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ギリシャ首相、債権者側は政治決断を-資金の切れ目が交渉期限
2015/05/08 22:04 JST
(ブルームバーグ):ギリシャのチプラス首相は救済融資の実行を妨げる技術的な障害はもはや同国側にないとして、債権者側の政治的意志の問題だと言明した。
同首相は8日議会で、「政府は債権者側と誠実かつ相互の利益になる合意に達するために可能なことは全てやったと証明済みだ。合意を妨げる技術的障害はもはやない。単に政治的意志の問題だ」と語った。
11日にブリュッセルで会合を開くユーロ圏の財務相らは、交渉が幾らか進展したことを示唆しているが、同日の融資承認にまでは至らないとみている。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)議長のデイセルブルム・オランダ財務相は、ギリシャの資金枯渇が迫れば交渉が加速するだろうとの見通しを示した。
同議長は7日にフランス紙ルモンドとのインタビューで、「政治的には期限は一つ。延長された救済プログラムが終了する6月末だ」とした上で、「しかしギリシャの流動性問題がひどく深刻になれば、別の締め切りが発生し得る。そこに至ることを避けるのがわれわれの共通の利益だ」と語った。
欧州中央銀行(ECB)は、11日の会合で交渉に進展がない場合や、来週の国際通貨基金(IMF)への約7億4500万ユーロ(約1000億円)相当の支払いをギリシャが履行しない場合、ギリシャの銀行向け流動性支援を制限する可能性がある。
チプラス首相は8日議会で「ハッピーエンドは近いと期待している。困難に直面するだろうが、国民に支えられ合意にこぎ着けるつもりだ」と語った。
原題:Tsipras Calls on Creditors to Show Political Courage Over Greece(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:アテネ Nikos Chrysoloras nchrysoloras@bloomberg.net;アテネ Eleni Chrepa echrepa@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Vidya Root vroot@bloomberg.net Ben Sills, Tony Czuczka
更新日時: 2015/05/08 22:04 JST
独善主義のギリシャ人、ドイツに出没すれば
2015/05/08 06:48 JST
【コラムニスト:Michael Lewis】 (ブルームバーグ・ビュー):米カリフォルニア州バークリーは州内で同等規模の都市の中で、最も車にひかれる歩行者が多い地域だというデータが数年前に出た。しかし、住民の誰もが分かっているように、バークリーに特に危険なドライバーが集まっているわけではない。
むしろ、バークリーの歩行者に自己破壊の欲求があるようだ。昼間は耳にイヤホンを付け、危険を察知できないようにしたまま交差点に飛び出す。夜は夜で黒っぽい服装で物陰から薄暗い通りへ忍び出る。まるで忍者のように。自殺願望があるわけでもひかれたいわけでもないのだろう。歩行者である自分の方がドライバーよりも優位に立っているのだと、相手に対し、また恐らく自分に対しても顕示したいのだと思われる。それによって、救急車で運ばれる確率を高めているのだが。
この話はギリシャ人がドイツ人との間で現在繰り広げているドタバタ劇につながる。
ギリシャの新財務相はなかなか強気だ。首相は上から目線でドイツ人に説教し、ギリシャ国民はドイツの指導者らがナチスの制服を着ている漫画が大好き。こういうところにバークリーの歩行者と同じ気質がうかがえる。違うのは独善性の根拠だ。ギリシャ人はドイツ人が過去の罪を恥じて罪を滅ぼす義務を感じるべきだと考えている。
その証拠というべきかギリシャ財務省は最近、第2次世界大戦中のナチスの残虐行為についてドイツが支払うべき賠償金の額を試算した。もちろん、試算によってドイツが支払う公算が大きくなったわけではない。むしろ逆効果で、ギリシャが助けを求める相手であるドイツの政治家を怒らせた。それでも、ギリシャ人が依然として自分たちの正当性を主張しているということを皆に思い出させる効果はあった。
ギリシャ政府の腐敗、改革への抵抗などは問題ではない。ギリシャ人がドイツの高速道路を走って横断したければ、ドイツ人はブレーキを踏まなければならないのだ。
今のギリシャはどこを見ても、自衛本能が停止してしまっている。債権者側と対立するつもりの政党を政権の座に就けてしまったことが、最も明白にそれを示している。ほかにもある。例えば、ギリシャ人が銀行から預金を大量に引き出しているという毎週のデータだ。もっと安全なドイツかスイスの銀行に預けるつもりなのだろうが、それは驚くに当たらない。驚くべきなのは、まだ引き出す預金が残っていることだ。
今ではギリシャ人は皆、同国のユーロ圏離脱の可能性が現実味を帯びていることを知っている。そうなればギリシャの銀行に預けられているユーロは一晩で「新ドラクマ」に変わり、恐らくは価値の半分を失うだろう。これは実在するリスクなのに、ギリシャの銀行にはまだ1400億ユーロ(約18兆9000億円)前後の預金が残っている。明日ギリシャがユーロ圏を離脱すれば約700億ユーロの貯蓄が消えることになる。
ギリシャの預金者が世界中が認識していないことを知っている可能性もあるし、宿命論者で最悪の事態に備えるのがおっくうなのかもしれない。しかし私は、ギリシャの銀行にまだ預金が残っているのはバークリーの歩行者が危険を冒すのと同じ理由からだと思う。つまり、「ひけるものならひいてみろ」という気持ちだ。この5年間繰り返してきたおかげで、ひかれない確信は強まっている。
ある金融状況に対して人がどう行動するかを予測するには、何が彼らの利益になるかを考えればいい。遅かれ早かれ人はそれに沿って行動するものだ。しかし、人の行動が自分の利益という狭い経路から外れてしまっている場合はそうはいかない。ギリシャ人がどう動くかを予見するのが難しいのはこのためだ。彼らがBMWの前に飛び出してきた時、ただひいてしまいたいという気持ちを強める理由でもある。(マイケル・ルイス)
(マイケル・ルイス氏はブルームバーグ・ビューのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)
原題:Self-Righteous Greeks Saunter Into the Autobahn(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先: Palo Alto Michael Lewis mlewis1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Marty Schenker mschenker@bloomberg.net 木下晶代
更新日時: 2015/05/08 06:48 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NNZG186KLVRQ01.html
3月のドイツ輸出、前月比1.2%増で伸び続く
2015 年 5 月 8 日 18:22 JST
【フランクフルト】ドイツでは3月、他のユーロ圏諸国の堅実な成長を受けて輸出の伸びが続いた。
ドイツ連邦統計局が8日発表した3月の輸出(季節要因・稼働日数調整済み)は前月比1.2%増加し、輸入は2.4%増加した。2月は輸出が1.4%増、輸入が1.3%増だった。
貿易黒字(季節要因・稼働日数調整済み)は193億ユーロ(約2兆6000億円)となり、ウォール・ストリート・ジャーナルがまとめたエコノミスト予想の198億ユーロをやや下回った。
経常黒字は調整前ベースで279億ユーロと、エコノミスト予想の218億ユーロを上回った。
調整前ベースの輸入額と輸出額はそれぞれ1075億ユーロ、845億ユーロで、いずれも単月での過去最高を記録した。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CB4QFjAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10164193758919163512104580628192532691992&ei=H5tMVZPwHcPq8AWYuYHYCQ&usg=AFQjCNE_q6luw-FKreTaBnbYTRuSyUvYVw&sig2=YDektZNYXKIChqAKWEgwhw&bvm=bv.92765956,d.dGc
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