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TOPIX07年来の1600回復、円安と流動性期待−金融株主導 債券は一時上昇、流動性供給入札の結果を好感−ギリシャ問題
http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/553.html
投稿者 rei 日時 2015 年 4 月 21 日 20:46:03: tW6yLih8JvEfw
 

TOPIX07年来の1600回復、円安と流動性期待−金融株主導
2015/04/21 15:36 JST 

  (ブルームバーグ):21日の東京株式相場は3営業日ぶりに反発し、TOPIXは7年5カ月ぶりに1600ポイントを回復した。為替の円安推移や過剰流動性の継続、国内景気の根強い改善期待を背景に、金融セクターを中心に東証1部33業種中、32業種が上げた。メガバンク3社は売買代金上位に並び、そろって52週高値を更新。
TOPIX の終値は前日比26.20ポイント(1.7%)高の1608.88、日経平均株価 は274円60銭(1.4%)高の1万9909円9銭。TOPIXは終値で2007年11月1日以来の高値水準。
りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケット・ストラテジストは、「世界的な金融緩和をきっかけに債券市場ではマイナス金利に陥っているが、金融緩和の流れは今後さらに強まるだろう」と指摘。3月までの日本株高は短期資金が多かったが、足元は「マイナス金利に疑問を感じた長期資金が株式市場を持ち上げ、相場の中味が変わっている。海外投資家の中でガバナンス改善期待も大きい」との見方を示した。
ギリシャ情勢の不透明感などから20日の海外為替市場ではドルが堅調、この流れを受けたきょうのドル・円相場は一時1ドル=119円54銭と、前日の東京株式市場の通常取引終了時点118円64銭に比べドル高・円安方向に振れた。
一方、昨日の中国上海総合指数 は1.6%安と3営業日ぶりに反落したが、中国による預金準備率の引き下げを受け、逃避需要が後退した米国債は下落。IBMなどテクノロジー株への業績期待も加わり、米国株は上昇とリスク回避の動きは和らいだ。21日の上海総合指数はやや荒い値動きの中で下げ止まりの兆しも出ている。
「中国が預金準備率を引き下げることによって半年間の時間稼ぎをしている間に日米欧の景気が持ち直してくれば、通貨安戦争にならなくなる」とりそな銀の黒瀬氏。仮に中国が通貨安戦争に加われば、「金融緩和が逆流する可能性があった」と言う。
米IBM決算、内需バリュー株
米IBMは20日の米国株の通常取引終了後に決算を発表、一部項目を除く1株利益は2.91ドルとアナリスト予想の平均2.81ドルを上回り、株価は時間外取引で上昇した。シカゴ24時間電子取引システム(GLOBEX)のS&P500種株価指数先物は、アジア時間21日の取引で基準価格に対し堅調だった。
TOPIX、日経平均とも高値引けとなったこの日は、金融株の上げが目立った。みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は、「大型株主導で海外投資家の買いが引き続き日本株に入ってきている。日本株への期待が継続する中、パフォーマンスの良かったスマートベータ系から銀行など内需のバリュー系へのセクターローテーションが起こっている」とみていた。東証1部の売買代金トップだった三菱UFJフィナンシャル・グループ については、株主還元期待が強いとしている。
東証1部33業種 は32業種が上げ、上昇率上位はその他金融、保険、ゴム製品、電気・ガス、陸運、銀行、化学など。海運1業種のみ下げた。ゴムは、ゴールドマン・サックス証券が米市場で中国製タイヤシェアが5%まで低下し、中国製以外のタイヤ数量は堅調に推移している可能性が高く、日系タイヤメーカーに対する強気見解を確認した。
売買代金上位では三菱UFJ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループのほか、トヨタ自動車、パナソニック、ファナック、オリックス、三菱電機、アステラス製薬、ブリヂストン、東京海上ホールディングスが高い。バークレイズ証券が投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」へ2段階上げた東京急行電鉄は急伸。決算失望の安川電機、前期営業利益が計画から下振れたヤマダ電機は安い。東証1部の売買高は22億9819万株、売買代金は2兆5777億円。値上がり銘柄数は1300、値下がりは447。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 長谷川敏郎 thasegawa6@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Sarah McDonald smcdonald23@bloomberg.net 院去信太郎
更新日時: 2015/04/21 15:36 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NN4N5Y6JTSEQ01.html


