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日米完敗!地政学で読み解く新たなる中華覇権の衝撃(週刊ダイヤモンド)
http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/139.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 06 日 08:34:05: igsppGRN/E9PQ
 

日米完敗!地政学で読み解く新たなる中華覇権の衝撃
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150406-00069507-diamond-bus_all
ダイヤモンド・オンライン 4月6日(月)8時0分配信


 『週刊ダイヤモンド』2015年4月11日号の特集は、「世界経済超入門〜地政学で読み解く覇権争いの衝撃」です。アジアインフラ投資銀行の設立をめぐって、対抗する日米に完勝した中国の台頭で、世界の覇権争いは新たなステージへと突入しました。激動の世界経済を、ヒトラーが愛した禁断の学問、「地政学」で読み解きました。

 「完敗ですね」──。財務省高官は何かをのみ込むように言った。

 4月1日、新年度入りした東京・霞が関の財務省。自室のテレビ画面は、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーになるための申請期限が来て、当初の予想を大幅に上回る約50ヵ国が参加を表明したこと、そして、日本が当面、参加を見送ることを伝えていた。

 AIIBとは、アジア太平洋地域のインフラ整備を支援するために、中国の習近平国家主席が提唱して設立に乗り出した国際金融機関で、世界各国に参加を働き掛けていた。資本金は最終的に1000億ドル、中国が最大の出資国となり、初代総裁のポストも中国人が握る。北京に本部を置き、年内の運営開始を見込む。

 AIIBと業務が重複するアジア開発銀行(ADB)を主導してきた日本と米国は、AIIBの組織運営の透明性が確保されていないとして、一貫して参加に否定的なスタンスを取ってきた。

 ほんの1ヵ月前、この高官はAIIBについて、「組織のガバナンスの問題が解決しなければ、うまくいかない。このままだと失敗しますよ」と自信ありげに語っていた。自信には裏付けもあった。

 当初の参加国は資金を融通してもらいたいアジアの発展途上国が多く、このままでは国際金融機関としての体裁が整わない上、融資の審査能力にも疑問符が付いた。

 そこで中国側は「国際金融のノウハウ不足を日本に補ってもらおうと副総裁級ポストを用意して参加を要請してきたが、日本側はこれを断っていた」(中央官庁幹部)。

 それなのに、なぜ、日米は中国に敗れたのか──。

 最大の理由は、国際社会をリードしてきた主要7ヵ国(G7)の盟友である英国の裏切りだ。英財務省が3月12日、G7で初めてAIIBへの参加を表明したのだ。これに、ドイツ、フランス、イタリアという欧州の残りのG7国が追随したことで、大勢が決まった。

● 日本の懐柔工作も 英国の裏切りで骨折り損

 実は、日本は水面下で参加するか迷っている国に対して、懐柔工作を行っていた。

 その中でも、「比較的経済規模の大きいオーストラリアや韓国に、米国と連携しながら圧力をかけていた」と、財務省関係者は打ち明ける。

 ところが、経済規模がはるかに大きいG7の一角で突然、雪崩が起きてしまい、先進国までもがそれにのみ込まれる形で、参加へとかじを切ったのだ。G7の4ヵ国が名を連ねるのであれば、日本が入るよりはるかに体裁も整う。中国としては願ったりかなったりである。

 中国に対して、反AIIBの包囲網を敷くつもりが、逆に日米が親AIIB国に包囲されるという屈辱。当然、米政府は同盟国の裏切りに怒りをあらわにした。米国が激怒するのを分かっていてもなお、欧州のG7国が参加を表明するだけの“磁力”がAIIBにはあった。

 何よりもまず、AIIBが手掛けることになる、アジアの道路や鉄道などのインフラ需要への足掛かりができるのは大きい。

 ADBの試算によれば、2010年から20年までに必要なインフラ整備額は約8兆ドル、実に1000兆円近い空前の規模となる。景気低迷にあえぐ欧州としては、是が非でも取り込みたい巨大需要だった。

 富士通総研の柯隆主席研究員は、「AIIBへの参加はリスクが小さい割に、欧州にとって経済的なベネフィットが大きい。一方で、今の日米にそこまでの金は動かせない。4兆ドルもの外貨準備がある中国の“チャイナマネー”は強かったということ」と解説する。

