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軽自動車のXデー 5年後に消滅する もはや製品としては普通車と同じレベルである(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/290.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 12 日 07:07:05: igsppGRN/E9PQ
 

               スズキ「アルトターボRS」(「同社HP」より)


軽自動車のXデー 5年後に消滅する もはや製品としては普通車と同じレベルである
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150412-00010000-bjournal-bus_all
Business Journal 4月12日(日)6時0分配信


 2014年の国内新車販売台数で初めてシェアが40%超を記録したと報じられている軽自動車。ボディの全長/全幅サイズや、搭載可能なエンジンの排気量に厳しい制約が課される一方で、普通車より低い各種税額が設定されるなど、結果として普通車に対する“優遇策”が講じられていることが、昨今の軽人気の大きな要因となっていることは間違いない。

 もちろんそれ以外にも、メーカー間の熾烈な競争がもたらした燃費の急激な向上など、ここにきて普通車のシェアを「食ってしまう」理由はいくつか考えられる。しかし、かつて普通車を乗り継いできたユーザーをダウンサイザーとして軽自動車の世界に迎え入れることが可能となった最大の要因は、なんといっても「製品そのものの見栄えや乗り味が、もはや多くの普通車とさして変わらないレベルにある」というポイントにこそある。つい最近も、そんなことを改めて痛感させられる機会があった。

 そのひとつは、かつて若者を中心に人気を博した「ワークス」を彷彿とさせるスズキのスポーツモデル「アルトターボRS」の試乗だ。もうひとつは、ホンダが昨年末に発売して話題を集めた「Nボックス スラッシュ」と、同社から間もなく発売予定の「S660」の試乗である。

 ライバルメーカーのエンジニアが「あの重量を実現したのはすごい」と驚く軽量化を徹底した上で、軽自動車の自主規制上限値である64psというパワーを持つターボ・エンジンを搭載したアルトの走りは、文句なしに「軽自動車の歴史上で最強にして最速」というフレーズが当てはまるもの。そして感心したのは、その仕上がりが単に「速い」というだけではなく、街乗りシーンでも思いのほかに上質な乗り味と両立されている点でもあった。

●コンパクトカーの水準をはるかにしのぐ

 一方のNボックス スラッシュは、居住空間を稼ぐべくルーフを高めたNボックスをベースに、今度はその全高を大胆に100mmもカット。それによって、他に類を見ないユニークなスタイリングを実現させると同時に、そこに旧き良き時代のアメリカン・カスタムカーのような風情が漂うインテリアや大出力のオーディオを採用し、すでに走り始める以前の段階で多くの人に「ちょっと乗ってみたい」と思わせる独創的空間を演出しているのだ。

 さらに極めつきは、プロトタイプ段階のモデルを試乗したS660だ。エンジンをミッドシップ搭載する2シーター・オープンボディの持ち主で、予想される売り出し価格が「およそ200万円から」と軽自動車としては飛び切りの高価さとなる。

 だが、いざ実車を目前にすると、こちらもまた見た目も走りの実力も、むしろ「そんな値段で大丈夫なのか」と思わせる仕上がりぶり。特に、インテリアの質感などは1リッター・エンジンを搭載するコンパクトカーの水準をはるかにしのぐもの。極端な仮説ではあるが、もしもこんなモデルをポルシェやBMWが手掛けたとしたら、「その価格は400万円は絶対に下らない」と思える一品なのだ。

●軽自動車の“Xデー”

 そもそもは、戦後経済復興を後押しするもくろみで、当時は贅沢品にすぎなかった普通車とは一線を画す「国民のための安価で手軽な自動車」として構想されたのが軽自動車というカテゴリーだ。しかし、これらの最新モデルたちを筆頭に、昨今の軽自動車の多くが当初の目的から大きく逸脱していることは、もはや火を見るよりも明らか。そんな軽をあえて優遇する必要があるのかという疑問は、当然出てきてもおかしくはない。

 こうした現状を踏まえると、早ければ5年後、遅くとも10年後には、きっと現在のような“税差別”を基本とした軽自動車のカテゴリー分けは、消滅しているはずというのが筆者の予想である。実際に軽自動車開発関係者にこの予想をぶつけると、驚くことに多くの人が賛同するのだ。実は軽自動車メーカーの間では、“Xデー”の到来はもはや不可避と認識されていると共に、すでに織り込み済みなのである。
 
 そう、軽自動車というカテゴリーは間もなく消滅する。そしてその時こそが、日本が誇るスモールカー開発の技術を、真に世界に問うことができる時の始まりとなるに違いないのだ。

(文=河村康彦/モータージャーナリスト、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員)


 

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コメント
 
01. 2015年4月12日 08:24:33 : 7NdXT65psA
節税措置さえ封じる増税論者。低所得層、地方居住者に対する打撃はさらに大きくなる。 

02. 2015年4月12日 11:56:43 : Q4a2FyM5hw
確かに日本の軽自動車制度は1980年代から、欧米各国から非関税障壁だと問題提起されていた。当時、軽自動車は550ccだったが、フランスのシトロエン2CVは602ccであり、ほとんど差異はなかったためである。消費税3%導入時に、軽自動車が売れなくなると業界がねじこんで、軽自動車は車体サイズを大きくし、それを補うために排気量も660ccになった。この時点で矛盾は、更に大きくなった。

