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タカタ製欠陥エアバッグ、車の設計にも問題か 原因調査の独機関が示唆 自動車メーカー側は静観
タカタ製の欠陥エアバッグについて、同社が原因調査を依頼していたドイツの研究機関が「エアバッグ部品の車への装着の仕方が影響した」との見方を示していることが分かった。エアバッグだけでなく車の設計にも問題があった可能性を示唆している。リコール(回収・無償修理)費用の分担議論に影響を与えることも考えられるが、車メーカー各社は別途、原因の調査を進めている。
独フラウンホーファー研究所がエアバッグの異常破裂の原因を分析し中間報告書としてまとめた。タカタが独自調査などで挙げていた「タカタの工場での製造管理ミス」「高温多湿な環境への長期間の露出」に加え、「湿度の高いエアコン近くにエアバッグを配置した」と車体そのものの設計にも問題があるとした。
タカタ製品は車メーカーや米当局が求める性能基準は満たしていた。しかし、管理ミス、高温多湿、配置状況の3つの要因が重なった場合に異常破裂し、飛び散った金属片が乗員を傷つける恐れが高まると報告書はまとめた。トヨタ自動車の「カローラ」で不適切な配置があり、ホンダ車でも同様の設計問題がみつかったもようだ。
タカタは3月に日米で説明会を開き、車メーカー側に報告書の内容を伝えた。米運輸省・高速道路交通安全局(NHTSA)や国土交通省にも資料を示したもようだ。異常破裂の責任の一部を指摘された格好の車メーカー側は「あくまでもタカタ側の調査で、最終結論を出すにはまだ早い」(関係者)と静観している。
タカタとは別に、トヨタなど日米欧の車メーカー10社も第三者機関による共同調査を進めている。各社はこの報告を待ったうえで今後の対応策を決める。
タカタ製エアバッグを搭載した車両については、少なくとも日米欧の11社がリコールを実施している。
[日経新聞4月17日朝刊P.13]
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