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主な会社の株価上昇率一覧(C)日刊ゲンダイ
株価はすでに「実質2万3000円」 崩壊寸前バブル相場に要警戒
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158978
2015年4月16日 日刊ゲンダイ
先週10日に日経平均が一時2万円を突破したことで、市場は狂乱状態に陥っている。
「次の目標は終値で2万円に乗せることです。その後は、2000年4月高値の2万833円が目標になるでしょう」(証券アナリスト)
市場関係者の鼻息は荒いが、ここへきて株価は伸び悩みだ。15日は、前日比38円安の1万9869円で引けた。
「日経平均は年初から2500円以上も上がった。さすがに急激過ぎるし、調整入りして当然でしょう。ただ、もしかすると予想以上に過熱している危険性があるのです」(株式評論家の倉多慎之助氏)
日経平均は2000年4月24日に採用銘柄の大幅入れ替えがあった。その数は30銘柄におよび、当時、「指数の連続性は失われた」という指摘が続出した。
「銘柄入れ替えの発表から実施まで10日間あったため、この間に新規採用銘柄は大幅高となった。これが日経平均を算出する際の除数に影響し、最終的には約15%の下落要因になったといわれています。つまり現在の日経平均は、大幅入れ替え前より15%低い。だから現在の株価2万円は、大幅入れ替え前の水準に直すと2万3000円ともいえるのです」(株式アナリストの黒岩泰氏)
個別銘柄で見ると、市場の過熱ぶりがよく分かる。日経平均が2万833円(終値)あった00年4月12日と、同じく一時2万円台に乗せた先週10日(終値は1万9907円)の株価を比較してみた。
日本を代表するトヨタ自動車は、00年4月の5490円に対し、15年4月は8326円。上昇率は51.7%だ。同じくキヤノン55.9%、ホンダ85.4%、日産153.9%、デンソー116.2%となっている。富士重工やクボタの株価は5倍以上と凄まじい(別表参照)。
「パナソニックやソニーなど00年より株価を下げている会社もありますが、自動車や商社、不動産など日経平均に採用されている多くの業界トップ企業は株価をかなり上昇させているのです。しかもGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や日銀の『買い』が支える官製相場で、企業業績との連動性は薄い。市場は想像以上に過熱していると見るのが正解です」(市場関係者)
00年ITバブルは翌年にかけてはじけ、日経平均は03年4月に7607円まで落ち込んだ。官製相場バブルの崩壊に注意したほうがよさそうだ。
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