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ダメな会社あるある!会議のための会議、無駄なことに莫大なお金、タクシー等で経費使い放題(Business Journal
http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/104.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 03 日 07:49:05: igsppGRN/E9PQ
 

ダメな会社あるある!会議のための会議、無駄なことに莫大なお金、タクシー等で経費使い放題
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150503-00010000-bjournal-bus_all
Business Journal 5月3日(日)6時0分配信


 先日、人材エージェントの方と話す機会がありました。よくいわれているように、2020年の東京五輪に向けて、ゼネコンをはじめとする建設業界の採用が活況を呈しているそうです。同業界は、他業界とは異なり50代のベテランが人気です。その理由について筆者は「技術レベルが高いから」「バブルの時代も冬の時代も痛いほど味わったので、高い給料を求めたりしないから」などと考えていました。しかし、その人材エージェントの方の見解は「五輪が終わった頃から勝手に定年退職していくから」というものでした。

 なんだか少し寂しい気分になってしまいましたが、これは、バブル崩壊後の長期不況を通じて、たとえ一時期は業績好調でもすぐに不振へ陥る可能性があり、それに備えておかなければならないという危機感を多くの企業が抱いているかを象徴しています。そこで本稿と次稿では、業績不振に陥るダメな会社によく見られる特徴を挙げていきたいと思います。

 一言でダメな会社といっても、さまざまなパターンがあります。大きく分けると、経営管理がずさんになっているという創業社長が過剰に独裁色を出して君臨している中小企業にありがちなパターンと、逆に社内の取り決めなどが過剰なまでに細かくなっているという大企業にありがちなパターンがあります。まず、前者の中小企業において見られる共通点・特徴を挙げていきます。

(1)社内会議のための社内会議がある

 ワンマン創業社長が幹部から新人までほぼ全員を罵倒し続けるような会議が、週1回〜月1回程度あります。その御前会議のための社内対策会議が開かれることになります。本番の会議に向けて議論や情報がブラッシュアップされていくような内容であればまだいいのですが、まったく同じ内容で予行練習のような対策会議となってしまっています。対策会議における練習時間のほうが、本番の会議よりはるかに長かったりもします。社長当人は、そうした事前会議の存在を知らないことのほうが多いようです。何かわさわさと集まっていることは薄々気づいていても、純粋に現場レベルで議論を深めていると思っていたりします。

 多重会議はあくまでも一例ですが、創業して会社を成長させるまでの功績は大きいものの、その後いわゆる老害としてのネガティブインパクトが大きくなり、会社を傾けさせる例はままあります。老害はもちろん9割方は当人に反省すべき点がありますが、社長に進言する人が一人もいない状況を甘受する周囲の人々にも1割くらいは責任があります。

(2)大きなカネの使い方を間違える

 トップが自分の好き嫌いで昇格や降格など人事を決め、自分のお気に入り社員にはまるでお小遣いのように給与を上げたり手当をつけたりするのは、会社を傾かせないだけ、まだかわいいほうかもしれません。深刻なのは、はやりものの事業や、本業にまったく関係のないところに莫大なお金を投入することです。

 その対象は、一昔前は金融商品や不動産でしたが、最近では太陽光関連事業が多いです。広い土地のオーナーに太陽光パネルの設置を進めるのは、情報を流通させるブローカーや、設備製造や施工する業者、人、土地を生かした新規事業をつくり上げることで債権の回収懸念を先送りできる金融機関などです。

 また、豪華な本社というのは、時代を問わず古今東西、間違ったカネの使い方の代表例といえるでしょう。詐欺まがいの事業やブランドイメージが顧客の購買要因に最も作用する珍しい事業でもない限り、顧客が本社の建物を見てその企業の商品を買うことはほぼありません。人材獲得に有効という意見も聞きますが、逆にそんな点に惹かれる採用者はあまり質が良いとはいえません。

(3)小さなカネに宿る神に怒られる

 筆者は多くの企業再生に携わる中でコストカットを得意としていますが、年間売り上げ数十億〜数百億円規模の企業で万単位の経費削減について触れると、「そんなみみっちいことして、何か意味があるのか」と経営者や社員から猛烈に批判を受けたりします。

 コストカットの本当の目的は、経営者や社員の本音や価値観を推し量ることにあります。例えば自社が原因で取引先や金融機関に迷惑をかけるような交渉をする際に、タクシーをふんだんに使って相手先を訪問していたり、交渉が一段落した後に幹部だけで会社の経費を使って高いレストランで打ち上げをしたりする場面を見聞きすると、「改善しなければならない課題がたくさん残っているはずだ」と感じます。

 また、飛行機やホテルは如実に社員の金銭感覚を表します。海外出張に行くのに、スケジュールよりも自分のマイレージが貯まったり食事が美味しい航空会社を優先させたり、業績が悪いにもかかわらず「規程で許されているから」という理由でビジネスクラスに乗ったり規程の上限額いっぱいを使ってホテルに泊まる人の話は、眉唾で聞くようにします。

 接待交際費についても然りです。仕事と関係ない使い方は論外ですが、精算書の書き方でも、「会社の金を使うが、いつかこれを必ず結果に結びつけます」という意思を持つ人の精算書からは、しっかりとそれが伝わってきます。これは経営者も同様で、誰に何を聞かれても、きちんと説明責任を果たせるようにしているかどうかがポイントです。気持ちの緩みは絶対にどこかに表れ、それは絶対に事業のスキとなります。

 ちなみに、こうしたちょっとしたお金の使い方については、コンサルタントにも当てはまると思います。業績の悪い企業や課題を抱える企業のサポートをするために高い報酬を取ること自体は、成果をきちんと出せば問題ないですが、そのプロジェクトに関連する活動経費の取扱いで高級ホテルに泊まったり新幹線でグリーン車に乗ったりするコンサルタントは、著者はお勧めしません。最終的にクライアントに請求する経費であり、根本的な姿勢として「お客様の大事なカネを使っている」という意識が弱いのではないでしょうか。

 そのため、筆者がクライアント側の企業にいてコンサルティング会社を起用しつつ管理しなければならない立場にいた時には、提出される経費の領収書をきちんと見ていました。例えば若手コンサルタントが毎晩のように自宅まで1万円近く使ってタクシー帰りをしていたり、地方出張の際にクライアントの社員が規程上泊まれないような高級ホテルに泊まっていたりしたのを見つけたら、「働き方や時間の使い方は個人の自由だが、弊社の社員より過剰な部分は請求してこないでいただきたい」「成果に対して高い報酬を出しているのだから、その中でやりくりしてください」と、きっちりクレームしていました。

 今回は主に時間やお金の使い方について挙げました。次回は契約書や人材に関わる事柄について解説していきます。

(文=中沢光昭/経営コンサルタント)

 

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コメント
 
01. 2015年5月04日 05:29:17 : yUDqv3T4uU
そんな無駄ができるほどスゴい会社がうらやましい。

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