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町並みはクラシックな雰囲気(C)日刊ゲンダイ
北陸新幹線開通で注目度アップ 移住先としての「富山県研究」
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2015年4月24日 日刊ゲンダイ
NHK連続テレビ小説「まれ」効果で、地方移住が注目されている。ドラマは、主人公・希が石川県輪島市役所に就職し、能登への移住者をサポート。舞台である輪島市は盛り上がっているが、同じ北陸地方で実は「富山県」も人気上昇中だ。
ふるさと回帰支援センターの「ふるさと暮らし希望地域ランキング」によると、かつてベスト10“圏外”だった富山県は、2013年は7位、14年は9位と2年連続でトップ10入り。県外からの定住者などの実績(別表)を見ると、微増だが、このご時世では珍しく“右肩上がり”。県・市町村への定住相談件数も、156件(08年)→475件(13年)と急増。今春には北陸新幹線が開通(最短で東京駅から富山駅まで2時間8分)し、今後注目度は一段とアップするに違いない。
興味深いデータがある。持ち家に住む世帯の割合(10年、国勢調査)は、全国1位(持ち家率78.3%)。1世帯あたりの居住室数も6.46室でこちらもトップ。東京は3.42室(08年、住宅・土地統計調査)だからうらやましい限り。
勤労者世帯(2人以上の世帯、1世帯あたり年平均1カ月間)の実収入は、1位水戸市、2位さいたま市に次いで、全国3位の61万2354円(12年、家計調査)。背景には女性の働きやすさがある。15歳以上人口の女性就業者の割合49.9%(全国7位)で、共働き比率も上位。県の保育所の待機児童はゼロだから育児も安心だ。
つまり、富山県民は日本で一番部屋数が多い持ち家に住み、全国的にも豊かな暮らしをしているというわけ。富山の魅力はます寿司や寒ブリだけじゃなかったのだ。
■「定住コンシェルジュ」が希望者をアテンド
市民サービスも充実している。富山市の場合、24時間365日、いつでもどこでも自転車を利用できるコミュニティーサイクル(「シクロシティ」)は、有料(7日パス・基本料は1000円)だが、市内中心部に18カ所、貸し出しステーションがあるから超便利だ。買い物に使う市民が多い。
富山市の「おでかけ定期券」は、市内在住の65歳以上が、公共交通機関で市内各地から中心市街地へ出かけるときに、1乗車100円で利用できる。協賛店、市の文化施設などで提示すれば、料金割引などの特典を受けられるのだ。
独自の“田舎暮らし体験”ツアーも。富山県地方創生推進室地域振興課の柿沢昌宏課長が言う。
「市町村などの地域の団体が体験ツアーを実施する場合、上限30万円の奨励金を出し利用者の負担を軽くしています。個別で希望の土地を回りたい方には、県の設置した『定住コンシェルジュ』が希望者の意向をヒアリングし、アテンドしながら、一緒に経験者の生活を見学します。日帰りや1泊2日が多い。空き家を改修した施設(1泊1000円)をお勧めしています」
田舎暮らし検討中なら、話を聞く価値はある。
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