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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NMKKE26KLVR701.html
(ブルームバーグ):
インドネシアのジャワ海に太陽が沈むころ、アセップ・サエフラーさんと友人らは村の近くの水田に囲まれた池のそばに座ってたばこを吸い、釣りをしながら話をしていた。
そんな日々は長くは続きそうにない。発電所と水処理施設を備えた工業団地の建設が始まり、最大19万人の雇用が創出される見通しだ。これは、ジャワ島沿岸部を輸出 都市に変える大規模計画の一環。コンテナ港に加え、首都ジャカルタに向かう幹線道路も整備される。
これは、1990年代後半に中国の産業発展の中心となった同国南部の湿地帯にある深圳の成功の再現を目指すインドネシアの試みだ。現在では多くの工場にとって中国の人件費は高過ぎ、深圳や上海などの都市に20年間にわたって資金をつぎ込んできた産業界はコストが低く、安価な労働力を大量に確保できる場所を探している。
INGグループのアジア調査責任者ティム・コンドン氏(シンガポール在勤)は「中国ブームは東南アジア経済に非常に悪い影響を及ぼした」と指摘。「中国経済の減速でこれらの動きが全て逆転している。東南アジアの製造業は90年代初め当時と同様に勝者になっている」と語る。
東南アジアの低所得国は投資を引き付けようと躍起になっている。ベトナムにはハイテク工業団地があり、フィリピンには多くの若年層人口と英語のスキルがある。インドネシアの切り札は東南アジア最大の経済国であると同時に、一部の地域で人件費が最も安いということだ。
サエフラーさんが釣りをしていた人口約3000万人を擁する中ジャワ州の労働者の時給は最低50セント(約60円)で、月給は100ドルを下回る。ジャカルタ周辺の工業地域ではほぼ2倍だ。ベトナムの最低月給は146ドル、フィリピンは約200ドル、マレーシアは240ドルとなっている。
原題:Can Indonesia’s 50 Cent-an-Hour Workers Mimic China’s Success?(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シンガポール Chris Brummitt cbrummitt1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Stephanie Phang sphang@bloomberg.net; Adam Majendie adammajendie@bloomberg.net Adam Majendie
更新日時: 2015/04/10 12:32 JST
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