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3月の米貿易赤字、約20年ぶりの大幅な拡大
By ERIC MORATH AND JEFFREY SPARSHOTT
原文(英語)
2015 年 5 月 5 日 22:45 JST 更新
【ワシントン】米商務省が5日発表した3月の貿易赤字は約20年ぶりの大幅な増加を記録した。
3月の貿易赤字(季節調整済み)は前月比43.1%増の513億7000万ドル(約6兆1700億円)。前月比の増加率としては1996年12月以来の高水準で、赤字額も2008年10月以来の大きさとなった。
ウォール・ストリート・ジャーナルがまとめたエコノミスト予想では425億ドルの赤字が予想されていた。
3月は輸入が統計史上で最も大幅に拡大した。ここ数カ月にわたり西海岸港湾の労使対立で止まっていた輸入品の流れが再開したもようだ。輸入は前月比7.7%増の2392億1000万ドルとなった。
一方、輸出は0.9%増の1878億4000万ドルにとどまった。米国の財・サービスに対する海外の需要が引き続き弱い様子が浮き彫りとなった。
2月の貿易赤字は358億9000万ドルと、当初発表の354億4000万ドルから修正された。赤字額は09年10月以降で最も小幅にとどまった。
1-3月の貿易赤字の移動平均は433億1000万ドルとなり、前年同期の411億7000万ドルからわずかに拡大した。
品目別の貿易収支では、石油製品の赤字が76億7000万ドルとなり02年6月以来の水準に縮小した。原油の平均輸入価格は1バレル=46.47ドルとなり、前年同月の93.91ドルを著しく下回った。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CB4QqQIwAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB10296650085267944885804580622521081587994&ei=n9ZIVennOOPBmwX-q4DwAw&usg=AFQjCNF0Jh8HjBYtvLOH0Nep_HydeOAdtg&bvm=bv.92291466,d.dGY
米貿易赤字、3月513億ドルに拡大 6年半ぶり赤字幅
2015/5/5 22:31 【ワシントン=岩本昌子】米商務省が5日に発表した3月の米貿易赤字(季節調整済み、サービスを含む国際収支ベース)は約513億6700万ドル(約6兆2000億円)で、前月の改定値から43.1%拡大した。赤字額は市場予測の平均(約400億ドル)を上回り、3カ月ぶりに拡大。2008年10月(約602億ドルの赤字)以来、ほぼ6年半ぶりの大幅赤字となった。前年同月比では20.1%拡大した。
3月は輸出が前月比0.9%増加したのに対して、輸入は7.7%増加。全体の赤字拡大となった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM05H4R_V00C15A5FF2000/
◇3月の米貿易赤字の概要【5/5 21:39】
【ワシントン時事】米商務省が5日発表した3月の貿易統計によると、貿易赤字はモノとサービスの取引を合計した国際収支ベース(季節調整済み)で513億6700万ドルと、前月から43.1%増加した。米経済の堅調な拡大を背景に、サービスや消費、事業関連の輸入が大幅に増え、貿易赤字は2008年10月(602億ドル)以来の高水準となった。
西海岸の港湾労使争議で物流が滞った2月からの反動も大きかった。市場予想(ロイター通信調べ)の412億ドルを上回った。
3月の輸出は0.9%増の1878億3700万ドル。自動車・同部品、資本財(自動車・同部品除く)、工業用原材料など幅広い分野で増加した。
輸入は7.7%増の2392億0500万ドル。原油を中心に工業用原材料は減少したが、食品・飼料・飲料と資本財(自動車・同部品除く)、消費財が伸び、いずれも過去最大となった。
モノの取引に限った貿易相手国・地域別の収支(通関ベース、季節調整前)は、石油輸出国機構(OPEC)に対する黒字が60.6%増加し、11億5400万ドルと過去最大になった。原油輸入がさらに減少した。対日赤字は70.4%増の71億2500万ドル、対中国赤字は38.6%増の312億3500万ドル、欧州連合(EU)に対する赤字は35.7%増の126億6900万ドルだった。
国際収支ベースのモノの貿易赤字は26.7%増の705億6100万ドル、サービスの貿易黒字は3.0%減の191億9300万ドル。
2月の国際収支ベースの貿易赤字は、当初発表の354億4400万ドルから358億9200万ドルに改定された。
◇3月の米貿易赤字の概要
3月 2月
【国際収支ベース】
モノ・サービス 51367 35892
【通関ベース】
全体 69762 54570
対日本 7125 4182
対中国 31235 22540
(対中、対日は季節調整前、単位100万ドル)
〔NY外為〕円横ばい、120円台前半(5日朝)【5/5 22:35】
【ニューヨーク時事】5日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、海外市場での下落が一服し、前日比横ばい水準となった。午前9時15分現在は1ドル=120円15〜25銭と前日午後5時(120円11〜21銭)比04銭の円安・ドル高。
ロンドン市場が週初の休場から再開したこの日、欧州時間に円は弱含みに傾いた。ただ、ニューヨーク市場で120円49銭で取引を開始した後は、大きな材料に乏しい中、急速に買い戻された。
米商務省が発表した3月の貿易収支は、モノとサービスの取引を合計した国際収支ベースで513億6700万ドルの赤字と赤字幅が6年5カ月ぶりの高水準となり、前月比43.1%の大幅増となった。
ユーロも、海外市場での下落後に横ばい水準となった。同時刻現在は1ユーロ=1.1145〜1155ドル(前日午後5時は1.1144〜1154ドル)、対円では同133円90銭〜134円00銭(同133円85〜95銭)。(了)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150505-00000053-jijnb_st-nb
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