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独10年債利回り、初の0.1%割れ マイナス金利視野に[日経新聞]
2015/4/16 20:17 (2015/4/17 1:36更新)
【ロンドン=黄田和宏】欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策の影響で、欧州国債の利回り低下が一段と進んでいる。16日の欧州債券市場では、指標となるドイツの10年物国債利回りが一時0.07%台で取引され、初めて0.1%を割り込んだ。ECBの国債買い入れやギリシャの債務不安によるリスク回避の動きで、マイナス金利が視野に入ってきた。
ECBは3月9日に量的緩和策を開始し、今月10日までの約1カ月間に616億ユーロ(約7兆7000億円)の国債などを買い入れた。期間の短い国債の利回りがマイナスとなり、投資家や金融機関はプラスの利回りが確保できる長期の債券に資金を移している。ドイツ国債の利回り低下は欧州全域に広がり、フランスの10年債も一時0.3%台と過去最低を更新した。
ECBのドラギ総裁は15日の理事会後の記者会見で、今後も毎月600億ユーロのペースで、2016年9月まで買い入れを継続する姿勢を強調し、「今のところ(債券市場に)バブルの証拠はみられない」と述べた。
英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドのミカエル・ミカエリデス氏は「ドラギ総裁が量的緩和策の縮小に否定的な見方を示したことはドイツ国債の利回り低下を後押しし、マイナス化が視野に入る」と説明する。ドイツでは16日、9年物国債が初めてマイナスの利回りで取引された。
ECBが四半期ごとに実施する銀行貸し出し調査では、1〜3月期に企業向けの貸し出し基準を一段と緩和したとの回答が増えた。ECBが供給した資金を貸し出しに回していることも示された。ただ、企業の資金調達意欲の回復が遅れており、金融機関はなお国債で資金運用せざるを得ない状況が続いている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H74_W5A410C1FF2000/?n_cid=TPRN0005
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