 さらに、欧州勢のAIIB参加を決定付けたのが、欧州と中国の間に地政学的なリスクがなかった点だ。つまり、両者の間には領土問題など、「安全保障上の脅威」が存在しないのだ。尖閣諸島を抱える日本と異なり、純粋に経済的な損得勘定で動ける利点が、欧州勢が次々と参加表明した背景に隠されているのだ。

 ちなみに「安全保障上の脅威」という地政学的キーワードは、これに限らず、崩壊の危機にひんするEU情勢や、中東の覇権争いなど本特集の複数の場面で登場するので、ぜひ押さえてもらいたい。

 今回のAIIB騒動を国際金融の観点から読み解くと、また違った風景が見えてくる。

 AIIBの設立は、米欧がつくり上げ、長年にわたって牛耳ってきた国際通貨基金(IMF)・世界銀行による国際金融秩序への挑戦と捉えられている。

 みずほ総研中国室の三浦祐介主任研究員が、「AIIB設立の背景には、国際金融での中国の地位の低さも影響している」と指摘するように、中国には米欧主導の金融秩序に対する強い反発がある。

 例えば、IMFのトップである専務理事はこれまで歴代、欧州人が就き、中でもフランスの通貨マフィアの影響力が強い。世銀総裁は米国人のポストで、国際金融機関の一角を占めるADBの総裁は日本が独占してきた。

 中国はこの世界で常に脇役に追いやられており、影響力を行使できる範囲は極めて限定的だった。中国はそこでAIIBという箱を使い、米欧に取って代わる新金融覇権の一手を打ったというわけだ。

● 米国の外交問題評議会が 示唆した覇権交代の可能性

 振り返れば、中国は19世紀初頭まで、世界最大の経済大国だった。世界第2位の経済大国に返り咲いた今、再び、中華覇権を目指して動き始めたのだ。

 その意味で、AIIBという組織は、アジアのインフラ整備という大義があるとはいえ、やはり、中国の中国による中国のための銀行といえる。そして、それはG7の取り込みに成功するという最高のスタートを切った。

 そのことを米国側も重く受け止めている。米シンクタンク、外交問題評議会は3月20日に発表した論文で、「欧州で最も重要な四つの同盟国が AIIBの創設メンバーになるとの決定は、ちょっとした外交的敗北ではなく、米国が構築した世界秩序にボディブローのように効いてくる」と指摘した。

 さらに、「AIIBに関する中国の策略の勝利は、もはや米国はゲームを独占できないことを示しており、国際関係の重力の中心は、西から東に移りつつある」と覇権交代の可能性を示唆した。欧州勢は潮目の変化を敏感に感じ取ったからこそ、中国を向いたのだろう。

 米ドルが担う基軸通貨の座を狙う人民元や、米国との自由貿易圏をめぐる覇権争い、そして巨額のチャイナマネーで進める新型の資源外交など、金融覇権への挑戦を端緒に、中国は今後、さまざまな分野で覇権争いに加わっていこうとしている。

 そして、何よりAIIBに参加する各国が期待するのが、「シルクロード構想」である。中国から欧州に至る陸と海の二つのルートを通じて、巨大経済圏を構築しようという野心的な構想だ。陸上の「シルクロード経済圏」だけでも、周辺人口は30億人に上る。

 G7内でにわかに入った米国と欧州の亀裂、そして米欧主導の金融秩序のほころび。習近平指導部がそのはざまに見据えるのは、超大国、米国を凌駕する「ユーラシア覇権」の構築だろう。

週刊ダイヤモンド編集部


 

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コメント
 
01. 2015年4月06日 09:49:50 : 2QBqDKD7DU
>ちなみに「安全保障上の脅威」という地政学的キーワードは、これに限らず、崩壊の危機にひんするEU情勢や、中東の覇権争いなど本特集の複数の場面で登場するので、ぜひ押さえてもらいたい。

金融に、とってつけたような地政学的キーワードは、日本政府が自らを正当化したり、重要視して進めようとする単なる意図の問題。
別に新しい国際金融機関ができても日米が苦労するものではない。利益のおこぼれに預かりにくいだけのこと。
投資需要は大きい。問題はリスクに挑戦しなかったり、単なる投機で利益を上げようとするものが多くて進まなかっただけ。


02. 2015年4月06日 11:53:00 : cKZCohWgSk
これからの世界の潮流は、
国々や、ピープル・民族は、
悪霊が
金と戦争で動かしてきた旧体制にはソッポを向く
ことになります。日本の浄化は
言われてきたとおり、
最後になる。

