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学歴も資格も意味のない時代は、ミシェル・ファンを目指せ
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2015-04-22 ダークネスDUA
あなたの仕事が「他人でもできる」ものであれば、その仕事はいずれ失う可能性がある。あなたに頼むコストが高くなると、もっと安くそれを受ける人が出てきて、必然的に仕事はそちらに流れていくからだ。
単純な仕事、誰でもできる仕事であればあるほど、自分が考えているよりも早く他人に仕事を取られる可能性が高いと言える。
たとえば、飲食店の店員や配達業のような仕事はすぐに「もっと安い価格でやってくれる人」に取って代わられる。そこには専門性がないからである。
専門性がないということは、企業からしてみればコストの安い人材を当てることでそこから生み出せる利益を最大限にできるわけで、いずれは簡単な仕事をしている人間の給料を下げる方法を考え出す。
給料を下げる。生産性を極度に上げさせる。途上国の外国人労働者にやらせる。いっそのことアウトソーシングする。これらはすべて「誰でもできる仕事」をコスト削減するための方法なのである。
■仕事がひとつひとつ世の中の進歩で消えている
誰でもできる仕事は、給料が下がっていくだけでなく、消滅していく可能性も高い。
今後ロボット化とコンピュータ化が進むことによって、「簡単な仕事」はなくなっていくか、完全に消えなくても低賃金化は続く。
すでに一般事務という仕事が消えていこうとしている。それはお茶くみだったり、コピーを取る仕事だったり、電話担当だったり、細々とした雑務をこなすものなのだが、こうした仕事がひとつひとつ世の中の進歩で消えているのだ。
だから、その一般事務をしていた女性たちが路頭に迷い、女性の貧困が深刻化している。
一般事務というのは「誰でもできる仕事」だったのだ。それでこの仕事を専属にしていた女性が淘汰されて、生活に追い詰められてしまった。
女性の貧困は、仕事がないことから生まれているが、仕事がないのは「今まであった仕事が消えたからだ」ということに気付かなければならない。
しかし今は時代が進んで、もっと衝撃的な動きが加速している。すでに現場にいる人は自覚しているはずだが、「高度な仕事」や「管理職」でさえも、一般事務と同じ運命を辿ろうとしているのである。
インターネットによるネットワーク化で、情報が即座に企業の上層部に上がるようになった。経営者はリアルタイムに上がってくる情報をそのまま分析できる。これによって管理職が不要になっている。
管理職を完全になくすことはできないかもしれないが、以前と比べると重要性は減っている。こうした中間の人材が不要になりつつあるので、彼らがリストラの対象となった。
■何かの資格を取ったとしても、「今さら」だ
プログラミングのスキルをいくら覚え、何かの資格を取ったとしても、「今さら」であるとはよく言われるようになった。
知識を資格で証明し、スキルを経験で証明し、年収600万円や700万円をもらっていたとしても、中国人やインド人のプログラマーが150万円でやっているのだから、給料は上がるのではなく下がるのである。
こういった情報系のアウトソーシングはそれこそインターネットで行われるわけであり、インターネット化がプログラマーの年収をどんどん引き下げていく。
プログラマーのような専門職は「知的労働者」である。こうした知的労働者のことをドラッガーは「ナレッジワーカー」と呼んだが、ナレッジワーカーは情報化社会では最先端をいく人たちであったはずだ。
ところが今はナレッジワーカーすらも「誰でもできる仕事をしている人」として見られるようになっている。
あまりにもIT技術、インターネットの広がりが急激であったために世界中で急速に知識が平準化されて知的労働者で溢れかえってしまったからだ。
専門であると思われた仕事の人口が増えて、知識が平準化が成し遂げられれば、行き着くのはやはり「コスト削減」になってしまう。
「知的労働者」の未来は、もはや一般事務と同じになってしまったということでもある。
テクノロジーの進化やインターネットの広がりは、私たちを楽しませるものであると同時に、それは私たちの仕事を奪うものでもある。
この動きは世界中で起きている。大学を出たからと言って、あるいは資格を持っているからと言って、将来が保証されているわけではないのだ。また、大手企業に勤めているから安泰だという話にもならない。
■「他人でもできる」の裏返しをするしかない
正規雇用はますます減り、私たちは生き方を考えなければならない時代となっている。
「他人でもできる」仕事は奪われる。または低賃金化される。ということは、この時代を生き残るには「他人でもできる」の裏返しをするしかない。
すなわち、「他人にはできない」仕事を自分が持つ必要があるのである。その「他人にはできない」ものが高度で、かつ時代に即しているものであればあるほど、今後は逆に生き残れるようになっていく。
サラリーマンは組織の歯車になる必要があり、個性は必要なかった。仕事は自分以外の誰でもできるように、持っている技術は最終的にマニュアル化されなければならなかった。
それは言ってみれば、今の仕事を「誰でもできるようにする」ものだ。
企業は助かるが、実はそれは自分の役割を他人でもできるようにするものだから、客観的に見れば自分をクビにする準備を自分でしているようなものなのである。
墓穴を掘っているようなものであると言えるが、企業はそれを求めている以上そこから逃れることはできない。
しかし、「自分しかできない」ものがそこにあれば、その才能は買われる。
「他人にはできない」「自分しかできない」もので食べていくためには、尖った個性が必要で、さらに他人の歯車になるのを否定する必要があり、持っている技術をいくら方法を開示しても誰もそこに到達できないものである必要がある。
■次に必要なのは、「個人的な才能」を持つこと
ある意味、これは「個人的な才能」であるとも言えるが、これからの時代に必要なのは、まさに「個人的な才能」を持ったり、磨いたりすることなのである。
これを手に入れたとき、初めて次の時代を生き抜く武器を得たということができる。
かつては「学歴」が武器になった。ナレッジワーカーには「資格」が武器になった。しかし、今はこの2つはもう何の武器にもならない。だから、次に必要なのは自分しかそれをできる人はいないという「個人的な才能」を自分の中から発見することだ。
「個人的な才能」というのは、何も超特殊なものだけを指すのではない。
最近、ネイルアートのやり方、化粧のやり方、料理の仕方のようなものをユーチューブで解説して、億単位の収入を得る女性も出現している。
たとえば、ベトナム系アメリカ人のミシェル・ファンは「メイクアップの実演マニュアル」をユーチューブで公開することによって彼女を知らない欧米の女性はいないと言われるほど有名になっていった。
彼女はレディ・ガガやディズニーのキャラクターまで、さまざまなタイプに変身できる化粧テクニックを持っているが、それは彼女の「個人的な才能」だったのである。
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