そこで中国・インド・ロシアの新車と中古車市場で3ＢＯＸ型は約50％占めているが，日本と同じように2ＢＯＸをセダンと企画すると，日米欧に追い付いてくる。

乗用車の購買選択決定要因の比率は、テクノロジーが50％、スタイリング50％である。エレクトロニクス商品の購買選択決定要因の比率は、テクノロジーが75％、スタイリング25％である。新テクノロジーと新スタイリングの商品は、景気後退期でもスーパーバブル期でも、市場の縮小度が軽減され、成長テンポは減速するが市場は拡大する。

2020年まではカジュアル期なので、新しいルールを受け入れ、古いルールを破壊する社会的心理が多数派となる。そこで、新しいカジュアル商品と、新しい技術商品の市場の普及が加速される。そのために、先覚商品市場の打撃は、更に軽減される。

特に日本は慣習期の商品にあぐらをかき、市場拡大のインパクトのある商品を開発できなかった企業は、縮小＆倒産は避けられない。

乗用車は３BOXの時代が２BOXの時代に移行して占有率が75％となり、ジープやバンやSUVが乗用車化した。そして、１BOX型車が25％を占め、次の１BOX型車の時代には、乗用車の75％が１BOX型車になるのです。

先進国の動力の本命は水素発電＆電磁波起電力に移行させて発生する燃料電池とコンデンサー電子半導体電池です。従ってガソリンレスの前兆期にディーゼルエンジンは、2010年から５年間で三倍の速度で普及しています。本命はエンジンレス車です。さらに、「丸・下・狭」の２＆１BOXの革命車に搭載すると、毎年三倍以上売れて、ディーゼルエンジンの普及速度はアップします。バイオオイルエンジンは、世界的な景気の後退で、石油の相場が下がるため足踏みします。本命の燃料電池は、低出力のエレクトロ商品では実用化しても、高出力の必要な自動車では、まだ時間がかかります。

次期乗用車は2ＢＯＸで本命は燃料電池なんですが，高出力車はコンデンサー電子半導体電池が中心に回ります。そして、１BOX型乗用車の占有率が75％を越え多数派となるのは、2045年以降になる。

２BOX革命は、ジープやレジャー車やバンを乗用車化した。 １BOX革命は、スポーツ車やオートバイを乗用車化する。そして、一輪・二輪・三輪車から多輪車の１BOX車を登場させ、サイドカー・双胴カー等、スポーツ型の車を乗用車化させる。

米車が、日本車と欧州車に占有率の半分を奪われた原因は、コスト（価格・燃費・信頼）のセイではない。米車敗北の真の原因は何か？ その第一は、日本車や欧州車よりも、３BOX型に固執したこと。そして、丸(曲線)のデザインとディテールからの脱出速度が遅れているためである。

そのために後進国や中国・インド・ロシアの乗用車は，新車と中古車市場で3ＢＯＸ型は約50％占めているが，日本と同じように2ＢＯＸをセダンと企画すると，日米欧に追い付きます。さらに中国が日本より先手で，産業革命からエンジンレス車にすると市場は中国車で溢れます。ただし燃料電池や太陽電子電池は技術的に真似できないので，日本の世界的商品は最低2040まで維持できます。日本は一歩前にいるのだから政府と企業は遅延させなければ，日本の勝利と「円」の基軸通貨入りは確実。世界をリードすることが出来る。

ちなみに蓄電池や電気自動車やハイブリッドやバイオオイルエンジンではありません。