準備段階を経て今や堂々と
表に現れきた、
数千年の文明の転換点となるでしょう。

国々は、悪を浄化し、良心と
理想を見つめ、手を取り合い、
真っ直ぐに立つ
方向へと
舵を切った。

これまでの日本の在りかたは転落する。


03. 2015年4月06日 11:57:37 : Hk1maQHrA2

沈み始めた覇権国アメリカ。
昇竜の中国による世界的地殻変動の幕開けを正しく認識する必要がある。
英はしたたか。
独仏露はウクライナでアメリカに痛い目にあわされて、そろそろと離反している。
明確な見通しがない場合、参加して保険をかけることが重要で、その道を選んだ国も多かっただろう。
イスラエルはアメリカをけん制して見せたと同時に、アメリカを動かしているように、将来あわよくば中国をうごかしてやろうとする目論見が感じられる。
日本だけがとほうもないおバカにみえますね。

04. 2015年4月06日 15:23:36 : YxpFguEt7k
内田樹氏
「アメリカはすでに態度を軟化させ、世界銀行・アジア開発銀行とAIIBのコラボレーションの条件を詰めるという「おとしどころ」を探り始めています。日本政府だけがぼんやり「蚊帳の外」に置かれてる。安倍政権て、ほんとうに「使えない」政権ですね。」
https://twitter.com/levinassien/status/584170549405884419

無能・谷内正太郎氏…


05. 2015年4月06日 15:52:12 : ZZRN8DfbzY
地政学・・・出てきましたね。
この言葉を使えば、妄想も現実ぽく聞こえるというw
それはともかくとして、
中国がやってるのは、地政学のいろはのイ、大陸国戦略そのものだ。
中国にはもともと上海協力機構なるものがあって、これは
欧州NATOのユーラシア大陸版のようなものといわれている。

これに対して日本は、これまた地政学のイロハのイの
海洋国家の基本戦略を立て、「自由と繁栄の弧」で大陸国(中国)を包囲する形で
日本ー台湾ー東シナ海ーオセアニアーインドとつなごうとした。
そのシナリオ通りに安倍は頻繁に経済援助の飴をぶら下げて、
海外へ出かけていった。

そして中国のAIIB設立。

この流れを考えると、中国は一貫した地政学における大陸国家の常套戦略のそのもの。
こう考えると地政学のいろはのロ、大陸国家覇権と海洋国家覇権は両立せずで
直接的な通商航路の確保目的の南裟諸島とは違った意味の、尖閣は初めから
進出する意図なんかさらさら無く、本筋=大陸の影響をさらに強める、から
目を逸らす為の偽装工作にも見えてくる。

日本は、中国のシグナルを様々な局面で読み違えてないか、今一度
検証すべきなんだろうが、分析するのが一面で捉えない石頭ばかり
だから無理か。けれども中国の本心を読み違えていたら、かける労力の
ほとんどを無駄に浪費させられることになる。


06. 2015年4月06日 16:09:47 : 2GJZ0tYGHw
中国の本心がユーラシア大陸の覇権の確保だと仮定したら
そもそも尖閣を先端としたグアムまでの海域確保は、中国にとっては
最初から実現不可能ないしは絵空ごとであって、相手がそこに強固な
防衛拠点を築いても一向に影響が無いことに。(空母を持ったとしても
せいぜい黄海をウロウロするだけ)
むしろ中国にとっては、日本がモンゴルなどのユーラシア内陸国と手を
結ぶことのほうが脅威になるのかもね。

そして、このまま日本は路線修正せずに「自由と繁栄の弧」なんて戦略を続けて
いても、大陸利権(シベリア高速鉄道の高速化やら超大型プロジェクトが多い)
から完全に閉め出され、周辺国の海洋でちまちまとやっていくだけになるのかも
しれない。もっといえば中国にとって、日本は出費が増えて(尖閣周辺の防衛)、
収入は増えない(大陸におけるインフラ建設の締出)という状況を作り出したか。


