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行員は不要? メガバンクの「接客」ロボットが取って代わる日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159616
2015年5月11日 日刊ゲンダイ
【プロはここを見る 経済ニュースの核心】
メガバンク同士の人型ロボット対決が金融界の話題となっている。
先陣を切ったのは三菱UFJフィナンシャル・グループ。4月13日から23日まで本店ロビーに接客用の人型ロボット「NAO(ナオ)」を配置し、子供や若い女性などに愛嬌を振りまいていた。
仏アルデバラン社製のロボットで身長は58センチと小柄だが、2つのカメラと4つのマイクで人の表情や感情を読み取り会話することができる。日本語のみならず英語、中国語など世界19カ国語に対応できる優れものだ。「いらっしゃいませ、ご用件はなんでしょうか」など、ロビー係さながらの接客術を披露した。
これに対抗するのが、みずほフィナンシャルグループ。7月から導入するのはソフトバンクロボティクスと仏アルデバラン社が共同開発した人型ロボット「Pepper(ペッパー)」だ。
こちらは身長121センチと小学生並みの大きさで、二足歩行はできないもののホイールで移動する。胸元には10.1型のタッチディスプレーが埋め込まれている。頭部にはマイク4台、カメラ2台、3Dセンサー1台が搭載されていて、人の感情や声のトーンから、笑いや怒りなどの感情を認識する。金融関連情報を案内したり、待ち時間に楽しめるエンターテインメントを提供する計画だ。
この2台は、いずれもソフトバンクが出資する仏アルデバラン社のソフトウエアが使われた、いわば兄弟ロボットで、銀行内では、「ロビー案内はいずれ人型ロボットに置き換わるのではないか、職にあぶれる行員も出そうだね」(メガバンク幹部)と冗談交じりの会話も聞かれる。さらにロボットと来店客との会話を通じて得られたデータはマーケティングに活用されるほか、振り込め詐欺などの犯罪防止策にも生かされるという。
三菱UFJの「ナオ」は来店客に好評で、本格導入が期待されている。みずほが導入する今夏には、両ロボットが揃い踏みしそうだ。人型ロボットの兄弟対決は、夏休みの子供たちや海外からの観光客に格好の話題を提供しそうだ。
(金融ジャーナリスト・小林佳樹)
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