http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/463.html
Tweet |
ローソンは「コンビニカフェ戦略」を今年さらに強化する Photo by Hiroyuki Oya
ローソンもドーナツに参入!レジ横カフェ戦争激化
http://diamond.jp/articles/-/70385
2015年4月18日 ダイヤモンド・オンライン編集部
コーヒー戦争からドーナツ戦争へ――。100円コーヒーで激化したコンビニのレジ横を巡る争いは、新たなフェーズに入った。
セブン-イレブンは今年8月までにドーナツ展開店舗を全国1万7000店の大半に広げる予定で、ファミリーマートも全12種類というバリエーションの豊富さを売りに販売を始めている。そうしたなか、ついにローソンも独自戦略を引っ提げてコンビニドーナツ市場へと本格参入する。
すでにローソンは4月12日までに623店にドーナツ専用什器を設置し、販売を開始。8月までには8000店舗へと急拡大する予定だ。また、ドーナツだけではなく、4年前からはじめた「マチカフェ」の人気を担ってきた「カフェラテ」の値段を大きく下げ、ドーナツとの買合わせをさらに促進する戦略に出る。
■他社との差別化は店内調理の「マサラダ」 1日で2000個売る店舗も
ローソンが展開するドーナツ商品は6品。そのなかでも特に同社が推すのは、ドーナツ専門店でも定番であるベーシック商品4品に加えて、“一押しする商品2点”を用意している点だろう。
「他社との最も大きな差別化は、ハワイで人気のおやつである“マサラダ”2点を店内調理によって販売していること。実際にこれらを含めたドーナツの販売数は1日1店舗平均約160個となっている。1日で2000個を売る店舗もある」(和田祐一・ローソン商品本部長)
ハワイアンドーナツプレーン、いわゆる“マサラダ”。砂糖は別途渡されるようになっており、食べる直前、顧客自らが袋のなかに砂糖を入れてマサラダにまぶす
Photo:DOL
■女性に人気のカフェラテを値下げ 同時に1杯400円のコーヒー販売へ
ローソンはドーナツの販売網拡大と共に、さらに「マチカフェ」へ注力をすることを決めた。最も大きいのが、4月28日以降、女性を中心に人気を集めるカフェラテの価格を大きく下げる点だろう。
現在、180円で販売しているカフェラテMとアイスカフェラテを150円に、210円のカフェラテLを180円へと値下げする。しかし、同時に品質へのこだわりを強め、豆は100%産地指定、ミルクも北海道・岩手産に限定するなどし、またサービス面でも同社のこだわりである心のこもった接客を充実させるため、「手渡し」にこだわっていくという。
価格を下げる一方、サードウェーブ系カフェの進出で人気が高まる高価格帯の数量限定コーヒーにもチャレンジするのも注目だ。6月には「パナマゲイシャ」というパナマ産のこだわりのコーヒーを、7月中旬からは「ハワイコナ」コーヒーを税込400円で発売する予定だという。
低価格帯で美味しいコンビニコーヒー、カフェ専門店のような産地を楽しむコーヒー。二極化したコーヒーへのニーズを満たすことで、同社が得意とする“コンビニカフェ”を進化させていく戦略のようだ。
■肉まん、おでん、コーヒーだけじゃない 「レジ横」はまだまだ進化する!
こうしたコーヒー、ドーナツという新しいコンビニの戦略商品を支える場所が、なんといってもコンビニレジ横の「カウンター」だ。同社商品本部の吉澤明男カウンター商品部長は、カウンター商品の今後の可能性についてこう語る。
「カウンター商品にはまだまだ可能性がある。今後はさらにより出来たて、家庭の味を求めるお客様のニーズに応える必要があるだろう。しかし、カウンターでは外食のように十分な調理ができるわけではない。(調理は)シンプルで簡便、だけどおいしい。それが実現できるように(調理に関する)技術的なイノベーションも必要だろう」
これまでコンビニのレジ横といえば、肉まんやおでんが長年主役として存在感を発揮してきた。しかしコンビニのカウンターは、顧客ニーズが変わるに連れて進化し続けている。コンビニチキンにはじまり、ドリップコーヒー、そしてドーナツへ。次は一体何がレジ横の主役に躍り出るのか。カギは消費者の生活・嗜好の変化にこそある。
(ダイヤモンド・オンライン編集部 林 恭子)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。