とは言え、軽自動車精度の存廃は、日本の異常なまでに高い自動車諸税をそのままにして議論してはならないと主張したい。これまでから何度も書いているように、日本の自動詞や関係諸税は諸外国に比べても異常に高く、犯罪的水準である。これと言うのも、あの不世出の金権腐敗汚職政治屋の田中角栄が、遅れていた日本の道路建設を進めるために、自家用車の負担を極端に増やしていって、一方で自民党の集票マシンである運輸業界に配慮して、トラックに関する各種税金を安いままに抑えたところに原因がある。

日本国民は、維持費の安い「自家用車」を手に入れる手段として、軽自動車しか残されていない、極めて自由を奪われた社会環境で生かされているに過ぎない。世界の主流たる小型車を購入、維持することが、これだけ非正規雇用が増えて収入が激減してしまったら、無理なのは当然である。日本国民は、軽自動車に乗ることしか活路が見出せないのだ。まさに江戸時代に武士階級が農民を支配する際に用いた、「生かさず、殺さず」の手法そのものだといえる。

日本の軽自動車メーカーは、現在大きな壁にぶつかりつつある。日本独自の規格である軽自動車規格では、輸出が事実上できない。唯一、EUROCUPに適合した軽自動車は、三菱アイ・ミーブだけである。それと現在は生産中止になったが、ガソリンエンジン搭載の三菱アイだ。このガソリンエンジン版については、同じ右ハンドルのイギリスに試験輸出したそうだ。だが、欧州大陸に本格輸出するためには、左ハンドル版を製造しなければならない。このため、電気自動車版のアイ・ミーブについては登場させたが、ガソリンエンジン版は市場調査の結果、採算が遭う台数が出ないことが判明したため、中止されたようだ。

もし日本が明治時代にイギリスに見習って左側通行、右ハンドルを採用しなかったら、歴史が変わっていたかも知れない。幕末の薩長連合対江戸幕府の戦いで、江戸幕府が勝っていたら、江戸幕府を後押しするフランスの社会制度を導入していたと考えられるからだ。

話は変わるが、朝鮮や台湾が戦後、日本の統治を離れた際に、左側通行から右側通行に転換したのも、世界の多数派に合わせるためであった。

日本の軽自動車が輸出されないのは、左ハンドル車を設定しても、採算の合う台数を製造、販売する見込みが立たないからだろう。しかし、日本国内に専念した従来のやり方では、少子高齢化の進む日本と共に、自動車メーカーも衰退せざるを得ない。

軽自動車が全体の4割を占めているなどとマスゴミは報道しているが、これに騙されてはならない。軽自動車で重要なのは、農家や個人商店が愛用している軽トラック。この軽トラックが年々売れなくなっている。このため、富士重工や三菱自動車が自社製造を打ち切り、それぞれダイハツ、スズキからのOEM供給に切り替えた。
(註 三菱自動車は、電気自動車のみ自社製造を継続しているが、微々たる台数だ。)

当方は、この軽トラックの販売減少を重大視している。軽自動車制度は、道路の狭い日本の集落に欠かせないものであり、これを廃止することは歴史的な誤りとなろう。市場が縮小する中、何とか存続を願いたい。


03. 佐助 2015年4月12日 22:17:52 : YZ1JBFFO77mpI : wgqur15vNg
2BOXでエンジンレスが本命。電子電池電源で動く時代になる。

ガソリンレス技術革命に成功した企業は,自動車産業でなく,IBM+GM+マイクロソフトを合わせたよりも巨大な企業となれる。しかし戸外を走る自動車は,デザインを無視すれば,生き残れない。つまりエンジンレスに成功した巨大な産業が出現します。

乗用車は曲線2ボックス型がセダンが売れる。中国やロシアは3BOXが主力に売れているが,もし2BOXをセダンとして売り出すと飛ぶように売れる。つまり中国やロシアは3BOXをやめて2BOXを生産すると市場は中国車が優位になり,日米欧は敗北する。だが日本はエンジンレス車の2BOXで対抗すると日本車で溢れる。

すなわちスタイリングを軽視すると企業は生き残れないが,エンジンレス2BOXで対抗すると勝てる。じゃなぜ日本で軽自動車が売れたのだろうか,値段や燃費ではない。2BOXを乗用車より速く取り入れたからである。

軽自動車は2BOXをセダンと企画したので,長期不況下でも勝者になれる。エンジンレスに成功するとまた飛ぶように売れる。エンジンレスとは,電気自動車や蓄電池ではありません。燃料電池が本命で,コンデンサー電子半導体電池が中心になります、

そのために家庭も工場も乗り物も、電子電池電源で動く時代になるので、都市も農業も漁業も本当にかわり、人類は産業革命を謳歌することになる。


04. 2015年4月13日 18:55:01 : C3lq0gpU9A

  「軽自動車を廃止しろ!」 は宗主国(米)様の御命令だからねぇ。

  でも、軽自動車を廃止しても、バカでかい米車が売れるわけではないよ。



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