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アメリカで起きているバブルの正体は “富の不均衡バブル”?(新刊JP)
http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/373.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 15 日 10:03:05: igsppGRN/E9PQ
 

アメリカで起きているバブルの正体は “富の不均衡バブル”?
http://dmm-news.com/article/944876/
新刊JP 2015.04.14 19:00


 好景気にわくアメリカで3月23日、米連邦準備制度理事会(FRB)は2015年内のゼロ金利政策解除、利上げの本格検討の見通しを述べた。しかし、メディアの中には年内の利上げは避けるべきだという論調もあり、今後どのようになるのかは分からない。

 この金利ゼロの世界を「異次元だ」と指摘し、アメリカ経済のデフレ突入を予測する人物がいる。“ドクター・ペンタゴン”などの異名を持つコンサルタントの若林栄四氏だ。
 『異次元経済 金利0の世界』(集英社/刊)には若林氏による最新の経済予測が書かれている。本書によれば2015年は世界経済変換の年であり、アメリカでは株価が下落し、デフレに突入。一方で日本では2016年にリフレとなり、株価上昇という未来が描かれているが果たして…?
 新刊JPでは本書の内容について深く掘り下げていく。今回のテーマは「ゼロ金利」だ。若林氏は「ゼロ金利」を“未知なる時代”と呼ぶ。それはなぜなのか?

■ゼロ金利とは「働いてもうまみのない経済」

 日本は1999年2月以来、短期間をのぞいて事実上のゼロ金利を進めており、アメリカでも2008年から0%〜0.25%の低金利政策が開始された。
 若林氏によれば、この「ゼロ金利」は働いてもうまみのない経済だという。つまり、誰が何をやっても儲からない世界なのだ。

 カール・マルクスの考えでは、資本主義は、資本の拡大再生産と蓄積が繰り返されて、経済が拡大していくシステムのことだ。ところが金利ゼロになると資本が拡大再生産されなくなる。それは実体経済の減速にも表れているという。
 ここで若林氏はある矛盾を指摘する。それは、目下好調な株価の存在だ。どうして金利ゼロなのに株価は上がり続けているのか? それは、企業収益が伸びているからではなく、株を買い戻しているからだという回答を提示する。

■アメリカで起きている「富の不均衡バブル」

 若林氏は金融業主導によるアメリカ経済再生そのものが「偽りの夜明け」だと主張する。
 今、アメリカで起きていることは「富の不均衡バブル」だ。年収1000万ドルプレーヤーが増える中で、一般従業員(とりわけ男性)の年収はほとんど上がっていない。これは、経営陣と投資家の利益を増やすことが重要視され、賃金は最小化されるべき「コスト」とみなされていることが原因だ。こうなれば消費は冷え込むのも目に見えている。これも資本の拡大再生産を停止させる要因となっているのだ。

 では、どうすればこういった状況から立ち直ることができるのか?
 拡大再生産を図るための2つの方法があるが、そのいずれも「不健全な投資」だと若林氏は述べる。そして、アメリカ経済はこのままデフレ宣言に向かうというのが見方だ。
なお、1861年までさかのぼると40年周期でアメリカの金利は動いており、それに照らし合わせると2022年までアメリカの低迷は続くという。

 FRBの動きに注目が集まっているが、アメリカ経済の実態がどうなっているのかを垣間見ることができる一冊である。
 次回は目を「世界」に向けて、本書でつづられている世界デフレの可能性について取り上げていく。

(新刊JP編集部)

 

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コメント
 
01. 2015年4月15日 10:55:23 : nJF6kGWndY

>「ゼロ金利」は働いてもうまみのない経済だという。つまり、誰が何をやっても儲からない

違うだろ

働けば収入にはなるが

ランダムに投資しても平均すると名目の期待収益率(名目金利)が0になる世界だから

別に過去の日本のように実質金利が高止まりしてデフレ化する(名目金利―実質金利=インフレ率<0)とは限らないし、その場合は、実質経済成長するなら、実質消費はプラスが続く。

一方、インフレ率=実質金利=0なら、実質経済成長(人口一定なら消費生活水準の上昇)がない世界だが

ムダな資源浪費が限りなく減るリサイクル&持続可能世界でもそうなるから

超長期的には望ましい世界とも言える


02. 2015年4月15日 20:05:20 : D5RMjr8bRI
経済学は人間の数だけ理論がある。

あなたもどうぞ。


03. 2015年4月15日 23:13:04 : jXbiWWJBCA
>40年周期でアメリカの金利は動いており、それに照らし合わせると2022年までアメリカの低迷

米住宅が本格回復なら、いよいよ利上げのタイミング!?

