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NY外為:ドル下落、雇用統計で利上げ見通しが後退 米国株3月以来の大幅高、雇用統計受け景気を楽観  米国債続伸
http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/318.html
投稿者 rei 日時 2015 年 5 月 09 日 11:16:07: tW6yLih8JvEfw
 


NY外為:ドル下落、雇用統計で利上げ見通しが後退
2015/05/09 06:43 JST 
  (ブルームバーグ):8日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要通貨の大半に対して下落。朝方発表された米雇用統計で4月の雇用者数の増加幅は前月よりも拡大したが、前月分が大きく下方修正された。
雇用統計を受けてトレーダーの間では米初回利上げ時期の見通しが後退した。
CIBCワールド・マーケッツの外為戦略ディレクター、バイパン・ライ氏は「雇用統計はドル強気派が期待していたような支援材料ではなかった」と述べ、「ドルはこの先も圧力を受ける可能性がある」と続けた。
ニューヨーク時間午後4時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%下げて1164.21。ユーロは対ドルで0.6%下げて1ユーロ=1.1199ドル。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=119円76銭。
米金融当局の初回利上げはまだ先になるとの見方から、投資家はリスクの高い資産を購入するべくユーロに売りを出した。
サクソバンクの通貨戦略責任者のジョン・ハーディー氏(コペンハーゲン在勤)は、「すべてはリスク志向だ」と述べ、「リスク志向が高まり、ユーロが売られている」と続けた。
米雇用統計
4月の米非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万3000人増加。前月は8万5000人増と、2012年6月以来の低水準となった。速報値では12万6000人増だった。家計調査に基づく失業率は5.4%と、2008年5月来の最低。
スタンダード・チャータード(ニューヨーク)のシニア通貨ストラテジスト、マイク・モラン氏は「雇用はそこそこ堅調に伸びており、それは悪いことではない。しかし市場は賃金やこの先のインフレに一段と焦点を絞っている」と述べ、「賃金インフレがようやく表面化し始めるかどうか、雇用統計はその可能性を探るテストになる。短期的にはドルの値固めがもう少し続くこともあるだろう」と続けた。 
CMEグループによると、米当局が12月に利上げする確率は52%。これは8日朝方の62%から低下した。
商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドなど大口投機家によるドルのネットロングは5日までの1週間で29万1243枚と、前週の29万7577枚から減少した。
原題:Dollar Bulls Dealt Setback as Job Gains Fail to Lift Fed Outlook(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Lananh Nguyen lnguyen35@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net Paul Cox
更新日時: 2015/05/09 06:43 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NO18YP6KLVRR01.html


米国株(8日):3月以来の大幅高、雇用統計受け景気を楽観
2015/05/09 06:40 JST

  (ブルームバーグ):米株式相場は上昇。3月以降で最大の上げとなった。4月の雇用者数の伸びを受け、経済成長は加速しつつあるが、6月の利上げ開始を正当化するほどではないとの楽観が強まった。
S&P500種株価指数の素材株は2カ月ぶり高値に上昇。建設部門の雇用が伸びたことに反応した。ホーム・デポやワールプールが高い。レナーなど住宅建設株も上げた。マイクロソフトが上昇するなど、情報技術株の指数は続伸した。ビザは大きく上昇。かつて子会社だったビザ・ヨーロッパの買収に向けて協議中との報道を好感した。
S&P500種株価 指数は1.4%高の2116.10。週間での下げを埋め、4月に付けた過去最高値まで2ポイント未満の水準となった。ダウ工業株30種平均は267.05ドル(1.5%)上げて18191.11ドル。
ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの副最高投資責任者(CIO)、ダレル・クロンク氏は「株式にとってはちょうど良い雇用の伸びだった」と指摘。「多過ぎも、少な過ぎもしない、必要とされる水準だ。経済成長という意味では20万超の伸びが望ましいが、30万に近づくとインフレ圧力や景気過熱といった見方が出始める。よってこの水準が最も理想的だ」と述べた。
雇用統計
4月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万3000人増加。前月は8万5000人増と、2012年6月以来の低水準となった。速報値では12万6000人増だった。家計調査に基づく失業率は5.4%と、2008年5月来の最低。
賃金の伸びは抑制された。4月の平均時給は前月から0.1%増加、前月は0.2%増と、速報値の0.3%から下方修正された。
