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部下に泣かれたらどうすれば? 管理職に必要なスキルは〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150408-00000000-sasahi-life
AERA 2015年4月6日号より抜粋
この4月から新たに管理職になる人も多いだろう。マネジメントを始める時、必要な能力とは何なのか。実際に管理職についた人の話をもとに、考えてみよう。
大手流通の広報の女性Bさん(40代)は、6年にわたって管理職を務めてきた。数多くの部下を預かってきたが、半年前に営業職から移ってきた、一人の女性部下(30代)に悩んでいる。仕事中にすぐ、泣いてしまうのだ。
広報は初めての職場だから、ミスぐらいしょうがない。それなのに、電話を受けた担当者の名前を忘れた、仕事の段取りを間違えたなど、ほんの小さなつまずきで、トイレに駆けこんで泣いてしまう。目を真っ赤にして帰ってくると、職場の視線が集中する。
「これ、男性上司だったら絶対にアウトだと思うんです。職場で部下の女性に泣かれたら致命的じゃないですか」
Bさんには部下に粘り強く寄り添うという信念がある。その部下とはサシで飲み、普段もよく観察する中で、見えてきたことがある。自己評価が著しく低いのだ。職場での涙は自信のなさゆえではないか。一人前にするために、Bさんは「自分のまねをさせよう」と考えている。
電話での話し方、来客への対応、現場での情報収集…。あらゆることについて、自分の行動をコピーしてもらえるよう、この部下の前でわかりやすく示す。言葉で説明すると上から説教しているような構図になり、部下の不安は膨らんでしまうかもしれない。言葉ではなく行動で「教える」ことが大事だと心得ている。
テニスの壁打ちを繰り返すように、フォームを反復練習することで、ビジネスにおける「型」を身につけてもらう。それができたら次は「中身」だ。人材育成事業などを手がける「BOLBOP」CEOの酒井穣さんは、著書『はじめての課長の教科書』で、ビジネスパーソンにとって大事な中身とは、「潜在能力」「思考プロセス」「モチベーション」の三つの要素だと説く。これらを「質問」の力で、引き出し、伸ばす。管理職が部下に施すコーチングだ。
答えは必ず部下自身の中にあるから、それを引き出す。決して外から押し付けの答えを教えるのではない。そのために気をつけたいのは、「アドバイス、指示、提案は行わない」である。上司はつい、「こうするべき」と答えを言いがちだ。だが、「部下が自らの力で考え、答えを導き出す」ことが重要。
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