債券は一時上昇、流動性供給入札の結果を好感−ギリシャ問題も支え
2015/04/21 15:35 JST

  (ブルームバーグ):債券相場は一時上昇に転じた。財務省が発表した流動性供給入札の結果を受けて、午後に入って買いが優勢となった。救済融資交渉が行き詰まっているギリシャ問題も相場の下支え要因となったとの見方も出ていた。
21日の長期国債先物市場で中心限月6月物 は、前日の米国債相場が反落した流れを引き継いで売りが先行。午前は前日比4銭安の147円89銭で取引を開始した後も売りが優勢の展開が続いた。午後は流動性供給入札の結果を受けて上昇し、一時9銭高の148円02銭を付けた。取引終了にかけて伸び悩み、結局は変わらずの147円93銭で引けた。
パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、この日の相場について、「流動性供給入札が無難な結果となったことから、先物中心に堅調だった。また、不透明感が高まっているギリシャ問題も債券相場の下値を支えている」と話した。
現物債市場も午前は売り優勢で始まり、長期金利 の指標となる新発10年物国債の338回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値に比べ1ベーシスポイント(bp)高い0.315%を付けた。午後からは先物に連動する形で買われ、0.305%に水準を下げた。
応札倍率上昇
財務省が実施した流動性供給入札(発行額5000億円)の結果によると、募入最大利回り較差が0.006%、募入平均利回り較差は0.004%となった。今回は残存期間5年超から15.5年以下の国債が対象銘柄。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.88倍となり、同年限を対象とした前回の3.11倍から上昇した。
SMBC日興証券の山田聡シニアクオンツアナリストは、流動性供給入札について、「応札倍率が4倍近くと高かった。落札利回りの水準も、残存5−6年が対象とみられるが、市場実勢のオファーサイドに近くしっかりだった」と話した。
20日の米国債相場は反落。中国の預金準備率引き下げに反応し、株式と原油が値上がりしたことを手掛かりに米国債への逃避需要が後退した。10年債利回りは前週末比2bp上昇の1.89%だった。
同日の欧州債市場ではギリシャ国債相場が下落し、3年債利回りは2012年以来の高水準に達した。同国への救済融資をめぐる交渉が行き詰まったままで、デフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が強まった。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 崎浜秀磨 ksakihama@bloomberg.net;東京 Daisuke Sakai dsakai2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 山中英典, 青木 勝
更新日時: 2015/04/21 15:35 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NN3G8A6TTDSF01.html
 

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コメント
 
01. 2015年4月22日 00:15:43 : jXbiWWJBCA

ECB量的緩和、「極めて効果的」=仏中銀総裁
By MICHAEL S. DERBY
原文(英語)
2015 年 4 月 21 日 07:48 JST
 【ニューヨーク】フランス銀行(中央銀行)のノワイエ総裁は20日、欧州中央銀行(ECB)が実施している債券買い入れ措置への支持を表明した。

 ECB理事も務めるノワイエ総裁はニューヨークで開かれたイベントで、「非伝統的金融政策は必要だが複雑でもある」と述べた。その上で、困難であるがゆえに中銀はトレードオフやリスクも検討しなければならないが、こうした政策が必要な状況であれば敬遠すべきでないと主張した。

 バランスシートを活用する政策は「効果が証明されている」とし、債券買い入れ措置は今後もより効率的に実施され、その他の政策環境は良好な状態が続くとの見方を示した。

 ECBの景気刺激策は市場の反応から「極めて効果的」であることが示されていると評価。ECB高官らは政策に伴うリスクを検討し、適切なバランスをとっていると述べた。


ユーロ圏政府債務残高、2014年は再び増加
By PAUL HANNON
原文(英語)
2015 年 4 月 21 日 20:33 JST
 欧州連合(EU)の統計機関ユーロスタットが21日発表したユーロ圏加盟国の財政赤字合計額は対域内総生産(GDP)比2.4%となり、前年の2.9%から再び縮小した。だが政府債務の合計残高は新規借り入れによって押し上げられ、前年の対GDP比90.9%から91.9%に上昇した。

