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中国輸出、4月は予想外の減少 景気刺激策の観測強まる
2015年 05月 8日 13:57 JST
[北京 8日 ロイター] - 中国税関当局は8日、4月のドル建て輸出は前年同月比で6.4%減少したと発表した。減少は予想外。輸入は16.2%減で予想を上回る減少となった。3月は12.7%減だった。
貿易黒字は341億3000万ドル。
ロイター調査によるアナリスト予想は、輸入が前年比2.4%増、輸入は12%減だった。
予想以上の貿易統計の悪化を受け、政府が景気の急減速回避のため追加刺激策の導入を急ぐとの観測が強まった。
第2・四半期の経済成長が世界的金融危機以来初めて7%を下回り、失業と不良債権が増加するリスクが指摘されている。
ING(シンガポール)のエコノミスト、ティム・コンドン氏は「悪い数字だ。週末の利下げを予想する。これでは7%の成長率目標達成は難しい。第1・四半期の弱さは一時的なものではなかったようだ」と述べた。
アナリストの多くは、中国人民銀行が数カ月以内に追加の利下げと銀行預金準備率引き下げに踏み切ると予想している。
政策立案の関係者は今週ロイターに、中国指導部は予想以上の景気減速に懸念を強めており、一連の金融緩和が思ったほどの効果をもたらしていないことから、財政出動による景気刺激策を打ち出す公算が大きいとの見方を示した。
<見通しは不透明>
ノムラのエコノミストは、中国の第2・四半期成長率は第1・四半期の7%から6.6%に減速すると予想。年内に25ベーシスポイント(bp)の利下げがあと3回、50bpの預金準備率引き下げがあと2回あるとみている。これは世界的金融危機以来最もアグレッシブな金融緩和となる。
低迷する中国の貿易は経済を圧迫し、当局者の懸念要因となっている。
今週中国商務省は、一部の国で自国通貨を押し下げる動きが人民元の大幅上昇につながり、中国の輸出競争力に影響していると指摘した。
人民元は過去数カ月、米ドル以外の主要通貨に対して上昇し、貿易加重ベースでの上昇が促されている。ただ李克強首相はこれまで、経済が逆境に直面しても通貨切り下げは行わないと発言している。
人民元の上昇が続けば、今後数カ月で輸出が打撃を受けるとの声は圧倒的に多い。キャピタル・セキュリティーズのアナリストは「海外の需要が回復しなければ、輸出の減少トレンドは今後も続き、悪化する可能性が否めない。輸入は、政府主導のインフラプロジェクトの大半がまだ始まっていないため、エネルギーや鉄鋼への需要が非常に低い」と指摘した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NT08N20150508
中国株の下落、まだ終わっていない−HSBCの陳淑敏
2015/05/08 16:33 JST
(ブルームバーグ):中国本土株の指標、上海総合指数が7日に3日続落し、3日間としては2013年6月以来の大きな下げを記録したものの、まだ最悪期は終わっていない。HSBCグローバル・アセット・マネジメントはそう指摘する。
1億1100万ドル(約130億円)規模の「HSBC中国A株ファンド」の運用を担当する陳淑敏氏は7日、台北でのインタビューで、信用買い残が過去最高となったことから、中国当局が恐らく信用取引融資の抑制に向けた追加措置を講じるだろうと述べた。陳氏のファンドのここ1年のリターンはプラス96%。ブルームバーグが集計する同種のファンドの9割を上回る運用成績だ。陳氏によれば、中小型株が最も下げやすい。
陳氏は「株式相場は健全な調整を経験している。政策リスクの中でさらなる調整となる可能性がある」と予想。長期的には人民元建て株式に対し引き続き強気だとも説明した上で、中国株は「若干速いペースで上げてきた。政府は信用取引を抑制する公算が大きい」と語った。
関連ニュースと情報:中国株:上海総合指数、3日続落−電力株や工業株が値下がりトップストーリー:TOP JK<GO>海外トップニュースの日本語画面:TOP JI<GO>
原題:China Stock Picker Beating 90% of Peers Says Rout Isn’t Over Yet(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:台北 Cindy Wang hwang61@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Michael Patterson mpatterson10@bloomberg.net Allen Wan
更新日時: 2015/05/08 16:33 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NO0RAH6TTDS201.html
中国貿易統計、輸出が予想外の減少:識者はこうみる
2015年 05月 8日 13:17 JST
[北京 8日 ロイター] - 中国税関当局が8日発表した4月のドル建て輸出は前年同月期6.4%減で、予想外の減少となった。中国経済が低迷しており、政府の刺激策が必要との見方が多い。多くのアナリストは、人民銀行が数カ月以内に追加の利下げと銀行預金準備率引き下げに踏み切ると予想している。
市場関係者のコメントが以下の通り。
<INGマーケッツのエコノミスト、ティム・コンドン氏>
今週末の利下げを予想する。悪い内容だ。経済成長7%の達成が難しくなる。第1・四半期の低迷は一時的ではなかったようだ。低迷が続いている。
今後の(貿易の)予測が下方修正されるとの見方が広がるだろう。当局は予測を引き下げるとともに、対策を考えるはずだ。早めの利下げがその答えになるだろう。
<招商証券(深セン)のアナリスト、XIE YAXUAN氏>
4月の輸出が予想外に減少したことは、3月の大幅減少が季節要因によるものではなく、人民元の上昇や当局による昨年下期以降の貿易水増しなどの取り締まりによる影響であることを示している。
輸入の減少は引き続き内需の低迷を示しており、実体経済がなお政府の刺激策を必要としていることがうかがわれる。
<キャピタル・セキュリティーズのアナリスト、WANG JIANHUI氏>
輸出が不振だったのは、世界経済の需要減退が主な要因だ。伝統的な付加価値の低い製品(の輸出)が減る一方で、付加価値の高い製品は不足しており、輸出の急減につながっている。海外の需要が回復しなければ、輸出の減少トレンドは今後も続き、悪化する可能性も否めない。
輸入については、政府が主導するインフラプロジェクトは大半がまだ始まっていない。そのためエネルギーや鉄鋼への需要が非常に低い。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NT09W20150508
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