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急落したヨーロッパ株といつ暴落しても不思議ではない金融市場
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4858805.html
2015年04月18日 NEVADAブログ
金曜日は世界中の株式市場が売られていましたが、【欧州600指数】は前日比1.8%安の403.69で終了し、週ベースでは今年に入って最悪のパーフォーマンスとなったと報じられています。
中でも【DAX指数】は今週5.5%下げ、2011年以来の大幅安を記録しています。
そして問題の【ギリシャ総合株価指数】は3%値下がりし、ギリシャ・ナショナル銀行やアルファ銀行の下落率は7%を超えています。
専門家はこの事態を受けて以下のようなコメントを出しています。
『株価収益率(PER)はここ10年で最高付近にある。』
即ち、買われ過ぎているとのことなのです。
金融緩和で事実上のゼロ%金利となり企業は借入金負担も殆どなくなり、財務上の『利益』もかさ上げされ、更に株を買い配当金を受け取り、その株も上がりとなり、業績が好調に見えていましたが、それは金融緩和がなせる業であり、決して健全な数字ではありません。
それにいち早く逃げを打ったのが先日お知らせしました【GE】ですが、GEが発表しました決算は驚く内容になっています。
1〜3月期決算は、金融部門の資産売却に関連した費用が膨らみ、純損益が135億7300万ドル(約1兆6200億円)の赤字となった。
160億ドルの赤字を計上すると発表していましたが、一体どのようなデリバティブやポジションを組んでいたのかこれから明らかにされるでしょうが、問題は赤字計上の原因が『費用の計上』とされている点です。
損失ではなく、費用となれば解約に要する費用となりますので、デリバティブ等の清算に必要な費用となります。
【GE】は今ならまだ傷が浅く逃げれると判断したのでしょうが、逃げれる企業はよいでしょうが、逃げれない企業はどうなるでしょうか?
デリバティブは解約するにも膨大な費用がかかるものであり、その費用を負担できる【GE】などはよいですが、そうでない企業は自己資本を毀損するところも出てきます。
ある有名な個人はFXで元本の90%を失ったと本人が話していましたが、まだ10%でも残って幸運だったと言えます。
今後想像を絶するような荒い相場が出現しますので、元本を吹き飛ばすどころか、元本の何倍もの損失を抱える個人・企業が出てくるかも知れません。
相場が逆回転し始めた時に、投資家は宴が幻だったと気づくものですが、その時にはもう手遅れであり、資産の殆どを失っているはずです。
その時が接近してきているのかも知れません。
ドイツ株のチャートを見れば少し株を分析した者なら『まずい』と思います。
株価収益率も高い、チャートもまずい、ギリシャも危ない、アメリカで新しいデリバティブが破綻するかも知れない等々見れば、暴落がいつ起こりましても何ら不思議ではありません。
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