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増やす? 守る? 継ぐ? 「プライベートバンキング」の選び方〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150424-00010001-shincho-bus_all
「週刊新潮」2015年4月23日号
資産管理や運用、相続、事業承継といった、富裕層のための特別な金融サービス“プライベートバンキング(PB)”。だが、銀行や証券各社が提供しているさまざまなサービスをどう選べばいいのか。
「純金融資産1億円以上の“富裕層”、5億円以上の“超富裕層”向けのサービスを、野村総合研究所は“運用特化型PB”“総合資産管理型PB”“事業支援型PB”の3つに分類しています」(金融アナリスト)
これを顧客の立場から見ると、“運用特化型PB”は資産を“増やす”、“総合資産管理型PB”は“守る、継ぐ”、“事業支援型PB”は事業をメインに“継ぐ”というニーズに対応していると言える。
「以前は、増やすなら証券会社、守る・継ぐなら銀行や信託銀行のPBという具合にはっきりした特長がありました。が、規制緩和が進んだことで、大きな差はなくなってきています。外資系PBの撤退が相次いだ一方で、ブランド力のある国内金融機関のサービスが充実しています」(経済ジャーナリストの田部正博氏)
例えば、三菱東京UFJ銀行。金融資産の運用・管理、不動産の運用・管理、資産承継、事業承継の4つのアプローチで、オーダーメードの解決策を提案する。
「三菱UFJ信託銀行や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などMUFGグループの総合力を駆使するのが特長。“総合資産管理型PB”と言えるでしょう」(先のアナリスト)
みずほフィナンシャルグループは2005年、PB部門を専門に扱う、みずほプライベートウェルスマネジメントを設立。個人資産家に対する資産運用の提案を一手に引き受けている。こちらもグループの総合力が最大の強みだ。
一方、大和証券のPBを見てみると、
「こちらも資産運用・管理、税務、相続などについて、専任のコンサルタントが最適なサービスを提供していますが、資産運用に一日の長がある」(同)
つまり“増やす”こと重視、中でもSMA(投資一任契約による運用サービス)を〈最も有効なサービス〉と位置付けているのだ。
■準富裕層向けサービスも
「こうしたPBサービスを受けるには、かなりの資産を保有していることが条件になります。みずほの場合は純資産10億円以上、三菱東京UFJは条件非公開。大和証券は個別対応ですが、SMA単独でも預け入れ資産1億円以上ですから、やはり億単位の資産保有が必要でしょうね」(田部氏)
だが、1億円には届かないにしても、株価の上昇で金融資産の含み益が大きくなり、“準富裕層”と呼べる資産家も増えつつある。
「こうした層に対しては、いわゆる“プレミアム”サービスがあります」(同)
三菱東京UFJ銀行が展開する“クオリティ・ライフ・クラブ”は、預け入れ資産が1000万円以上の顧客に対する会員制サービス。金利・手数料の優遇や資産運用相談(優待割引)などの他、旅行や健康相談といった非金融サービスを取り揃えている。
「みずほ銀行も、預け入れ資産1000万円以上の“みずほプレミアムクラブ”があり、様々な金融サービスを有利に受けることができたり、グルメやショッピング、ヘルスケアなどのサービスも充実しています。ただし、銀行からの勧誘がなければ入会できません」(先のアナリスト)
大和証券が、預け入れ資産評価額1000万円以上の顧客に提供しているのが“ダイワのプレミアムサービス”。新規公開株抽選の優遇や証券担保ローンの初回金利優遇、申し込めば“相続トータルサービス”を受けることも可能だ。
「億単位の資産となると縁遠いようですが、“準PBサービス”は案外身近です」(田部氏)
増やすか守るか、相続か――希望に応じた選択を。
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