭の販売を禁じたため、にわかに事業は続行不能に。4人は各方面に借金をして工事をなんとか終了させるが、儲けはゼロどころか元手が底をつき、作業員たちへの報酬も払えずじまいとなってしまう。関係当局などを相手取って訴訟を起こすが、内モンゴル高裁は遅々として判決を出さず、5年あまりの歳月が過ぎた。
そして、冒頭の騒ぎが起こる。この報道について、記事のコメント欄には「土下座では事は解決しない」「気の毒だが、そもそも下請自体が違法」「あなたたちが請けた仕事は防火工事であり、石炭掘りではない」「政府の信用というものは、このような下々のウジ虫によって損なわれる」など、なかなか手厳しい意見が寄せられている。(翻訳・編集/愛玉)
※<本日の中国TOPニュース>では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2015年5月12日付の中国大手サーチエンジン・百度(Baidu)のランキング1位の記事。
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