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角ハイボールCMイベントでの井川遥(左)(C)日刊ゲンダイ
いきなり2割値上げ ブームのウイスキーは高嶺の花になる
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/158593
2015年4月3日 日刊ゲンダイ
酔いもさめる。というか、夜の飲食業界に激震が走っている。
ウイスキー国内最大手のサントリースピリッツが1日から、国産ウイスキーの「山崎」や、輸入スコッチの「ザ・マッカラン」など39品目を最大で25%も値上げした(別表参照)。
サントリーの高級国産品の値上げは08年9月以来6年半ぶりで、円安による原材料費や輸入価格の高騰などを理由に挙げている。もうこれ以上、コストアップの影響を企業努力だけで吸収するのは難しい状況、ということらしい。
東京・銀座のバーテンダーは、こう言ってタメ息をつく。
「さすがに2割アップというのは、これまで聞いたことがない。バーテンダー同士でも『値上げせざるを得ないね』なんて話しています。そもそもチーズなどの食料品も高騰していますし……」
■“角ハイ”ばかり飲まれると…
もっとも「角瓶」などの大衆ウイスキーは価格据え置き。「もっぱら居酒屋ハイボール」というサラリーマンはひと安心かと思いきや、そう単純な話でもなさそうだ。
「1本(700ミリリットル)から20杯ぐらいつくりますが、山崎12年で1杯200〜300円、店によっては500円ぐらい上げるかもしれません。かといって、『角ハイボール』の料金を据え置いて、安いお酒ばかり飲まれても、商売上がったりです。便乗のつもりはありませんが、ウイスキー全体の料金をアップする流れになるでしょう」(銀座の別のバーテンダー)
NHKの朝の連続ドラマ「マッサン」のおかげで追い風に乗った“ウイスキーブーム”にも影を落としそうだ。
もちろん、値上げしないで頑張るという飲食店もあるが、苦しい。
「これ以上、客足が遠のいたら困る。でも利幅の薄いウイスキーを出せば出すほど、経営は苦しくなる。地獄です」(歌舞伎町の飲食店関係者)
客が泣くか、店が泣くか。いずれにせよ、泣くのは庶民だ。それもこれもすべて、アベノミクスの円安政策のせいじゃないか。
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