 ユーロ圏では債務危機と銀行危機への対応として、財政緊縮を推進している。財政赤字の縮小が続いたことで、政策担当者は緊縮政策が機能しているとの認識を深めそうだ。

 ルクセンブルクのグラメーニャ財務相はウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに応じ、金融危機後の政府債務の急増に歯止めをかけようとするユーロ圏の取り組みで「(2014年は)極めて心強い結果」を出せたと評価。「財政赤字は前年より小さかった。すべて正しい方向に向かっていると言うことだ」と述べた。

 ただ、ユーロ圏の経済成長が弱々しく、2014年を通じて低インフレが続いたことで、税収は伸び悩んだ。GDPに占める比率は46.6%で前年から変わらなかった。一方、歳出はGDP比49%と、前年の49.4%から低下した。

 グラメーニャ財務相は「インフレ率が2?3%なら歳入は増加する」とし、「多くの国で歳入は横ばいだった。これでは(国庫への)追加的な蓄えは難しい。状況が好転すれば、各国ができることは増える。個人的にはそれを楽観している」と続けた。

 財政状況で加盟国間に大きな差もみられた。ギリシャは財政赤字の対GDP比を3.5%と、前年の12.3%から低下させたものの、政府債務残高は前年の対GDP比175%から177.1%に上昇した。GDP比で見たギリシャの政府債務残高はユーロ圏の中で突出して大きい。

 対照的に、ドイツの政府債務残高は77.1%から74.7%に低下。財政収支は3年連続の黒字だった。
 


ギリシャ国債利回り、2年物が28%超―デフォルト懸念増す
By JOSIE COX
原文(英語)
2015 年 4 月 21 日 18:21 JST

ユーロ圏財務相会合が24日に予定されているものの、ギリシャ支援をめぐり合意に至る可能性は低いとみられている Bloomberg News
 24日のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)が近づく中、ギリシャ国債の利回りがここ数年見られなかった高水準を記録している。

 欧州市場では21日朝方、2年物ギリシャ国債の利回りが起債以降で最も高い28%超の水準で推移している。10年債の利回りは約2年ぶりの13%超。利回りの上昇は債券価格の下落を意味する。

 短期債利回りが長期債利回りを上回る「逆イールド化」から、投資家の織り込むデフォルトリスクが非常に高いことがうかがえる。BNPパリバのストラテジストは、ギリシャと国際債権団の間で「近く合意できる公算が極めて小さい」との見方を示した。

 ギリシャ政府は20日、国有企業や公的年金基金などの公的機関に対し、現金準備を中央銀行に移管するよう命じる法令を発令した。だが、市場を落ち着かせる効果はなかったもようだ。

 オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)のエコノミスト、ピーター・ドラギセビチ氏は今回の法令について、「ギリシャ政府が抱える資金繰りの厳しさを浮き彫りにした」にすぎないと述べた。

 クレディ・スイスのエコノミストらは「4月24日のユーログループで合意に至る可能性がここ数日間で大幅に低下した」とみている。

米経済、これ以上良くならないとしたら
By JON HILSENRATH
原文(英語)
2015 年 4 月 21 日 15:17 JST

「長期停滞論」を主張するハーバード大学のサマーズ教授 ALEX WONG/GETTY IMAGES
 国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季総会が憂鬱(ゆううつ)なイベントになりつつある。世界の財務当局と中央銀行のトップは金融危機後、毎年4月になると経済成長見通しの下方修正や金融市場での嵐の兆候への対処に追われるようになったもようだ。そして2015年もそれは変わらない。ワシントンでは桜が満開で、同時に経済的な不安や不満も充満していた。

 ギリシャは、ギリシャ神話に登場する争いと不和の女神「エリス」を毎年演じている(エリスは太陽系の「準惑星」の名前でもあり、ユーロ圏のギリシャと似る)。欧州中央銀行(ECB)高官らはこの数日、ギリシャのチプラス首相と急進左派連合(SYRIZA)は数週間後に直面する途方もない課題に対処できないと、非公式の場で周囲にずっと不満を漏らしていた。ギリシャの債務不履行(デフォルト)とユーロ圏からの離脱が現実味を帯びつつある。