07. 2015年4月06日 18:10:38 : knHiEyjs3U
なぜ日本の立ち位置で「自由と繁栄の弧」の海洋国家戦略を立てても効果が無いあるいは
薄いのかは、地政学で解いても容易なこと、
それはアメリカがすでに強力な海軍を備えた海洋覇権国だからである。
中国はあくまでも大陸覇権国を目指すのであれば、米中ビッグ2による
「太平洋2分の計」も怪しいことになる。
米中間に挟まった日本は、大陸国家の中国にも削られ、海洋国家のアメリカにも
削られる。こういった狭間国家はいずれは歴史から消えていく運命にあるとしても
本来、韓国などの中小国が採ってたバランサー戦略(韓国が今、積極的にバランサー外交を
やってるようには見えないけれども)が、世界史上歴史的にみても効を奏するものだけれど、
片側にそれも強固に結びつけば溶けて無くなるのは早い。

ひとたび大国間のバランサーを採用すると決めれば、
通商国家と親和性が高いのである。
貿易・金融・経済協力といった類のものには、誰が胴元だとか制度がどうのと
嫌をいわずに何重にも結ぶことが担保だとして、火傷覚悟で飛びつかなければならないし、
全方位に土下座外交・宥和外交を基本とし、しかし同時に大国同士を離したり、
あるいは仲介したり商人国家としての狡猾さも備えなければならない。
しかし現状の目指す方向は、まったく別方向の、片側にウエイトを置くばかり
の単純でマッチョ路線なのだから、国家が溶けて無くなるのは早まるのだろう。


08. 2015年4月07日 07:16:29 : 5VNX5jZmtM

あの手この手の毒まんア銀行勧誘。
狙いは日本の金。


09. 2015年4月07日 07:24:31 : PfSWWHd2LQ
> 英国の裏切りで骨折り損

英国は独立した国だから裏切りも何もないだろ
イラク戦争では、米国の戦争屋に追随して痛い目にあっているからな

日本は、国益を考えない財務省・官僚、安倍など政治屋が
権力にいる異常な国だ


10. 2015年4月07日 08:33:17 : ccIS8RZkoE
イギリスはアメリカが派遣した見せ球。



11. 2015年4月07日 09:55:46 : 73ZDEKp9v2
日本の馬鹿マネーをどうしても参加させたい、
その為のアジア銀行参加祭りだ。


12. 2015年4月07日 19:55:58 : c0nwsSnQaw
アメリカと中国のバックは、同じグループが仕切っている。右手でドル、左手で元。全然、対立も矛盾もしていない。わけもなく、うろたえ、右往左往しているのはノミの脳と目をもつ日本だけ。

13. 2015年4月08日 00:51:25 : iMTU6c0T42
> 中華覇権の衝撃


なにが衝撃なんだ
世界の約5人にひとりが中国人なんだから当たり前よ
冷静に受け止めるべきよ


14. 母系社会 2015年4月08日 01:05:50 : Xfgr7Fh//h.LU : 8Bb4Y0HWg6

>>01さん

>別に新しい国際金融機関ができても日米が苦労するものではない。利益の
>おこぼれに預かりにくいだけのこと。

では、なぜ、日米はAIIB設立を必死に妨害したのでしょうか?

●現在の世界の外貨準備高は約12兆ドルで、その内の3分の1の
約4兆ドルは中国が保有している。(日本は2位で、約1,2兆ドルも
あるのだが、どういうわけか活用できない)

そして、当初中国は、この約4兆ドルもの資金を、既存の米国が主導する
「世界銀行」や日・米が主導する「アジア開発銀行」経由で融資しようと
した。だから、別に米国や日本に挑戦しようとしたのではない。

日米が主導する「アジア開発銀行」(ADB)の試算では、約10年間の
アジアへのインフラ投資額は推定8兆ドル(約1000兆円)で、米国が
主導する「世界銀行」と「アジア開発銀行」だけでは賄いきれない。

日・米は、融資する資金がないのに、中国がNO2の実力を得たという
「不愉快」かもしれないが、無視できない現実を直視する勇気が無く、また、
中国の影響力が高まるのを恐れて「アジア開発銀行」へ増資を断ったので、
仕方なく中国とアジアの開発途上国は相談して、AIIB設立へと動いた。

●すると、何と米国は問答無用の強圧的態度で、各国に圧力を掛けた。それで、
EU諸国は米国と話しても無駄と判断して、米国と事前の相談をすることなく
参加を表明し、米国も日本も大ショック。その結果、米国が公然と英国を批判
するという前代未聞の事態となった。正に3月末日は歴史が変わった日だった。