金利先物取引をベースとしたデータによれば、引き続き年内の利上げ開始が予想されているが、6月利上げの可能性は低下している。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの最高投資ストラテジスト、マイケル・アローン氏は「4月の雇用統計は景気の過熱も、一段の悪化も示していない」とし、「資本市場では大きな安堵(あんど)感が広がっているようだ」と続けた。
金融当局は1−3月(第1四半期)の成長減速を受けて、利上げ開始時期を見極めるため労働市場のデータを注視している。シカゴ連銀のエバンス総裁は今週、利上げの前に賃金上昇のさらなる証拠を確認したいと述べた。   
ローブ氏の見方 
ヘッジファンド運用者ダニエル・ローブ氏は、米政策金利が引き上げられても、企業利益の伸びが株式投資に好機をもたらすとの見方を示した。同氏は8日、サード・ポイント・リインシュアランスの決算に関する電話会議で「株式は企業の増益見通しに基づいて取引されると考えている」と述べた。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX )は15%下げて12.86。低下率は昨年12月以降で最大。ただ週間では2週連続での上昇となった。
S&P500種の業種別10指数 は全て上昇。ヘルスケアや素材、エネルギーの指数が特に上げた。
原題:U.S. Stocks Rally as Jobs Data Spur Optimism on Economy, Rates(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Oliver Renick enick2@bloomberg.net;ニューヨーク Lu Wang lwang8@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Cecile Vannucci cvannucci1@bloomberg.net John Shipman
更新日時: 2015/05/09 06:40 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NO1S6B6VDKHT01.html


米国債(8日):続伸、雇用統計受け−12月利上げ確率も低下
2015/05/09 06:38 JST 
  (ブルームバーグ):8日の米国債相場は続伸。4月の雇用統計を受けて早期利上げへの警戒が弱まり、市場に安心感が広がった。
労働省が発表した雇用者数の伸びは2カ月連続で市場予想を下回った。今回の相場続伸を一助に、過去2週間にわたる世界的な債券の売りに伴う下落に歯止めがかかっている。先物動向の指標は12月を初回利上げの時期として示している。  
バークレイズのグローバル・インフレ連動調査責任者、マイケル・ポンド氏は「当局が6月に利上げに踏み切るほどこの統計が強いかと問われれば、答えはノーだ」と指摘。「これから6月会合までの間に利上げにつながるようなデータが得られるかと言えば、もちろん可能性はあるが、今回の統計はそれを示唆していない」と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)低下の2.15%。同年債価格(表面利率2%、償還期限2025年2月)は9/32上げて98 22/32。
同利回りは前日に一時2.31%と、昨年12月8日以来の高水準をつけた。今年の最低水準は1月30日に記録した1.64%。
CMEグループがフェデラルファンド(FF)金利先物動向から算出した数値によると、連邦公開市場委員会(FOMC)が12月に利上げを実施する確率は54%。雇用統計発表前は62%だった。
債券市場は今週に入って下げに拍車が掛かった。原油価格の上昇やインフレ期待の高まりを背景に、ドイツ国債の売りが世界的に波及した。世界の債券市場では4月29日以降に約5000億ドルが失われた。
「適正な価格」
ノバスコシア銀行の金利ストラテジスト、ガイ・ヘーゼルマン氏は「米国債はここにきて少し適正な価格になっている」と述べた。
4月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万3000人増加。前月は8万5000人増と、2012年6月以来の低水準となった。速報値では12万6000人増だった。
家計調査に基づく失業率 は5.4%と、2008年5月来の最低。平均時給の伸びは市場予想を下回った。  
FOMCは4月28、29 両日開催した定例会合後の声明で、「経済活動と労働市場の見通しに対するリスクがほぼ均衡していると考えている」と記した。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は3月27日のサンフランシスコでの講演で、「金融政策は当面、緩和的にとどまることが適切だ」と指摘。初回利上げ後の見通しについては、「あらかじめ決まった引き締めコース」はたどらないと話した。  
原題:Treasuries Rise After Jobs Report as Fed December Rate Odds Fade(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Susanne Walker swalker33@bloomberg.net;ニューヨーク Daniel Kruger dkruger1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Dave Liedtka dliedtka@bloomberg.net Paul Cox
更新日時: 2015/05/09 06:38 JST

