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380億円の赤字でも(右・カサノバ社長)/(C)日刊ゲンダイ
なぜ? 業績最悪でも株価下がらぬ日本マクドナルドの不思議
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159097
2015年4月18日 日刊ゲンダイ
日本マクドナルドは業績悪化を受け、15年中に131店舗を閉鎖し、正社員を対象に約100人の早期退職を実施する。カサノバ社長の役員報酬も半年間、20%減額だ。
何しろ今期(15年12月期)は上場以来、過去最悪となる380億円の最終赤字に転落する見込み。リストラ加速で生き残りを模索するのは当然の経営判断だろう。
ところが奇妙なことに、「マクドナルドの株価はあまり下落していない」(市場関係者)というのだ。中国での鶏肉騒動が発覚する直前の7月高値は2823円。その後、2451円まで売り込まれたが、下落率は約13%にとどまった。16日終値は2650円まで回復している。なぜ、マック株は下落しないのか。
「株価暴落に見舞われなかった理由のひとつは、ジャスダック上場だからでしょう。機関投資家は東証1部銘柄に投資するケースが多く、投資信託もジャスダック銘柄を組み込むケースは少ない。だから不祥事が発覚しても、大量売りが出なかったのだと思います」(株式評論家の杉村富生氏)
東証1部上場で、免震偽装に揺れた東洋ゴムの株価は、偽装発覚後に25%も下落した。確かにマクドナルドとはえらい違いだ。
外国人持ち株比率が55%を超えている点も、暴落を食い止めた原因だという。
「日本の投資家は、何かあると狼狽売りしますが、海外投資家は違います。食の不祥事などは日常茶飯事なので、それほど反応しません。しかも、マクドナルドは日本のハンバーガー市場をほぼ独占しています。いずれ客足は戻り、業績も回復すると判断しているのでしょう」(証券アナリスト)
そればかりか、日本マクドナルドは最終赤字(218億円)だった前期も配当金(年30円)を出し、優待食事券がもらえる株主優待制度(年2回)も継続させている。市場関係者は、「こうした戦略が個人投資家離れを食い止めている」と言う。
株価とは、摩訶不思議だ。
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