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アシアナ機失敗の広島空港も設置 最新鋭「誘導装置」の死角
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159056
2015年4月17日 日刊ゲンダイ
韓国のアシアナ航空機着陸失敗事故が起きた広島空港には、国内で最も精度の高い「計器着陸装置(ILS)」が設置されていた。ところがあわや大惨事、乗員乗客27人が負傷した。機械頼みで事故は防げない。
ILSは着陸中の航空機に電波を発射し、悪天候で視界不良のときでも安全に滑走路に誘導する装置のこと。
「全国64カ所、ジェット機が運航している空港には、ほぼ設置されています。山間部にある広島空港のように天候が急変しやすい空港では、ILSでもより精度の高い『カテゴリー3』が使われています」(国交省管制技術課担当者)
ちなみに、カテゴリー3が置かれているのは、北から釧路、新千歳、青森、成田、中部国際、広島、熊本の7空港だ。それに次ぐ精度のカテゴリー2は、羽田、中部国際、関西の3空港となっている。
それなのに広島空港で事故が起きたのは、滑走路の片側にしか設置されていないからだ。
■費用は数十億円単位
広島空港の滑走路は東西に延びているが、ILSが使えるのは、西側からの進入のみ。今回の事故では風向きの影響で、ILSが使えない東側から入るように管制官が指示を出したという。つまり、パイロットが目視で進入したわけ。だから操縦ミスの可能性も指摘されているが、そもそもなぜ両側に設置しなかったのか、不思議になる。
「羽田、成田、関西など主要な空港は滑走路の両側にあります。ただ、空港には気象条件などそれぞれの特性がある。広島空港の場合は、西側から進入するケースが多い。空港の規模にもよりますが、ILSを設置するには数十億円単位のお金がかかる。費用対効果の面からも、片側だけという空港が多いのです」(前出の国交省担当者)
ちょっと不安になってくるが、航空評論家の青木謙知氏はこう言う。
「もちろん両側にあるに越したことはありませんが、ILSはあくまでパイロットの技術を補うもの。それなしでも着陸できる腕があるから、パイロットなわけです。アシアナ航空機のパイロットも、広島空港には片側にしかないことを承知していたはず。装置の有無に事故の直接原因を求めるのは、お門違いです」
原因究明はこれからだが最新装置がある空港だから安全とはいえない。
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