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シード社のプレミアム・コンタクトレンズ(C)日刊ゲンダイ
シードのコンタクトレンズ 「遠近両用」と「使い捨て」で急伸 このヒット商品と会社のヒミツ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/158631
2015年4月4日 日刊ゲンダイ
「プレミアム・コンタクトレンズ」と称して展開するシードの遠近両用コンタクトレンズに注目だ。ハードタイプ2品、ソフトタイプ2品(2週間交換型と1日使い捨て型)の全4品が揃う中、特に好調なのが1日使い捨て型。初期老視に対応したきめ細かな度数のレンズは2012年の発売以来、右肩上がりに売り上げを伸ばし、プレミアム・コンタクトレンズ全体を盛り上げている。
使い捨てと遠近両用。この組み合わせがカギである。
シードが国産初の2週間交換型のソフトコンタクトレンズを発売したのは04年のこと。09年には1日使い捨てタイプも発売し、以来、国産メーカーとして、常に日本人の瞳を考えたレンズ開発を続けてきた。一方、遠近両用は94年に発売したハードタイプがはじまりだ。
当時、遠近両用の市場は未成熟。コンタクトレンズ世代はまだ若く、老眼世代への普及はあまり進んでいなかったが、使い捨て型でデビューした若者たちも年を重ね、初期老視化を迎える40代に。そこで10年、遠近両用でも、2週間交換型のソフトレンズ「シード ツーウィークピュア マルチステージ」を投入し、12年には1日使い捨て型の「シード ワンデーピュア マルチステージ」も発売する。いずれも国産初の展開だったが、大きく伸びたのは1日使い捨て型。一気に主力に躍り出た。
「コンタクトレンズの装用人口はワンデータイプにシフトしているにもかかわらず、遠近両用の市場は2週間交換型が主流で、1日使い捨てユーザーのニーズに十分対応できていなかった」(営業企画部の海津雅彦氏)
つまりは狙いどおり。そもそもコンタクトレンズの市場は常に20〜30代が中心で、40〜50代になると装用率が下がる。老視の自覚とともに使用をやめてしまう人が多いためで、業界にとって深刻な問題となっている。
「少子化でつけはじめる人が減っていく中、卒業する人も多くなればマーケットは縮小してしまうため、通常の(近視・遠視用)コンタクトレンズからシフトしやすい設計を意識したワンデータイプを投入した」(海津氏)
初期老視に対応した度数刻みを持つレンズは、遠くも近くも自然に見える。人気も納得だ。コンタクトレンズ世代の高齢化により、遠近両用ニーズはさらに拡大の気配。国産メーカーならではのきめ細かな商品開発は今後も続く。
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