依然としてドル/円は、上値が重い一方で下値も相当に堅いという方向感の見出しにくい展開を続けています。もちろん最大の要因は、約10年ぶりとなる米利上げの時期に関して市場の見方が大きく分かれていることにあると言えます。なにしろ、なおも「6月が適当」とする向きがあるかと思えば、なかには米ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁のように「16年の下期まで遅らせるべき」とする向きさえあるのです。

今年1―3月期が記録的に厳しい気候だったことで、目下は一時的にも米国経済の先行きに対する期待や自信が少々萎えてしまっている部分もあるでしょう。だからこそ、ここはなおさらベースの部分で本来の大きな流れを再確認しておくことが肝要と思われます。もちろん、そのためには雇用や消費、製造など多方面での現状把握が必要となりますが、今回はあえてイエレンFRB議長が「想定したようには回復していない」とする「住宅」に絞って考えてみることにしましょう。

14年10月、シカゴで開催された住宅関連の会議で、FRB前議長のバーナンキ氏は「ここだけの話だが、最近、住宅ローンの借り換えをしようとしたら、うまくいかなかった。本当の話だ」と打ち明けました。実に衝撃的な話です。FRB前議長が借り換えできないほど米銀の与信条件が厳しいなら、一体だれが住宅ローンを借りられるというのでしょう。実際、バーナンキ氏も「少し厳しくし過ぎている可能性は十分にあると思う」、「1次取得者向けの住宅市場はあるべき姿になっていない」との認識を示していました。

これは、今からわずか数か月前の出来事です。結果、近年の米国では多くの人々が持ち家の取得にこぎつけられず、やむなく賃貸住宅への入居を選択しています。だからこそ下図に見るように、目下の米国では賃貸住宅の「空室率」がみるみる低下しているのです。

言えることは、一つに賃貸住宅の需給が非常にタイトになっていることから、当面は賃貸住宅建設の堅調な需要を見込むことができ、関連の業種や業者は潤うであろうということです。そして何より、あまりに厳しくなり過ぎている米銀の与信条件が今後、段階的にも緩和されれば、もともと持ち家のニーズは高いわけですから、米国の住宅市場は一段と活性化するだろうということです。

実際、すでに変化は始まっています。米国の銀行を監督する通貨監督庁が14年12月に発表した信用引受活動調査によると、「貸出基準を緩和した」銀行の割合から「貸出基準を厳格化した」銀行の割合を差し引いて計算される貸出基準DIは、企業向け、個人向けともに緩和超を示すプラスの値を示したことが確認されています。

住宅ローンだけに関して言えば、規制強化の影響でDIそのものは低下しましたが、貸出額および貸出残高は14年に入って前年比プラスに転じました。「バーナンキ氏に指摘されたから」ということもないのでしょうが、米景気の回復度合いに応じて今後は米銀に対する規制措置や保護措置の適当な調整もなされるでしょう。また、近年は米国で事業展開する海外の銀行による米住宅ローン市場への攻勢も見る見る強まってきています。

これまで"ワケあって鈍かった"米住宅市場の動きが活発化してくると、いよいよ「利上げの時期も近い」ということになるものと思われます。

コラム執筆:田嶋 智太郎
経済アナリスト・株式会社アルフィナンツ 代表取締役
前の記事:ドル/円の方向感は今しばらく見出しにくい・・・ −2015年04月08日
http://lounge.monex.co.jp/pro/gaikokukawase/2015/04/15.html 


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