5月8日の海外株式・債券・為替・商品市場
2015/05/09 06:46 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NO1WGU6JTSEA01.html

  (ブルームバーグ):欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
◎NY外為:ドル下落、雇用統計で利上げ見通しが後退
8日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要通貨の大半に対して下落。朝方発表された米雇用統計で4月の雇用者数の増加幅は前月よりも拡大したが、前月分が大きく下方修正された。
雇用統計を受けてトレーダーの間では米初回利上げ時期の見通しが後退した。
CIBCワールド・マーケッツの外為戦略ディレクター、バイパン・ライ氏は「雇用統計はドル強気派が期待していたような支援材料ではなかった」と述べ、「ドルはこの先も圧力を受ける可能性がある」と続けた。
ニューヨーク時間午後4時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%下げて1164.21。ユーロは対ドルで0.6%下げて1ユーロ=1.1199ドル。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=119円76銭。
米金融当局の初回利上げはまだ先になるとの見方から、投資家はリスクの高い資産を購入するべくユーロに売りを出した。
サクソバンクの通貨戦略責任者のジョン・ハーディー氏(コペンハーゲン在勤)は、「すべてはリスク志向だ」と述べ、「リスク志向が高まり、ユーロが売られている」と続けた。
米雇用統計
4月の米非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万3000人増加。前月は8万5000人増と、2012年6月以来の低水準となった。速報値では12万6000人増だった。家計調査に基づく失業率は5.4%と、2008年5月来の最低。
スタンダード・チャータード(ニューヨーク)のシニア通貨ストラテジスト、マイク・モラン氏は「雇用はそこそこ堅調に伸びており、それは悪いことではない。しかし市場は賃金やこの先のインフレに一段と焦点を絞っている」と述べ、「賃金インフレがようやく表面化し始めるかどうか、雇用統計はその可能性を探るテストになる。短期的にはドルの値固めがもう少し続くこともあるだろう」と続けた。 
CMEグループによると、米当局が12月に利上げする確率は52%。これは8日朝方の62%から低下した。
商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドなど大口投機家によるドルのネットロングは5日までの1週間で29万1243枚と、前週の29万7577枚から減少した。
原題:Dollar Bulls Dealt Setback as Job Gains Fail to Lift Fed Outlook(抜粋)
◎米国株:3月以来の大幅高、雇用統計受け景気への楽観強まる
米株式相場は上昇。3月以降で最大の上げとなった。4月の雇用者数の伸びを受け、経済成長は加速しつつあるが、6月の利上げ開始を正当化するほどではないとの楽観が強まった。
S&P500種株価指数の素材株は2カ月ぶり高値に上昇。建設部門の雇用が伸びたことに反応した。ホーム・デポやワールプールが高い。レナーなど住宅建設株も上げた。マイクロソフトが上昇するなど、情報技術株の指数は続伸した。ビザは大きく上昇。かつて子会社だったビザ・ヨーロッパの買収に向けて協議中との報道を好感した。
S&P500種株価 指数は1.4%高の2116.10。週間での下げを埋め、4月に付けた過去最高値まで2ポイント未満の水準となった。ダウ工業株30種平均は267.05ドル(1.5%)上げて18191.11ドル。
ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの副最高投資責任者(CIO)、ダレル・クロンク氏は「株式にとってはちょうど良い雇用の伸びだった」と指摘。「多過ぎも、少な過ぎもしない、必要とされる水準だ。経済成長という意味では20万超の伸びが望ましいが、30万に近づくとインフレ圧力や景気過熱といった見方が出始める。よってこの水準が最も理想的だ」と述べた。
雇用統計
4月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万3000人増加。前月は8万5000人増と、2012年6月以来の低水準となった。速報値では12万6000人増だった。家計調査に基づく失業率は5.4%と、2008年5月来の最低。
賃金の伸びは抑制された。4月の平均時給は前月から0.1%増加、前月は0.2%増と、速報値の0.3%から下方修正された。
金利先物取引をベースとしたデータによれば、引き続き年内の利上げ開始が予想されているが、6月利上げの可能性は低下している。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの最高投資ストラテジスト、マイケル・アローン氏は「4月の雇用統計は景気の過熱も、一段の悪化も示していない」とし、「資本市場では大きな安堵(あんど)感が広がっているようだ」と続けた。
金融当局は1−3月(第1四半期)の成長減速を受けて、利上げ開始時期を見極めるため労働市場のデータを注視している。シカゴ連銀のエバンス総裁は今週、利上げの前に賃金上昇のさらなる証拠を確認したいと述べた。   
ローブ氏の見方 