 米国の場合は、1997年製作の映画「恋愛小説家(1997年製作、原題As Good As itGets)」の脚本に従っているようだ。この映画では、アカデミー賞受賞俳優のジャック・ニコルソンがメルビン・ウダルという名の偏屈で嫌われ者の小説家を演じた。ウダルが精神科医で治療を待つ患者らに対し、「これ以上は良くならないとしたらどうする(What if this is as good as it gets?)」と吐き捨てるシーンがある。

 今ならウダル役はハーバード大学教授のローレンス・サマーズ氏が適任だろう。サマーズ氏の「長期停滞論」は、米連邦準備制度理事会(FRB)とIMFが経済成長見通しの下方修正を余儀なくされるたびに、あるいは世界的に金利の低下が進むにつれ、評価を伸ばしている。米経済が1-3月期に減速したことで、景気は勢いを欠いているとのサマーズ氏の主張は新たに輝きを増した。

 米国の近隣諸国はやや楽観的な見方を変えていない。メキシコ銀行(中央銀行)のカルステンス総裁とカナダ銀行(中央銀行)のポロズ総裁は個別に筆者のインタビューに応じ、いずれも1-3月期の米景気減速は一時的なものとの見方を示した。だが、米国の貿易相手国の中には、景気回復をそれほど確信していない国もある。インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁は筆者のインタビューに対し、「誰もが全てうまくいくと考えて投資を始め、投資が雇用を創出し、雇用が需要を生み、需要が投資を喚起するという好循環はまだ実現していない」と語った。

 経済政策担当者らは、世界の問題は需要不足にあると主張している。投資が不十分だと、より具体的に指摘する向きもいる。しかし、ここに矛盾がある。なぜなら、潜在需要が十分ではないと見ている企業に投資など期待できるだろうか。このギャップは政府が埋めるべきなのかもしれない。だが、2008年の金融危機後に需要と投資の底上げを狙った中国に何が起きたかを思い出してほしい。中国ではその後、住宅バブルや製造業の過剰生産能力が問題化した。さらに、先進国はこうした必要な投資を促すために政府債務をあとどれくらい積み上げることができるだろうか、投資促進を支える低金利に関連したリスクとはどのようなものなのか、といった疑問も残る。

 IMF・世銀の春季総会が終わったことは朗報だ。誰もが期待外れの世界経済についてもう話さなくて済むのだから。
http://jp.wsj.com


02. 2015年4月22日 01:08:01 : jXbiWWJBCA

日銀、15年度物価見通し下方修正 0%台後半で検討
2015/4/22 0:49日本経済新聞  
 日銀は30日公表する経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、2015年度の物価上昇見通しを従来の1%から、0%台後半に下方修正する検討に入った。原油価格の低迷が続いているほか、個人消費の持ち直しのペースが想定よりも鈍いことが大きい。ただ、やや長い目でみた物価の基調は堅調とみており、金融政策は現状維持を含め慎重に判断する。

 30日公表の展望リポートでは、17年度までの成長率と物価の見通しを明らかにする。物価見通しは15年度は低調だが、16年度、17年度は2%程度の日銀目標通りの順調な伸びが見込めるとみている。

 日銀は13年4月に2年程度で物価上昇率を前年比2%程度で安定させる目標を掲げ、大胆な金融緩和を始めた。16年度、17年度の物価は2%上昇を見込むものの、先行きには不安定な要因も多いことから、当面は緩和方針を継続する。

 日銀は実質国内総生産(GDP)については15年度から17年度にかけて、1%台後半から2%程度の成長率を見込んでいる。日本経済の需要不足はほぼ解消したが、比較的高めの成長が続くとみている。

 もっとも、日銀の黒田東彦総裁は物価の基調に異変があれば、ちゅうちょなく追加緩和に踏み切ると明言している。30日の決定会合まで慎重に情勢を見極め、最終的な金融政策の運営方針を決める見通しだ。


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