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「アデノシン」には3つ効果が(資生堂提供)
育毛研究100年の資生堂 画期的成分見出した「研究の大転換」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159476
2015年4月30日 日刊ゲンダイ
2015年は資生堂にとって、大きな節目の年だ。大正4年(1915年)に始めた同社の育毛研究が、今年でちょうど100年を迎えたからだ。
資生堂は1915年、脱毛を防ぎフケを減らすヘアトニック「フローリン」を発売した。英語で“流れるような美しい髪”(=FLOWLINE)をイメージして名付けられた「フローリン」は、たちまち世間の評判に。生みの親である初代社長の福原信三氏は、その後も薬学に基づいた高品質な化粧品を次々とつくり出した。
さらに1982年(昭和57年)、当時「美白」「抗老化」「育毛」を3大研究テーマに掲げていた同社は、育毛剤「薬用不老林」を発売し、これが大ヒット。薄毛に悩む男性から最も親しまれるブランドに成長したのは、誰もが知っているだろう。
■ベテラン研究員を必死で説得
その後も育毛研究を進めた資生堂は、1990年に毛髪の成長促進に必要な因子「FGF−7」の産生を高める注目の生体成分「アデノシン」を見出す。きっかけは、研究方法をガラリと変えたことだった。
資生堂によると、1985年に米マイアミ大学医学部の安達健二教授を招へいし、90年に育毛に特化した<安達研究所>を設立。現在は研究開発担当を務める島谷庸一執行役員が加わって薬剤スクリーニング方法の大転換を図り、候補薬剤をひとつひとつ効果検証する従来の<トライ&エラー>方式から、コンピューターで薬用作用をシミュレートし効率良く候補薬剤を絞り込んだ後にヒトで検証実験を行う<コンピューター・シミュレーション方式>を導入した。島谷氏は新方式導入のために、ベテラン研究員を必死で説得したという。<アデノシン>は、当時の新しい方式で見出された成分なのだ。
アデノシンには「FGF−7」の産生を高めるほか、毛根が成長期から退行期へ移行するのを遅らせる効果や、毛根に栄養をしっかり供給する効果もあるといわれる。
■普段のスカルプケアに重要な「3つの基礎」
とはいえ、薄毛や抜け毛を防ぐには、普段のスカルプケアも重要だ。資生堂リサーチセンターヘア製品開発グループの仲西城太郎主任研究員によれば、ポイントは3つ。「しっかり洗う、十分すすぐ、きちんと乾かす」だ。
「シャンプーでは頭皮を傷つけないよう爪は立てず、指の腹でマッサージするように洗い、汚れや脂をしっかり落としてください。すすぎは泡や洗浄成分が残らないよう十分に行うこと。そしてシャンプー後は、タオルで水気を取りドライヤーでしっかり乾かす。頭皮が乾燥しすぎるのはよくありませんが、湿ったままの状態では雑菌が繁殖してしまうからです」
もちろん、若いときからスカルプケアを始めるのも、薄毛防止には大事。アデノシンが配合されているシャンプーやリンス、育毛剤も発売されている。試してみる価値はありそうだ。
●外部リンク
資生堂「アデノゲン」http://www.shiseido.co.jp/adeno/
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