★★つまり日・米は、インフラ整備で、少しでも豊かになりたいという途上国
の切なる希望をよりも、公然と自国のエゴを優先した。だから、安倍は血税で
あるODA援助の成果を無にしたので日本に莫大な損害を与えた。

★★そして、日・米は、味方であったアセアン諸国を、わざわざ敵にして
しまったのである。中国やアジア諸国がAIIBを設立して、日・米と敵対
せざるを得ないように仕向けたから。

★★しかも、その戦いに敗れたので、自滅したのであり、自らの衰退ぶりを、
世界に公然と示してしまった。イラク戦争以上の大失態で、アホという
他ない。

★★日・米は中国の「アジア開発銀行」へ増資を認め、「アジア開発銀行」が
資金を供給するシステムを構築すべきであった。そうすれば、日本と米国は
影響力を維持しながら、アジア諸国のインフラ整備も出来たのである。
   
●中国が米国のような覇権国を目指すなら、中国が単独で運営している
「シルクロード基金」を通して行うはずであり、これなら、2ヶ国間で交渉が
行えるので、中国を利する様々な条件付きの融資が可能である。

つまり、AIIBで融資を行うのは、中国は、AIIBを公平・公正に運営し、
米国のような謀略や暗殺を駆使する覇道国家ではないと示し、米国に替わり
得る未来のG1国家としての信頼を得るために、わざわざ、AIIB経由で
融資をしようとしているのだろう。

既に中国は、アフリカでは、南アのケープタウンからエジプトのカイロまで、
1万5千キロの高速道路を造り、ブラジルの輸出先NO1。中国は独裁者らに
ネコババされない現物供与型の援助で、圧倒的な信頼を得ているし、南米諸国
とも強い絆がある。だから、残りはアジアやユーラシア、EU諸国から信頼を
得ることを目指していると思われる。正に「信無くば立たず」を目指している
のである。

★★だから、やがて米国も経団連も断を下し、日米はAIIBと協調するよう
になる。すると、「新シルクロード」構想は陸だけでなく、海の構想もあるの
で必然的に、安倍の「シーレーン防衛」、「中国包囲」政策は破綻する。

●中国は、グローバルな自由貿易を利用して急成長したので、今の国際秩序を
破壊するような自滅的なことはしない。

中国が、南シナ海で強硬な理由は、ロシアにとってのオホーツク海のような、
中国の戦略ミサイル潜水艦の安全な活動海域の確保が狙い。というのは、
地上配備のICBMは奇襲に弱く、実際には報復用のICBMとしては役に
立たないから。それで海南島に中国最大の潜水艦基地がある。

AIIBの問題は、日本の運命を決する重大な問題である。ネトウヨたちは、
日本はアジアの一員であることを自覚し、安倍の中国敵視政策は、欧米勢力の
アジア分断政策であることを認め、欧米のアジア分断支配に抵抗すべきだ。

★2014年の自動車 販売台数 国別ランキングは下記の通りで、中国がNO1。
こうなっては米国の自動車メーカーも中国市場を無視できず、万一、中国市場
から締め出されたら、米国の自動車メーカーでさえ終わりです。日本は、
もちろんだが、米国でさえも中国に配慮するしかないのが実情。

★2014年 世界の自動車 販売台数 国別ランキング

1 中国     23,491,893
2 アメリカ   16,841,973
3 日本     5,562,887
4 ブラジル    3,498,012
5 ドイツ     3,356,718

★IMFの発表だと、既に昨年、中国のGDP(購買力平価)は
米国を抜いた。

中国政府は「人民元」の通貨レートを低く誘導しているので、
中国のGDPは、米国のCIAも「購買力平価」で比較している
ように、「購買力平価」で比較しているた方が正確。ただし、
総合力で中国が米国を抜くには、後20年前後は必要だろう。

中国は、バブルが弾けようが弾けまいが、やがて確実にG1に
なる。なぜなら、紙幣は印刷物であり、共同幻想的な権利に
過ぎず、実際に富を産み出し、増大させるのは労働力だから。

GDP based on PPP valuation
Current international dollar (Billions)

1 中国       17,632

2 アメリカ合衆国  17,416

3 インド      7,277

4 日本       4,788

5 ドイツ      3,621

★IMFによると4年後の2019年には、米国のGDPは約22兆ドルで、
中国は約27兆ドル。そして日本は約5.5兆ドルだから、4年間で中国は
日本のGDPと同じくらいGDPを増やし、日本の5倍になる。