ヘッジファンド運用者ダニエル・ローブ氏は、米政策金利が引き上げられても、企業利益の伸びが株式投資に好機をもたらすとの見方を示した。同氏は8日、サード・ポイント・リインシュアランスの決算に関する電話会議で「株式は企業の増益見通しに基づいて取引されると考えている」と述べた。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX )は15%下げて12.86。低下率は昨年12月以降で最大。ただ週間では2週連続での上昇となった。
S&P500種の業種別10指数 は全て上昇。ヘルスケアや素材、エネルギーの指数が特に上げた。
原題:U.S. Stocks Rally as Jobs Data Spur Optimism on Economy, Rates(抜粋)
◎米国債:続伸、雇用統計受け−12月利上げの確率も低下
8日の米国債相場は続伸。4月の雇用統計を受けて早期利上げへの警戒が弱まり、市場に安心感が広がった。
労働省が発表した雇用者数の伸びは2カ月連続で市場予想を下回った。今回の相場続伸を一助に、過去2週間にわたる世界的な債券の売りに伴う下落に歯止めがかかっている。先物動向の指標は12月を初回利上げの時期として示している。  
バークレイズのグローバル・インフレ連動調査責任者、マイケル・ポンド氏は「当局が6月に利上げに踏み切るほどこの統計が強いかと問われれば、答えはノーだ」と指摘。「これから6月会合までの間に利上げにつながるようなデータが得られるかと言えば、もちろん可能性はあるが、今回の統計はそれを示唆していない」と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)低下の2.15%。同年債価格(表面利率2%、償還期限2025年2月)は9/32上げて98 22/32。
同利回りは前日に一時2.31%と、昨年12月8日以来の高水準をつけた。今年の最低水準は1月30日に記録した1.64%。
CMEグループがフェデラルファンド(FF)金利先物動向から算出した数値によると、連邦公開市場委員会(FOMC)が12月に利上げを実施する確率は54%。雇用統計発表前は62%だった。
債券市場は今週に入って下げに拍車が掛かった。原油価格の上昇やインフレ期待の高まりを背景に、ドイツ国債の売りが世界的に波及した。世界の債券市場では4月29日以降に約5000億ドルが失われた。
「適正な価格」
ノバスコシア銀行の金利ストラテジスト、ガイ・ヘーゼルマン氏は「米国債はここにきて少し適正な価格になっている」と述べた。
4月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比22万3000人増加。前月は8万5000人増と、2012年6月以来の低水準となった。速報値では12万6000人増だった。
家計調査に基づく失業率 は5.4%と、2008年5月来の最低。平均時給の伸びは市場予想を下回った。  
FOMCは4月28、29 両日開催した定例会合後の声明で、「経済活動と労働市場の見通しに対するリスクがほぼ均衡していると考えている」と記した。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は3月27日のサンフランシスコでの講演で、「金融政策は当面、緩和的にとどまることが適切だ」と指摘。初回利上げ後の見通しについては、「あらかじめ決まった引き締めコース」はたどらないと話した。
原題:Treasuries Rise After Jobs Report as Fed December Rate Odds Fade(抜粋)
◎NY金:反発、米雇用統計で賃金の伸び抑制−週間でも上昇
8日のニューヨーク金先物相場は反発。米雇用統計で雇用者数は増加したものの、賃金の伸びが抑制されたことが材料視された。投資家は利上げの時期を見極めようとしている。
エバーバンク・ウェルス・マネジメントのバイスプレジデント、マイク・メイヤー氏は電話インタビューで「雇用の数字は強いが、賃金の伸びは期待外れだ」と指摘。「現時点で賃金インフレは見られない。利上げのタイミングをめぐる憶測は続く」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前日比0.6%高の1オンス=1188.90ドルで終了。週間ベースでは1.2%上昇と、3月下旬以来の大幅な上げ。
銀先物7月限は1%上げて16.465ドル。パラジウム先物6月限は2.1%高の802.35ドル。プラチナ先物7月限は1.1%上昇の1143.50ドル。
原題:Gold Futures Advance as Investors Assess U.S. Payrolls Report(抜粋)
◎NY原油:反発、雇用統計を受け景気への楽観が広がる
8日のニューヨーク原油市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。4月の雇用者数の増加幅が前月から拡大したことを受け、景気が加速しているとの楽観が市場で広がった。
エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は電話取材に対し、「悪いニュースが続いていた後とあり、雇用統計の数字は市場の支えとなった」と指摘。「雇用者数の変化はエネルギー需要に計測可能な影響を及ぼす。ガソリンに対しては特にそうだ」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比45セント(0.76%)高い1バレル=59.39ドルで終了。週間では0.4%の値上がり。
原題:Crude Oil Climbs as U.S. Payroll Data Boosts Economic Outlook(抜粋)
