★阿修羅♪ > 経世済民95 > 247.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
米中通貨戦争にのまれる国際社会 日本経済一歩先の真相/高橋乗宣(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/247.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 10 日 07:15:05: igsppGRN/E9PQ
 

         ソウルの両替所(C)AP


米中通貨戦争にのまれる国際社会 日本経済一歩先の真相/高橋乗宣
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158829
2015年4月10日 日刊ゲンダイ


 世界の通貨史が今、大転換期を迎えている。中国が主導する「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)の年内創設は、「中国元」が「米ドル」から基軸通貨という覇権の座を奪おうとする狙いがある。国際社会が米中両国の通貨戦争に巻き込まれる時代に突入したのだ。

 世界銀行・IMF体制を主導してきた米国と、それに“右ならえ”の日本は、AIIBに様子見ムード。加盟国の意思決定システムの不備を理由に創設メンバーとしての加盟を見送ったが、すでに世界52の国と地域が加盟を表明している。中には英・豪・韓など米国の同盟国も少なくない。

 AIIB加盟ラッシュの背景には、米国主導の世銀・IMF体制、そのもとでのアジア開発銀行(ADB)への各国の反発がある。

 ADBの歴代9人の総裁は全員、日本人が務めてきたが、急成長するアジア経済を支えるインフラ整備に必要な長期資金の要求に応じきれなくなっており、各国の不満がくすぶっていた。そこにツケ込む形で、中国はAIIBの創設に動いたのである。

 振り返れば第1次大戦で経済的勝利を収めた米国のドルが、1920年代の英ポンドとの通貨戦争を経て、第2次大戦後に基軸通貨の座を掌握してから、70年。70年代以降はニクソン・ショック、ブラックマンデー、リーマン危機などを経験し、ドルはかつての“輝き”を失っている。

 それでも貿易は主としてドルで決済され、各国の外貨準備に占めるドルの割合はまだまだ高水準だ。だから、世界各国とも依然として為替決済の金融機関をニューヨークに置かざるを得ない。これらの事柄によって、ドルはかろうじて基軸通貨の座を保っていられるのだ。

 AIIB創設により、先進国の多くが上海や北京に決済銀行を置くようになれば、ドルの地位は中国元に追い落とされかねない。そして潤沢な資金をアジア全域のインフラ整備に振り分け、中国に向かって高速道路網や新幹線網が延びていく。中国はアフリカ諸国にも猛烈な勢いで進出している。中国元支配がいずれ地球の大半に及ぶ可能性だって「絶対にない」とは言い切れない。

 冷戦下で閉じこめられてきた中国経済の勢いは、グローバル化の進展によって世界をのみ込もうとしている。今や中国元の勢いは1920年代に英ポンドから基軸通貨の座を奪い取った米ドルに匹敵する。世界が中国元になびく中、日本は過去の栄光を失った米国にひたすらスリ寄って、歴史のうねりを傍観しているだけでいいのか。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2015年4月10日 08:30:32 : KzvqvqZdMU
高橋乗宣って中国から金もらってんのか?
以下のURLに青山繁晴の中国提案のアジア開発投資銀行についてふれているが
トンデモないもののようだぜ。

https://www.youtube.com/watch?v=wJJJovqeX2g



[32削除理由]:削除人:アラシ

02. 2015年4月10日 08:34:17 : KzvqvqZdMU
https://www.youtube.com/watch?v=9QyNBVqAVvA

↑ こんなもんもある。とんでもないものだアジアインフラ投資銀行って。




[32削除理由]:削除人:アラシ

03. 2015年4月10日 09:39:12 : kqMaEF3kSo
米中通貨戦争・・・と言うよりも、もしかして世界の中央銀行総裁会議で「米ドルと人民元を通貨高にする」と既に決まったのでは?と個人的には思えますね。
日本だけでなく欧州も金融緩和、ロシアは状況はよくわからないが通貨の大幅下落でしょ。
基本、欧州の動きで中央銀行の方向性は見て取れるような気がします。
これだけ大きな情勢の変化を各国の中央銀行が放置するのは、意に反してないからではと考えてしまいます。

04. 2015年4月10日 09:47:56 : nJF6kGWndY

>世界が中国元になびく中、日本は過去の栄光を失った米国にひたすらスリ寄って、歴史のうねりを傍観

英国など各国は成長する中国に保険をかけているだけで別に米国との関係を捨てたわけでもないし

長期的には米国に比べ、中国の成長は停滞から衰退に転じる可能性が高い

そして日本の場合、安全保障マターだから、本気で核などを主体とした防衛再構築を考えない限り、

米国に従う以外、現状では、ほとんど有効な選択肢はない


05. 2015年4月10日 09:50:21 : nJF6kGWndY

まあ、今後、低い確率で中国の民主化改革が進み、中期的に米国が沖縄から撤退していくようなら、自民の防衛族だけでなく

国民も真剣に自主防衛と、そのコストを考えざるえなくなるだろうな


06. 2015年4月10日 11:21:36 : KzvqvqZdMU
独裁体質の中国がなぢぇ好きなのか、左翼のココロが分からんねわしわ。
中国主導って、ハナからロクなもんじゃなぃと見るべきだ。


[32削除理由]:削除人:アラシ
07. 2015年4月10日 12:41:45 : J73EH7M30E
米中通貨戦争だなんて言ってるけど、AIIBはドル建てだろうが。 元が基軸通貨になれる訳なんかどこにもない。 何か国集まってもドルが基軸通貨って言う事に変わりは無い。 大体チャイナが資金ショートして、短期の借り入れでやっと切り回している状態だから、香港上海かスタンダードチャーター銀行辺りが吹き込んだ新しい集金詐欺の手口だろう。 放っておけばそのうち雲散霧消する話だと思うね。 ちなみに香港上海銀行って、元をただせばアヘン貿易のサッスーンだし、スタンダードチャーターは東インド会社が元だろうが。 集まった国を眺めて見れば、この二つのネットワークとぴたりと重なるね。 韓国第一銀行はスタンダードチャーターが買っているから、そっちの方から参加しろって言われたのだろうと思うね。 日本はもう二度とチャイナや朝鮮に入れ込まないのが一番だって、福沢諭吉も言って居られる。

08. おじゃま一郎 2015年4月10日 21:05:58 : Oo1MUxFRAsqXk : MCOTAr8fJQ
米中は、元が汚れた通貨である以上、通貨戦争にしてはいけない。
中国が変動相場制でないため、国力が為替で調整されるのではなく
共産党の一存で決まってしまう。

それにしても、01、06は無知の惨めさが出てる。


09. 2015年4月10日 21:49:37 : FfzzRIbxkp
IMFが上海に行くんだっけ?
IMFが出していた通貨バスケットが興味深いです。

AIIBの参加国を見れば、
たかをくくって逃してる傲慢さが、福沢諭吉の思想。

米国は中南米と手を取り合うのかなぁ。


10. 2015年4月10日 22:44:56 : XS6jMDaUPg
米中両国の通貨戦争は今すぐという段階では起きないだろう。
中国元がまず目指すのはハードカレンシーであって、これは
欧州始めアメリカも容認するだろう。
ただ半世紀かかる長期の展望では、実現化はいざしらず
元のキーカレンシー化を目指してても不思議じゃないな。

ただハードカレンシー→キーカレンシーと通貨の普遍化が進むにつれて
需要が高まるので、(既存に追いかける側の元は)順当に通貨高になるが、
これは昨今の通貨安競争と真逆の動きになる。そこらへんを中国の通貨当局が
どう考えているのかが気になるところ。



  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民95掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民95掲示板  
次へ