ソース: IMF World Economic Outlook, October 2014

@世界の自動車 販売台数 国別ランキング
http://www.globalnote.jp/post-11249.html

AWorld GDP Ranking 2015 | Data and Charts
http://jp.knoema.com/nwnfkne/world-gdp-ranking-2015-data-and-charts

B5年後、日本のGDPは中国の5分の1 ‐アジア地域連携経済圏の形成か‐
http://money.minkabu.jp/48161

C(AFP)孤立する米国、中国主導のAIIBで変わる世界構図
http://www.afpbb.com/articles/-/3043797

D(英フィナンシャル・タイムズ紙)
中国主導のインフラ銀行を拒絶する愚
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43312

E再論:アジアインフラ投資銀行 (AIIB)
http://blogos.com/article/95230/

F(NHKのビデオ「TED」)
<中国は新興経済の期待の星なのか>
https://www.ted.com/talks/dambisa_moyo_is_china_the_new_idol_for_emerging_economies?language=ja

Gパワーアップする「中国」のアフリカ政策 - 平野克己
http://blogos.com/article/105920/


15. 2015年4月08日 02:26:13 : 5VNX5jZmtM
上杉隆の「ニューズオプエド」に経済評論家の須田慎一郎が出てたのを見た。
彼によると英仏によるIMFや世銀でのあまりにも独りよがりなアメリカへの
反発が加入の動機になった説、を披露してた。

やはり欧州の伝統国の嫉妬は怖い。

英仏vs米の対立構図といえば、スエズ危機&中東戦争でアラブ諸国とイスラエルが
戦ってる合間での、基軸通貨の交代劇が想起され、その仕返しの意味を付け足して
おきたい。

アメリカは世銀+IMF+AIIBを束ねたような、
包括的な枠組み作りで巻き返しを狙ってるようだけれど、どうなりますやら。


16. 2015年4月08日 06:45:04 : gpBtlQpWh2
彼によると英仏によるIMFや世銀でのあまりにも独りよがりなアメリカへの
反発が加入の動機になった説、を披露してた。>

幼児向け、
随分可愛い説だな。

英仏米とIMF、世銀は皆お仲間どうし。


17. 2015年4月08日 10:45:29 : ZCwQEFDZes

アジアインフラ投資銀行の設立

は衝撃だよね。

何も想像できない政治家ならおわってる〜


18. 2015年4月08日 18:53:43 : RQpv2rjbfs
女賢しゅうして牛売り損なうってことですね。
単に2国間関係を普通に良好に保つためするべきことをすればよかった話。政府の基本方針がそもそも間違っている、友好より対立を望んでいるとしか思えない。

石原や安倍は中国や韓国にけんかを売ってなにを訴えたいんだろ。日本人のほうが韓国中国人より優れているとでも言いたいのだろうか。

こんなことをやってると、世界から孤立するぞよ。


19. 2015年4月08日 22:37:55 : p9B89YgNYw
どちらに回っても日本は食い物にされるだけ、
米中ともに日本の郵貯資金を食い物にしようとしている。

米中ともにグローバル化の世界でしか生きられない国、
他国の資源財産を奪うことで成り立っている。

アメリカの庇護の下財産を蓄えた日本だが
全てを奪いつくされる勢いになっている。

資本主義自由貿易体制では、外国と日本の差はなくなり、
完全な階層社会になる。


20. 2015年4月09日 17:32:26 : RELZVfXqNQ
最初からどうあがいても、あのアホ内閣では無理なのですよ。
どうあがいても負け確定、何せアホですので。
東条内閣並みのアホに国際戦略等、期待するだけ無駄です。

21. 2015年4月09日 22:10:50 : nUiPBSGZJU
今から考えれば、ウィリアム王子が来たのも、メルケルが来てアホを煽って
帰って行ったのも、「アホが世間で言われているように、本当にアホなのか?」と、
探りを入れに来たんじゃないでしょうかね?
実はアホな振りして、出し抜かれているんじゃないかと確認しにきたのでは?
それで、ドイツに至っては戦前からの付き合いもあるから、
今から考えればミエミエの、通例ならわざわざ言わない、
「周辺国とはよく話し合って仲良くした方がいいですよ」とまで言わせて、
それに逆切れで答えたのが、わが国のアホとという事でしょう。
両者は「こいつら本当にアホだ」と、確信してAIIB参加を決めた事でしょう。

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