◎欧州株:大幅上昇、米雇用改善で−保守党勝利の英国株も高い
8日の欧州株式相場は年初来最大の上げとなった。英総選挙でキャメロン首相の保守党が接戦予想に反して大勝したほか、米雇用統計の内容も好感された。
指標のストックス欧州600指数は前日比2.9%高の400.16で終了。週間ベースでは1.4%高となった。この日発表された4月の米失業率が2008年5月以来の低水準となり、非農業部門雇用者数は3月を上回る伸びとなった。
英国の指標であるFTSE100指数は前日付けた1カ月ぶり安値から反発し、2.3%高で終了。保守党は下院(650議席)で単独過半数を確保し、自由民主党との連立を解消して単独政権を樹立することが可能になった。
CMCマーケッツ(ロンドン)の市場アナリスト、ジャスパー・ローラー氏は「保守党の勝利は織り込まれていなかった」とし、「いい意味での驚きだったことから、値動きが大きくなった。市場は不透明感を好まない。宙ぶらりん議会となれば不透明感が出ただろうが、単独過半数を取ったようだ」と語った。
この日の西欧市場ではドイツのDAX指数とスイスのSMI指数が大きく上げ、2.7%と2.5%それぞれ上昇した。
英国株ではロイズ・バンキング・グループとロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)など銀行株の上げが目立った。公益事業を手掛けるセントリカとSSEも買われた。銀行への増税や電力・ガス値上げ阻止を公約に掲げていた労働党の大敗が手掛かり。
原題:Europe Stocks Jump Most in 2015 on U.K. Election, U.S. Jobs Data(抜粋)
◎欧州債:軒並み上昇、世界的な債券安一服−米雇用統計も支え
8日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が軒並み上昇した。今週はドイツ債のボラティリティ(変動率)が約3年ぶり高水準に達したりイタリアとスペインの10年債利回りが年初来で初めて2%を超えるなど乱高下したが、その後は買いが優勢となった。
ドイツ債は9営業日ぶりに上昇。この日発表された4月の米雇用統計で雇用者数の増加幅がアナリスト予想を下回ったことが手掛かりとなった。高利回りを求める投資家の資金はイタリア債やスペイン債に向かった。ストラテジストらは今週の相場乱高下について、市場に流通する国債の減少につながる欧州中央銀行(ECB)の購入プログラムも一因だと指摘している。
インベステック・アセット・マネジメント(ロンドン)の債券部門責任者ジョン・ストップフォード氏は、「センチメントが変わって過密状態の市場でロング(買い持ち)ポジションの解消が起きたボラティリティの高い1週間だった」と指摘。「ファンダメンタルズからすれば、ECBの量的緩和があるので利回りはここから低下する余地があるはずだが、ポジション解消はもうしばらく続くかもしれない」と語った。
ロンドン時間午後5時18分現在、ドイツ10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.55%。同国債(表面利率0.5%、2025年2月償還)価格は0.405上げて99.56。週間ベースでは3週続落。7日には0.78%と、昨年12月8日以来の高水準を付けた。前週末比では17bp上昇。
イタリア10年債利回りは前日比9bp低下の1.68%。今週は18bp上昇。同年限のスペイン国債利回りはこの日7bp下げ1.68%。前週末比では21bp上げた。
原題:Euro-Region Bonds Rebound After U.S. Jobs Report Helps Stem Rout(抜粋)
◎英ポンドが急伸、国債と株式も上げる−総選挙で保守党が大勝
8日の金融市場では、英ポンドが上昇。国債と株式も買われた。7日投開票の英総選挙で与党・保守党が単独過半数を確保し、キャメロン首相の続投が決まったことが背景にある。
ポンドは対ユーロで3年6カ月ぶりの大幅高。主要16通貨中15通貨に対して値上がりした。保守党の予想外の大勝を受け、次期政権樹立までには時間がかかるとの懸念が一掃された。株式市場では銀行株が大きく買われた。
みずほ銀行(ロンドン)のヘッジファンドセールス責任者、ニール・ジョーンズ氏は「誰も保守党が過半数を取るとは思っていなかった」とし、このためポンド上昇を前提とする「ロングポジションを事前に組む動きが市場にはなかった」と話した。
ロンドン時間午後4時35分現在、ポンドはユーロに対し前日比1.6%高の1ユーロ=72.74ペンス。これは終値ベースで2011年10月以降最大の値上がり。ドルに対しては1.3%上げ1ポンド=1.5443ドル。2月26日以来の高値となる1.5523ドルに達する場面もあった。
英国株の指標であるFTSE100指数は2.3%高で取引を終了。バークレイズやロイズ・バンキング・グループが大幅に上げた。英国債の10年物利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.88%。
原題:Pound Gains With Gilts, Stocks as Tories Win Surprise Majority(抜粋)
記事についての記者への問い合わせ先:ニューヨーク 西前 明子 +1-212-617-2601 anishimae3@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net
更新日時: 2015/05/09 06:46 JST  

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